吊革も持てる! ミョウバンで作る制汗剤で脇汗のイヤな臭いを抑えよう
はじめに
通勤電車に乗ると、「ウッ」と息の詰まるようなにおいが漂ってきます。横目で隣を見ると、汗染みの目立つ服をきたサラリーマンが吊革を握っていました。ただでさえ暑さで辛いのに、脇汗特有の臭いのせいで吐き気がします。しかも車内は満員で移動することもできません。よくあるスメハラですが、最悪です……。
夏になったら汗をかくのは自然なことです。汗をかく能力が低い人ほど体温調節がうまくできず、熱中症にかかりやすい傾向にあります。だから汗をかくこと自体は悪いことではないんです。
でも外出中はそんなにこまめに汗を拭くことができません。かいたばかりの汗はほぼ無臭ですが、時間が経つにつれ雑菌が繁殖し、臭いが強くなっていきます。
腋にはアポクリン腺があり、通常の汗よりも多くの成分が含まれていて、臭いが酷くなりやすいです。
制汗スプレーで汗を抑えることはできますが、スプレー代も馬鹿になりませんし、スプレーのガス臭も人によってはイヤな臭いに感じられます。
ミョウバン水なら安く手軽にオリジナル制汗剤が作れます。気づかないうちに嫌な臭いをまき散らして迷惑をかけないように、ミョウバン水制汗剤で気になる部分の汗を抑えましょう。
ミョウバンは日常生活の万能選手
私たちが普段目にするミョウバンは「焼きミョウバン」です。主に食品添加物として販売されていますが、防水・沈殿・防臭・制汗・収れん・殺菌など様々な効果を持つ成分です。
もともとは根菜やイモ類のアク抜きや煮崩れ防止に用いられてきましたが、最近は掃除や洗濯に使える「主婦の知恵」アイテムとして人気が高まっています。
ミョウバンの消臭・防臭効果は高く、ミョウバン水を吹きかけてトイレ掃除をすると独特のアンモニア臭も消えます。風呂場や流しの水垢やカビも落とすことができます。洗濯機を回すときにミョウバン水を入れると、洗濯物が乾きにくい季節でも生乾きの嫌な臭いを抑えることができます。
日々の生活で大活躍するミョウバンですが、元が食品添加物なだけあって、人が触れても悪影響がありません。腋や足をミョウバン水で拭くと頑固なニオイが取れるのです。
ミョウバンは100gが300円以下ととても安いので、市販の制汗スプレーを買うよりもずっと安上がりです。空き缶を捨てる手間も省けます。
ミョウバン水制汗剤の作り方
ミョウバンを水に溶かして作るミョウバン水だけでも、制汗作用と脱臭作用はあります。それにプラスして一工夫加えることで、より効果がアップし、使ったときの爽快感も上がります。
ミョウバン水の作り方
ミョウバン水は、水1.5リットルに対しミョウバンを50g入れることで作れます。ミョウバンは水によく溶けます。水道水を用いてもかまいません。水中の不純物はミョウバンを溶かしてしばらく放置すると沈殿していきます。
消臭効果を高めるなら緑茶カテキンやレモン汁
作ったミョウバン水を100円ショップや薬局で販売されているスプレー容器に入れて、腋や気になる部分にサッと吹きかけるだけで制汗剤としての効果が得られます。
さらに消臭効果を高めたい場合は、出来上がったミョウバン水にレモン汁を絞って入れたり、水の代わりに緑茶に溶かすといいでしょう。レモン汁は香りが爽やかですし、緑茶のカテキンは殺菌効果が高いのでミョウバンと併せると効果倍増です。
保存するときは冷蔵庫の中に入れて下さい。なるべく早く使い切ることをオススメします。緑茶で作った場合は腐りやすいので注意してください。掃除にも流用すれば使い切るの早いと思いますが、水500mlに対してミョウバン15gで少量だけ作るのもアリです。
まとめ
いかがでしたか?普段はさほど体臭がキツくなくても、夏場の脇汗は別です。自分ではわからなくても周囲にスメハラしてしまっているかもしれません。ニオイが酷くなくても、腋の制汗ができたらありがたいですよね。腋を清潔に保つことで、腋の毛穴が黒ずむことも防げるでしょう。安く簡単に作れるので、ミョウバン水制汗剤はオススメです。