なぜ童顔の人は急に老けるの? 実年齢よりも若く見えるからシワが目立つ
はじめに
安達祐実は今36歳だそうですが、いつまで経っても老けませんよね。「同情するならカネをくれ!」と叫んでいたころとちっとも変わっていません。お人形さんのような愛らしい童顔です。とても2児の母親とは思えません…。まさに童顔女子の希望の星です。
30手前の童顔の皆さん。そして30を超えた童顔の皆さん。最近、若さをキープできていますか?
いつまでも若々しくて、年齢よりかなり下に見られる童顔さん。しかし童顔のオバさん化はある日突然訪れると言われてています。
なぜ童顔さんは急に老けるのでしょうか。童顔さんの特徴や、急にオバサン化する原因を探ってみました。
童顔とは
世界には3種類の人がいます。老け顔の人、年相応の人、そして童顔の人です。童顔は年齢より若く(幼く)見える顔立ちをさします。
童顔と言われる人には共通点があります。輪郭が丸めで凹凸が少なく、顔のパーツ全体が下に寄っていること。そして黒目がちな丸い目であることです。
これらの特徴はすべて赤ちゃんや幼児と同じです。赤ちゃんはまるまるぷっくりとしていて、成長とともにアゴが発達し、顔が長くなっていきます。日本の成人女性は顔の横幅を1としたとき、縦幅がだいたい1.4くらいになります。縦幅が狭く丸顔の人は幼く見えます。
目の位置も顔の印象に大きく影響を与えます。目の位置が高い(頬が長い)ほど大人びた顔立ちになります。逆に目の位置が低いと幼く見えます。クリッと丸い目が低い位置についている人は童顔で、実年齢より若くみられます。
さらに顔に凹凸が少ない人も童顔に見えます。日本人(アジア人全般)が欧米人と比べて若く見られるのは、彫りが深くないからです。生まれて数年はアジア系の子供もその他の子供も顔立ちの差はあまりありません。しかしどんどん目鼻立ちがくっきりしていく欧米人と違って、アジア系の人は子供の特徴を持ったまま大人になります。これをネオテニーといいます。
童顔(子供の顔)を可愛らしいと感じるのは、生物の本能です。人間も動物も赤ちゃんはみんなかわいい外見をしていますよね。守ってあげなくちゃ、という気持ちを周囲に起こさせることによって生き延びるのです。
なぜ童顔は急に老けるの?
20代になっても未成年と間違われたり、30を超えても新卒と似たような扱いを受けたり、なにかと若く見られる童顔さん。しかしかつて童顔だった人たちは口をそろえて「童顔は急に老ける」と言います。
筆者の同級生にもパッチリとした目が印象的な童顔女子がいるのですが、久しぶりに会ったらギョッとするほど老けていました。本人も自覚があって「覚悟はしてたけど、若く見られていた分キツい」と苦笑していました。特に老け込むようなことはなかったそうです。なぜ童顔の人は急激に老けるのでしょうか。
目が大きいからシワが目立つ
童顔の人はもれなく大きくてパッチリしています。愛くるしく魅力的です。しかし人は生きている限り瞬きをするので、いつかは目元にシワができます。目が大きいとシワができやすく、目が大きいゆえにシワも目立ってしまうのです。
頬が垂れる
ほうれい線やマリオネット線はオバサン顔の特徴です。童顔の人は丸顔で頬のお肉が垂れやすく、垂れると即ほうれい線・マリオネット線ができてしまいます。同じ速度で老化していても、シャープな輪郭の人に比べると、一気にブルドックのように輪郭が崩れます。
若く見られていた分のギャップ
童顔の人は生まれてこのかた年齢以上に見られたことがないでしょう。若い、可愛いと言われ続けてきたと思います。それがコンプレックスで大人っぽいメイクでごまかしていた人もいるはず。
毎日見ているからこそ、自分の顔の変化に人はなかなか気づけません。でも周囲は気づきます。以前の年齢より若く見えていたときを知っているとなおさらギャップを感じます。シワの有無で、実年齢―5歳から実年齢+5歳に変化するだけでなく、その落差で必要以上に老けて見えるのです。
特に童顔だからと若いころから服装やメイクのテイストを変えていない人は、老化におそわれたときに対応できず、評価が若々しいから若作りに変わってしまうこともあります…。
童顔さんが若さを保つために
それでは童顔の人はどうすれば急激な老化に対応できるのでしょうか。
エイジングケアを怠らない
童顔の人は自分が老けやすいかもしれないと覚悟して、若く見られている間も油断せずにエイジングケアを行いましょう。シワができやすく目立ちやすいとはいえ、きちんとケアしていれば老化の速度はゆっくりになります。
頬や口周りの筋肉を鍛える
頬肉が垂れてほうれい線やマリオネット線が目立つと一気に老け見えします。日頃から顔の筋肉を鍛え、フェイスマッサージをしておきましょう。丸顔でも輪郭がシャープなままなら若さをキープできます。
メイクやファッションを見直す
見た目年齢に合わせて若い格好をしている人は、定期的にメイクやファッションのテイストを見直しましょう。好きなものを着ればいいとはいえ、年齢が顔に現れたときに若々しすぎる格好をしていると、「娘の服を借りているお母さん」のような印象になってしまいます。
まとめ
童顔の人が老けやすいのは事実ですが、それは印象の落差によるものが大きいです。どんな顔の人も老ける速度は変わらないのですから、日頃からエイジングケアに勤しむことで、安達祐実のように長く若さを保つこともできます。全国の童顔さん、頑張ってくださいね!