美白美容液は20代から使ってOK? 上手な選び方と使い方
はじめに
20代や30代など、年代に関わらずお肌のお手入れは念入りに行いたいもの。肌荒れやニキビを防ぐのはもちろんですが、特に美白ケアは、できるだけ若いうちから始めた方がよいともいわれます。
美白用の美容液や化粧水にはたくさんの種類がありますが、ランキングなどで人気のものはデザインも落ち着いていてお値段も張り、なんとなく30代以上向けの商品が多いイメージです。
美白用のものに限らず、美容液自体にシミやシワ、たるみといった年齢を重ねるごとに増える悩みを解消する、大人のスペシャルケア用アイテム、というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
20代の美白ケアに美容液を取り入れるには、年代ごとの肌の特性を理解して選ぶことが大切です。今から使える美白美容液の上手な選び方や、注意するポイントなどについて、20代前半と後半に分けてご紹介していきます。
美白と合わせてケアしたい、20代前半の肌悩み
20代前半ごろの肌はまだまだ皮脂の分泌が活発で、ニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみといった悩みが多い年代です。また、経済的にも余裕がなく、あまり高価な化粧品は手を出しにくい年代でもありますね。
ポーラ化粧品が2015年に、首都圏の15才から74才までの女性1,800人を対象に行ったアンケートによると、20代前半女性の6割近くが、ニキビや吹き出物についての悩みを持っているという結果が出ています。
ニキビや吹き出物の悩みに次いで多かったのが、毛穴の詰まりや黒ずみに関する悩みです。シミやシワについての悩みはまだ少ないけれど、この時期は過剰な皮脂による肌の悩みが切実な年代といえそうです。
美白プラスアルファの効果がある美容液を
ニキビを放っておくと炎症を起こしたり、シミの原因になることもあります。美白美容液を選ぶなら、皮脂の分泌を抑えるオイルコントロール効果のあるものや、さっぱりタイプの美容液を選ぶことで、ニキビと美白ケアの両方をカバーしましょう。
ニキビや毛穴の詰まりもケアできるものとしては、美白と皮脂コントロールの両方にはたらくビタミンC誘導体配合の美容液や、アクネケア用の薬用ホワイトニング美容液などがおすすめです。
いくら効果の高いものでも、値段が高いと継続して使いづらくなるので、お財布と相談して続けやすい価格のものを選ぶようにしましょう。
美白の効果が高いから、人気だからといってこっくりとしたオイリーなタイプの美容液を選んでしまうと、肌の皮脂が過剰な状態になり、毛穴の詰まりやニキビが増える原因にもなりかねません。ランキングだけを過信せず、自分の肌の状態に合っていると思うものを選ぶことが大切です。
20代後半はシミ・くすみ対策も視野に入れよう
同じくポーラ化粧品の調査によると、20代後半の女性は突出した悩みがなくなる代わりに、肌荒れや毛穴の開き、ニキビについての悩みが4割ずつと、肌の悩みが分散する傾向がみられました。皮脂の分泌がやや落ち着いてくる20代後半では、肌の悩みも個人によって差が出てくるようです。
乾燥肌や脂性肌、敏感肌といった自分の肌質を理解して、毎日のケアに美白美容液を取り入れていきたいもの。オフィスワークが多い場合はエアコンによる乾燥対策や、外回りが多い仕事なら紫外線対策など、20代後半は仕事の環境に応じたケアも必要になってくる年代です。
また、それまでは2割に満たなかったシミに関する悩みが、30代前半になると急に3割を超えてきます。透明感やくすみといった悩みも、30代にさしかかると急に増えてくるのです。
20代後半は美白ケアに取り組みつつ、くすみやシミを防ぐことも視野に入れたいところです。
美白と保湿のダブルケアで30代にそなえよう
シミができる原因は、紫外線によってメラニン色素が作られることに加えて、肌のターンオーバーが正常に行われずメラニンが蓄積されることにあります。シミやそばかすを防ぐためには、紫外線をしっかりとカットして肌を健康に保ち、代謝を促すことが大切です。
肌の代謝を促すためには、肌に水分を与えて浸透させる保湿ケアが欠かせません。乾燥が気になったり、透明感がなくくすんできたような気がしたら、美白にプラスして肌へのうるおいもキープしてくれる美容液を選ぶのがおすすめです。
経済的に余裕があるなら、美白美容液だけでなく、美白化粧品をライン使いしてみるのもよいでしょう。カウンターコスメデビューや、クリニックでカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。この時期には本格的に美白ケアと保湿に力を入れて、30代へそなえましょう。
まとめ
20代後半から30代前半にかけての女性は、就活に加えて恋活に婚活など、人生のさまざまなイベントが起こりやすい時期です。しっかりと肌のケアを行って万全の体制を整え、肌も人生も美しく輝いていきたいですね。