【2019年春】デキる女は着こなしも完璧! お悩み別トレンチコートの選び方
トレンチコートは春の定番! 2019年はバリエが豊富
2月も後半に入り、気温が急激に上がる日が増えました。2019年2月20日(水)の東京の最高気温はなんと19.5℃、4月並みの暖かさです。しかし週末の予想気温は9℃。「「寒の戻り」「花曇り」「三寒四温」春によく聞くお天気用語を解説!」でご紹介した通り、今年もまだまだ不安定なお天気は続きそうです。
気温が乱高下するいまの時期のファッションは、アウターを頻繁に着脱することも計算に入れたいです。前を閉めても重たく見えず、前を開けると春カラ―のインナーと相性がよく、脱いで手にかけても負担がない軽い素材のアウター……そんな希望を全部かなえてくれるのは「トレンチコート」です。
2019年春シーズン、この定番中の定番アイテム「春トレンチ」に注目が集まっています。誰が着ても失敗しづらく、他人とかぶっても気にならないのがトレンチの良さです。だからこそトレンチを着こなせる人はかっこよく見えます。
「なんとなく」で選ぶ時代はもう終わり。2019年春シーズンの新作トレンチコートはバリエーションが豊富です。コンプレックス部分をカバーしシルエットをキレイに見せてくれるアイテムを選んで、スッキリ着こなしちゃいましょう!
トレンチとパステル・くすみカラーは相性抜群
1930年代に男性ファッションの定番アイテムとして広く普及したトレンチコート。元は第一次世界大戦時、イギリス軍のレインコート兼防寒具として開発されたものです。映画の影響で長らくハードボイルドなイメージがありましたが、現代ではよりカジュアルなアイテムに変化しています。
女性にもトレンチ人気に火がついたのは、体型補正能力が高いからでしょう。ウエストにベルトがついているためコートを着ていても身体のラインをスッキリ見せられます。元が軍服なのでレディースアイテムの中では辛口テイストで、甘くなりがちな春ファッションをほどよく引き締める効果もあります。
また女性用春トレンチの定番カラー「ベージュ」は、春によく流行するパステルカラーやキレイ色とよくマッチします。
2019年春シーズンのトレンドカラーは、「くすみピンク」「(2018年よりアイシーな)パステル」「イエロー」「キレイ系カラー」「白」などです。おおむね春の定番ですが、全体的に昨シーズンよりも色の温度が低いイメージです。
そしてトレンドアイテムは、白いボトムスや白スニーカー、リネン素材、部分的なレース素材、スカーフなど、フェミニンからカジュアルまで振れ幅が大きめです。人を選ぶアイテムは少な目ですが、流行を多く取り入れすぎるとちぐはぐになりそうですね。
2019春トレンチはこれらの色とアイテムを抑える役割を果たしてくれます。引き算に使えるアイテムでありながら、清潔感と華やかさも持ち合わせています。似合うトレンチを羽織っていれば、他が多少失敗していても十分カバーできると思います。
悩みに合わせて選ぼう! トレンチで体型隠し♡
トレンチには襟やベルト、肩章、袖のストラップ、飾りボタンなどファッショナブルな要素がたくさんあります。特にストラップ類とポケットの多さは、軍服ならではといえます(機能性の高さがファッション性の高さに結びついている稀有な例でもあります)。
さて、このパーツの多さこそが体型隠しに大きな力を発揮します。コンプレックスをうまくカバーしてくれるトレンチコートを選びましょう。
小顔効果:大きめ襟で肩をカバー
ノーカラー(襟なし)も最近は増えていますが、大きめの襟もトレンチコートの特徴です。
顔や首の周辺に大きいパーツを置くと、小顔効果が得られるのは皆さんご存知だと思います。襟の大きいトレンチを羽織れば、アクセサリーを使わずに小顔見せできます。特に肩幅が広い方、いかり肩の方には肩を覆うような広い襟のアイテムをオススメします。
寸胴(足が短い):ベルト位置は高めに
足の短さや寸胴体型にお悩みの方はトレンチコートの恩恵を最大限に受けられます。ベルト位置の高いアイテムを選びましょう。ウエストマークの印象が強いほど足が長く見えます。甘くなりすぎない範囲で、ドレッシーなベルト結びを試してみるのもいいですね。
シルエットがワンピース風になるので、ボトムスや靴、小物で辛さを足して引き締めましょう。
下半身が太い:フレアな裾
下半身の太さをごまかしたい方は、裾が広がっているフレアタイプを選びましょう。ベルトがハイウエストで結ぶとAラインに見えるアイテムもオススメです。
長めの裾が揺れることで、太ももだけでなくふくらはぎのししゃも足までキレイに見せてくれます。ロングトレンチは重く見えないよう前開けで着てください。布面積が多いので足が見えていても錯覚で細く見えます。
背が低い:肩章(ショルダーストラップ)でパワーをプラス
背が低く華奢な方には、ショルダーストラップ(肩章)や袖のストラップがしっかりついている男性的なトレンチをオススメします。襟が広いと「トレンチに着られている」感じが出てしまうので注意してください。
元祖トレンチに近いアイテムは、小さいサイズでもシルエットが角ばっていて、パンチが効いた印象になります。ショルダーストラップがあると重心が上がって見えるので、身長も実際より高く感じられます。
背が高い:シンプル
背の高い方が装飾の多い「いかにもトレンチ」なアイテムを着ると、男性的な印象が強くなりすぎます。ベルトやストラップ、ボタンなどの装飾を極力省いた、シンプルなトレンチを選ぶようにしましょう。
布地もとろみのある柔らかい素材がオススメです。「ゆったり」「たっぷり」「ふんわり」といったイメージです。
緩さを重視する分、トレンチ以外のファッションは甘さを控えましょう。緩くてストンとしたシルエットのトレンチと、ガーリーなロングスカートなどを合わせてしまうと、一昔前の森ガールになってしまうので要注意です。
このタイプのシンプルなトレンチは、コンサバ系やスポーティなファッションとも相性がいいです。布面積が広いので自分に合う色味を選ぶのが重要です。人気や定番のカラーではなく、パーソナルカラーを基準に選んでください。
定番ベーシックアイテムだからこそ、こだわって
トレンチコートは多くの人に似合う万能定番アイテムです。だからこそ、「自分に似合うトレンチ」「欠点をカバーしてくれるトレンチ」「より良く見せてくれるトレンチ」を把握することが大切です。
ずっと同じ型のトレンチを愛用している方も、毎年適当に買い替えて着る方も、2019年春シーズンは自分をより素敵に見せてくれるトレンチを探してみませんか? 年度が替われば新卒さんが入社してくるでしょう。トレンチをスッキリ着こなして、後輩たちに憧れてもらえる「仕事がデキるかっこいい女性」になってくださいね。