二の腕も太ももも隠せばOK! プールダイエット用水着の選び方
太いから水着はイヤ!
ヒトの身体は脂肪を燃焼させるときに酸素を必要とします。贅肉を引き締め、美しいボディラインを維持するためには有酸素運動が不可欠です。30代にさしかかるころから基礎代謝が顕著に下がって痩せにくい体質になるので、有酸素運動の重要性はますます高まっていきます。
有酸素運動とはウォーキングやランニングのような、長時間続けられる負荷が低めの運動をさします。負荷が高くなりすぎると無酸素運動になってしまいます。負荷の度合い(運動強度)は体力によって違い、また、「キツい」「辛い」「しんどい」と感じるラインも人それぞれです。
ダイエットにおいて、水中ウォーキングや水泳は非常に効果の高い有酸素運動です。とくに水中ウォーキングは泳げない方を含めて万人にオススメできる優れたエクササイズです。
というのも水には浮力があるため、体重が重くても膝や腰の関節にかかる負担が軽減されます。それでいて水の圧力や抵抗がかかるので、普通にウォーキングするよりも負荷を高めることができます。全身の筋肉を動かしやすいというメリットもあります。
……というようなことは、ダイエッターなら当然ご存知ですよね。でも、太っているのに水着なんて着たくない、着られるわけがないと思ってしまうのが女心というものです。ビキニは論外にしても、スクール水着や競泳水着のようなワンピースタイプでもぽっこりお腹が目立つので、とてもではありませんが着られません。
しかもムダ毛の処理もちゃんとしておかないといけません。永久脱毛していない方は、面倒ですよね。
水着がネックになってプールに行けないのはもったいないです。競泳水着のようなガチっぽいもの以外にも、エクササイズ用水着はたくさんあります。この記事ではプールダイエットにうってつけの、エクササイズ水着の代表的なタイプをご紹介します。
エクササイズ用水着で体型カバー
スポーツ用の水着といえばどんなものを思い浮かべますか? 小学校のころ着ていたスクール水着でしょうか。それともオリンピックの選手が着ているような競泳用水着でしょうか。男性選手が着ているスパッツ状のものもありますね。
競泳タイプは案外露出度が高い
動きやすさと泳ぎやすさを追求した競泳用水着は、ワンピースタイプながら露出度が高いです。例えば背中に水が溜まらないよう大きく穴があいていますし、足の動きを邪魔しないようハイレグになっているものも多いです。
スクール水着に近いタイプは、競泳用水着よりも露出は少なめですが傾向は同じです。胸から下の胴をしっかり覆ってくれますが、ピッタリしている分ぽっこりお腹が目立ってしまいます。
ダイエット目的なら水の抵抗が強くても問題ない
水中ウォーキングするだけなら、水の抵抗について考える必要はありません。むしろ抵抗が大きいほうが、適度に負荷が増えてちょうどいいくらいです。動きにくくない程度に布面積が広くて、贅肉がついている部分を隠してくれる水着、それが「エクササイズ用水着(フィットネス水着)」です。
ダイエットするために速く泳ぐ必要はありません。水の浮力と抵抗を最大限利用して運動すればいいのです。ザブザブ泳ぐわけではないから、セパレートタイプでも構いません。アクアビクスのような複雑な運動をしないのなら、スカートやヒラヒラした布地がついていても大丈夫です。
スポーツショップやネット通販で買える!
エクササイズ用水着は、動きやすさよりも体型のカバー力や着脱のしやすさを重視して作られています。つまり普通の服に近い形のものが多く、ファッショナブルなアイテムもあります。
ダイエッター向けに大きい方にサイズ展開が豊富なことも特徴の1つです。スポーツ用品店でも買えますが、ネット通販ならじっくり選べますし、水泳帽やゴーグルなどとセットになっているものも販売されています。
タンクトップ+スパッツタイプ
エクササイズ・フィットネス水着の中で最もオーソドックスなのが、タンクトップとスパッツが組み合わされたタイプです。腕の動きが制限されないので、アクアビクスに向いています。スタイリッシュでスポーティーなデザインが多めです。
たいていの場合、タンクトップには前締めのファスナーがついていて、濡れた水着でも楽に脱ぐことができます。
バスト部分にはパッドが縫い付けられています。バストサイズが普通~小さめの方なら単体で使えます。バストが大きめの方や、揺れが気になる方は別途専用のインナー(水中用スポブラ)を購入してください。
半袖+スパッツタイプ
上着がタンクトップではなく半袖になっているタイプは非常に人気があります。二の腕のお肉をカバーできるだけでなく、脇の処理が完璧じゃなくても着られるからです。
着脱方法はタンクトップ+スパッツ型と同じです。上着とスパッツが重なるウエスト部の両サイドにはスナップがついています。両側をパチンと止めることで、上着の中に水が溜まってもズレたりめくれたりしません。
タンクトップ型と同じように、バスト部分にパッドが入っています。しかし構造上タンクトップ型よりもぴったりしていないので、気になる方はインナーを購入してくださいね。
袖がついている分、普通の服のように胴部分にも余裕ができ、かなり体型がごまかせます。縦のラインを強調する柄を選ぶとよりスタイルがよく見えます。
スカート付きでお尻もカバー
スパッツや短パンタイプの水着の上にスカートをはくと、お尻や太ももの付け根部分を隠せます。
元からセットになっているものもありますし、後から買い足すこともできます。上の写真のセットはスパッツが膝上丈ですが、もっと短いものを選ぶと女性らしさを強調できます。
スパッツの上にスカートを重ねてはき、上着をかぶせて両サイドのスナップで止めます。3点をしっかり止めておくことで、上着やスカートが水をはらんでもめくれにくくなります。
泳ぐのにはやや不向きですが、水中ウォーキングなら問題ないでしょう。
長袖+ミニスパッツ+ミニスカートの構成でカラフルなものは、チアリーダーの衣装のようにかわいいです。スカート付きの水着は、暗い色を選ぶと布が多い分太く見えてしまうことがあるので、少し派手だと感じるくらいのものがちょうどいいと思います。
水泳帽とゴーグルも忘れずに!
民営のスポーツジムでも公営プールでも、大勢の人が利用する場では水泳キャップを被るのがマナーです。場所によっては規則でキャップがない人は泳げないと決められていることもあります。
あらかじめキャップもセットになっているものを購入すれば安心です。
少しでも泳ぐ予定がある方はゴーグルも用意しておきましょう。エアロビクスにも使えますし、公営プールならはしゃいでいる子供があるので、ウォーキング中でも使う機会はあります。
もちろん水が顔にかかったらその都度手で拭えばいいのですが、プールの水が目に入ると結膜炎を起こすことがあります。もちろんどのプールもできる限り清潔に保たれていますが、用心するに越したことはありません。水でコンタクトが流されるのを防ぐこともできます。
素敵な水着が似合う女を目指そう♡
水中ウォーキングやアクアビクス、スピードを追求しない水泳はダイエット効果が非常に高い有酸素運動です。身体に大きな負担をかけずに負荷の高い運動ができます。基礎代謝が低下している20代後半~30代以上の女性や、運動習慣のない方に向いています。
水着が恥ずかしいからといってプールや水中エクササイズをためらうのはもったいないです。2018年現在、コンプレックス部分を上手にカバーしてくれるエクササイズ用水着(フィットネス水着)は安く手に入ります。
セパレートタイプなら着脱も簡単です。ファッショナブルで明るい色が使われている水着なら、万が一水中で動けなくなったときも目立つので見つけてもらいやすくなります。痩せ体質に生まれ変わりたいなら、エクササイズ水着を着てプールダイエットに励みましょう。
バカンスの季節までにダイエット成功すれば、今度はあなた好みの素敵なリゾート水着が着られるようになりますよ!