Healthcare

汗をかかないのが原因? 夏バテ対策は涼しい時間の軽い運動がオススメ

Healthcare
夏バテになると動くどころか食べるのも億劫になりますよね。ダラダラ寝ていても治らないとわかっていても、しんどくてたまらないのだから、どうすればいいのかわかりません。でも実は、軽い運動こそが夏バテ対策になるってご存知ですか?

暑さも困るけど、クーラーも困る

引用元: https://pixabay.com/ja/

皆さん、元気ですかー!? 私は元気じゃないです……。軽い熱中症から回復しきらないうちに本格的に暑くなって、すっかり夏バテモードに突入しています。なんでこんなに暑いんでしょうね。ため息をつこうにも、吸い込む空気が熱くて肺が焼けてしまいそうです、ハァ……。

夏バテとは夏の暑さに負けて体力が落ちてしまう状態をさします。食欲が落ちて身体がだるくなります。若いころは「夏バテの食欲のなさを利用してダイエットしよう」なんて考えていた人もいたハズです(笑)大人になると代謝が落ちてリバウンドしやすくなるだけなので甘い考えは捨てた方がいいです。

夏バテにかかりやすいのは日頃から運動不足の人です。特に涼しいオフィスの中で一日中座ってPC仕事をしている人は要注意です。

熱中症を予防するためにクーラーは絶対に必要なものですが、クーラーの下で過ごす時間が長すぎると、外に出たときの気温の差に身体が対応できずバテやすくなります。

現代の夏は昔よりも暑くなっているのは間違いありませんが、現代人が夏に対応できなくなっているのもまた事実です。夏バテを防ぎ、体力を回復させるには適度な運動が必要なのです。

関連記事

現代人の汗をかく力が弱まっている

引用元: https://pixabay.com/ja/

汗は体温を下げるために必要不可欠なものです。ヒトの全身には汗を出す「汗腺」という穴があって、汗を分泌し、乾くときの気化熱を利用して体温を下げます。

ヒトは他の哺乳類に比べると回復力が高く、長時間の有酸素運動が可能です。例えば犬は人間よりずっと速く走れます。ジャンプ力もあります。でもマラソンランナーのように長時間走り続けることはできません。

暑くなるとひんやりとした場所にお腹をつけて、舌を出して「ハァハァ」と息を荒げます。犬は人間ほど汗腺が発達していないので、一度身体が熱くなるとなかなか回復できません。

人間は弱い生き物ですが、汗を自在にかけるから長時間行動ができるのです。

しかし現代人は汗をかく機会が少なくなっています。快適な暮らしを追求すると汗をかかなくなります。使わない機能は衰えます。汗腺も同じで、普段あまり汗をかかない人は、いざ体温が上昇してもうまく汗をかけないのです。

汗をかけないということは暑さに弱くなるということです。熱中症患者も増えますし、夏バテを起こす人も増えます。

日頃からスポーツをしている人や鍛えている人は、ちょっと運動するとすぐに汗をかきますよね。筋肉量が多いせいで熱くなりやすいという事情もありますが、汗腺を普段から使っているから体温調節機能が正常に働いているのです。

さらにデスクワークばかりで寝不足が続くと、自律神経が乱れます。自律神経の乱れは即心身の不調に結びつきます。適度な運動は自律神経を整えるのにもうってつけです。

ちなみに、普段汗をかかない人が急激に汗をかくと、老廃物が急激に排出されて臭くなることがあります。スポーツマンの汗が爽やかだというのはイメージではなく本当なんですね。

逆にオタクの集団が臭いのは、彼らが不潔にしているからではなく、久々に汗をかいたせいで老廃物が出てしまっているからだそうです。オタクじゃなくても、美人なお姉さんでも、普段汗をかかないで過ごしていると、汗をかいたときに臭くなりますよ!一週間ほど湯舟につかる生活を続けると、老廃物がほどよく抜けるので汗をかいても酷い臭いにはなりません。

暑い時間をさけて軽く運動しよう!

引用元: https://pixabay.com/ja/

暑さに強くバテにくい身体をつくるためには汗腺を動かして汗をかかねばなりません。まだバテてていない人も、すでに夏バテで参っている人も、軽い運動をするように心がけましょう。

といっても、特にすでにバテてしまっている人は動けませんよね。これ以上動いたら倒れそうですよね。わかります……筆者もそうです。毎日の通勤だけでぐったりです。

運動、と考えると辛いです。身体を動かす、と考えるのも辛いかもしれませんね。

まずはシャワー浴をやめて、ぬるいお湯につかりましょう。湯舟に浸かる気力もないのなら、洗面器にお湯をためて足湯でもかまいません。とにかく新陳代謝を上げることが大事です。

気分がよくなってきたら、夜や早朝など、比較的涼しい時間帯に軽く散歩から始めましょう。最初は近所のコンビニに行くだけで構いません。できれば風通しのいい場所を歩くのがベストですね。1分でも2分でも5分でも、自分のできる範囲でゆっくり歩いてください。

外に出ることに慣れたら、もう少し本格的にウォーキングを始めるといいでしょう。無理は禁物です。水分と塩分はしっかり補給して、運動をするというより「軽く汗腺を刺激してやる」くらいの気持ちが大事です。

家の近くに公営プールやジムがある人は、プールの中でウォーキングするのもいいですね。長時間でなければ身体が冷えすぎることもありませんし、関節に負担もかかりません。

家から絶対出たくない人は、踏み台昇降やエアロバイクでもいいですよ。もちろん最初は柔軟体操だけでもいいんです。ダルくてたまらないのはよ~~くわかりますが、夏中だるさと戦うより、ほんの少しだけ身体を動かす癖をつけるほうが絶対楽になります。

本来、汗をかく癖をつけるのは涼しい季節にやっておくべきことです。でももう夏が来てしまったので、今さらそんなこと言ってもしかたないですよね。こんな記事を書いておいて、筆者も全然運動できていないんですけど、仕事がひと段落するたびに腕を回す体操をしたり、腰をひねったり、身体を動かすようにしています。もう少し回復したら散歩します。

女性は夜遅くに1人で歩くのは危ないかもしれません。家族や彼氏、友人と一緒なら散歩のモチベーションも上がります。夜遅くより早朝の方が気温は低いです。犬好きの方なら、早朝のほうが散歩中のワンちゃんをたくさん見れますよ。

結論! 暑いときこそ体温を下げるために汗をかくべし!

引用元: https://pixabay.com/ja/

たぶん、ほんとうは夏バテしている皆さん、汗をかいたほうがいいってわかっていますよね。筆者もそうです。わかっててもダルすぎて動くのが億劫なんですよね。それもわかります。

でも、まだ夏は始まったばかり。涼しいときに軽い散歩をするほうが、秋までの辛い日々がマシになると思います。筆者も頑張るので、皆さんも一緒に頑張りましょう! 軽いウォーキングや、エアコンの効いた室内でできる踏み台昇降がオススメです!

夏バテ対策になる軽いエクササイズはコチラ
venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

の最新情報をお届けします

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。