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夏に貧血や立ち眩みを起こしやすい理由とは? 気温によって血圧や代謝は変化する!

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梅雨があけると気温が急上昇します。毎日のように最高気温が30℃を超える真夏日や熱帯夜が続いて、体力があっという間に削られてしまいます。起き抜けや仕事中に脳貧血・立ち眩みの症状に見舞われて困っている人も少なくないと思います。なぜ夏になると脳貧血や立ち眩みが増えるのでしょうか。

夏になると貧血・立ち眩みが増える

引用元:https://pixabay.com/ja/

2019年7月24日~25日にかけて、九州・中四国・近畿など西日本の多くの地域に梅雨明け宣言が出されました。関東地方もよく晴れて最高気温も30℃を超えて実質梅雨明けしているに等しいのですが、台風による雨が見込まれるため、完全に梅雨が明けるまで今しばらくかかりそうです。

ともあれ、今年も夏がやってきました。令和初の夏も平年より気温が高くなると予想されています。平年というのは過去10年間をさすので、異常な高温が当たり前になって「平年通りの暑さ」と表現されるようになる日も近いでしょうね。

長かった梅雨があけた途端、最高気温が30℃を超える真夏日や熱帯夜が続きます。気温差や陽光の強さの差が大きすぎて、梅雨があけてすぐは熱中症患者が爆発的に増えます。暑気あたり(夏バテ)や夏風邪にかかる人もいます。

病名が付くほどの体調不良ではなくても、なんとなく心身が怠くて、脳貧血や立ち眩みを起こすことは誰しもあるのではないでしょうか。学生時代を思い起こしてみても、冬より夏の朝礼の方が圧倒的に倒れる子が多かったですよね。

なぜ気温が上がると脳貧血や立ち眩みを起こす人が増えるのでしょうか?

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脳への血流が不足する原因は…

引用元:https://item.rakuten.co.jp/outlet-f/a15348/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868

四方を海に囲まれた日本の夏は非常に高温多湿になります。不快指数は気温の高さよりも湿度の高さに依存するので、赤道に近くても乾燥している国の方が日本より過ごしやすい(不快指数が低い)こともままあります。

ちょうど1年後の今ごろには、東京オリンピック(TOKYO2020)が開催されているはずですが、慣れている日本人ですらバタバタ倒れるのに、外国人選手や観光客の体調が心配でなりません。

湿度の高さが不快さの原因になるのは、人間は体温を下げるために汗を利用しているからです。詳しくは「気化熱を奪うと体温が下がるってどういうこと? 汗の乾燥がもたらす効果とは」で解説しましたが、かいた汗が乾くときに体温が気化熱として空気中に放出されます。

湿度が高いと汗がなかなか乾かないため、いつまでたっても体温が下がりません。また体温が下がらないせいで必要以上に水分が汗として出続けてしまいます。酷いと熱中症を発症しますし、そうでなくても身体に大きな負担がかかります。

健康な大人の体温は36~37℃に維持されている

成人の体温(平熱)は、わきの下で測った場合おおむね36℃~37℃です。平熱次第で怠さは変わりますが、37.5℃を超えたら発熱していると見なされ、38.5℃以上は高熱に分類されます。

体温は高すぎても低すぎても命にかかわります。高い方は42℃で死亡率が80%を超えるそうです。人間の身体を構成するタンパク質は43℃以上で固まります。卵の白身が固まるのと仕組みは同じです。

風邪やインフルエンザなどに罹ったとき発熱するのは、(死なない範囲で)体温が高い方が、免疫系が原因菌・ウィルスを排除しやすいからです。体力が著しく失われるほどの高熱でない場合は、下手に解熱せずに大人しく寝ている方が早く治るのはそのためです。

とはいえ高熱が続くと身体が弱るので、ウィルスなどの排除が終われば体温は速やかに下がっていきます。

問題なのは、外的な要因、つまり気温と湿度が高すぎるせいで体温が上昇して下げられなくなることです。恒温動物であるヒトには体温を一定に保つ機能が備わっていますが、気温や湿度が高すぎると機能が働かなくなるのです。

血管を拡張して放熱しやすくする

体温を下げる方法といえば「汗をかき、その汗を乾かすときに気化熱として体温を空中に逃がす」ことが一番に上げられますが、ほかにも補助的な働きがあります。その一種が、血管の拡張です。

血管は全身の隅々まで張り巡らされています。血液は心臓の鼓動に押されて動脈を通り、全身の細胞に酸素を送り届け、代わりに二酸化炭素や老廃物を受け取って、静脈を通って再び心臓に戻ってきます。

冬は血液から体温が奪われないように血管が収縮しますが、夏は逆に血液から体温を放出しやすいように血管は拡張します。血液の量が同じなら、血管の表面積が増える方が放熱しやすいというわけです。暑がっている人や発熱している人の顔色が真っ赤なのは、血管が広がって血液の色がよく透けてみえるからです。

血管を拡張する=血圧が下がる

血管の収縮や拡張と強い関係にあるのが「血圧」です。

血圧とは、動脈内部の圧力のことです。心臓の鼓動1回ごとに押し出される血液の量や血管の太さによって血圧は変わります。血流の量が同じだとしたら、ギュッと収縮して細くなった血管に流すには高い圧力が必要ですし、ふわーっと拡張して広くなった血管に流すなら圧力は低めで構わないということです。

大怪我でもしない限り、血流量は急激に変化しません。つまり血管が広がったときに血圧が下がるのは自然な反応なのです。人体の仕組み上、夏に血圧が下がるのは避けられないことです。脳は心臓より高い位置にあるので、血圧が下がると脳貧血や立ち眩みを起こしやすくなります。

ちなみに基礎代謝も、冬に比べて夏の方が下がります。気温が低いときは代謝を活発にして熱を生み出す必要がありますが、暑いときは発熱しなくていい分代謝が下がるのです。

規則正しい生活と適度な運動が重要

引用元:https://pixabay.com/ja/

血圧は自律神経に制御されています。夏の脳貧血や立ち眩みを防ぐには、急激に姿勢を変えないことも重要ですが、それ以上に自律神経を正常に保つことが大切です。睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足は自律神経を乱す大きな原因です。

また、本来の意味の貧血は鉄分不足で起こります。偏った食生活は鉄分だけでなく、ビタミン・ミネラル不足も招きます。ビタミン・ミネラルが不足すると足がつったり、体液の濃度バランスが崩れたり、さまざまな悪影響が出ます。

脳貧血や立ち眩みをはじめとする体調不良を防ぐためにも、規則正しい生活を送り、適度に運動して筋肉を動かしましょう! 暑いからといってじっとしているとかえって怠くなってしまいます。身体を鍛えて夏の倦怠感とサヨナラしたいですね。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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