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糖質制限のせいで却って痩せにくくなる?食物繊維不足で便秘&ぽっこりお腹に…

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糖質制限ダイエットが流行っていますね。VENGA読者の皆さんの中にも糖質制限を行っている方がいらっしゃると思います。確かに結果が目に見えやすい糖質制限ですが、実は便秘の原因になっているかもしれないという研究があります。なぜ糖質制限をすると便秘がちになるのか、解説します。

はじめに

引用元: https://pixabay.com/ja/

「できるだけ運動せずに、できるだけお腹いっぱい食べたい」という気持ちはダイエッター共通です。食事の量をちょっと減らして、お菓子を食べず、運動をたくさんすればいいとわかっているけれど、実行できる人ばかりなら世界から肥満体の人はいなくなるでしょう。

ここ数年流行しているのが「糖質制限ダイエット」です。

以前コチラ(https://venga.jp/archives/5798)の記事でも紹介しましたが、糖質制限ダイエットとは、糖質が含まれた食品を制限することによって血糖値の上昇を抑え、肥満ホルモンとも呼ばれるインスリンの分泌を抑えることによって脂肪の蓄積を減らすダイエット法です。

糖質制限ダイエットで制限する主な食物は、ご飯やパン、麺類などの炭水化物です。炭水化物は糖質と食物繊維で構成されています。

私たち日本人の主食はお米(米飯)です。お米を抜けばカロリーを気にせずにおかずを食べられるので、糖質制限ダイエットは人気なのです。原料が麦のビールや、お米の日本酒を避ければ、アルコールを楽しめるのもいいですね。

しかし糖質制限ダイエットを始めてから便秘が悪化し、下腹が以前よりぽっこりしてしまう人が増えています。なぜ糖質制限が便秘を引き起こすのか見ていきましょう。

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現代の食生活は食物繊維が不足している!

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明治維新後、日本のあらゆるものが西洋化しました。食生活もその一つです。特に第二次世界大戦後は肉類の摂取量が増え、パン食が浸透し、日本古来の和食文化は少しずつ廃れていきました。

食生活が変化したおかげで、現代人の体格はグッとよくなりました。20世紀後半に生まれた世代のほとんどは、親の体格を超えています。これは日本人が豊になった証で、とても喜ばしいことです。

しかし急激な食の西洋化が、日本人、特に運動不足な若い女性に生活習慣病ともいえる症状をもたらしました。それは頑固な便秘です。

日本人は胴長で腸が長い

奥様層が「最近の若い子は足が長い」と言っているのを聞いたことはありませんか?フィギュアスケートの選手を見ると差は歴然ですが、20世紀に成人した世代より21世紀に成人した世代の方が、スタイルがよくなっています。

日本人はもともと農耕民族で、肉より魚や野菜、穀物を食べて生きてきました。野菜や穀物は植物繊維が豊富なので、消化には時間がかかります。そのため腸が長く長く発達しました。日本人というより農耕民族はみな胴が長くその分足が短いのです。

食生活が大きく変わった現在、日本人全体の平均身長が高くなり、食物繊維の摂取量が減ったため腸が短くなりました。つまり胴が短くなってその分足が長くなったのです。若い世代のスタイルがいいのは食生活の変化が原因です。

しかし人体はそう劇的に変化するものではありません。昔の人と比べるとスタイルがよくなった日本人ですが、世界的にはまだ腸が長くて、胴長短足の部類です。

長い腸を掃除するための食物繊維が足りない

腸は食物から栄養を吸収し、残りカスを便にして体外へ排出する役目があります。

食物繊維は体内では吸収されず、雑菌や食べ物の絞りカスを便としてまとめる役割があります。

長い腸のあちこちに便の元がありますが、食物繊維が不足していると、腸壁から便の元を回収して下へ押し出していくことができません。便秘になってしまいます。

運動不足とダイエットのための小食・偏食が重なって、日本人の若い女性の多くが便秘に悩まされています。

お米を制限しすぎると食物繊維が不足する

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糖質制限ダイエットをするとき、まっさきに制限するであろうものが「お米(米飯)」です。私たち日本人の主食は米であり、多い人は1日3食すべて、少ない人でも1日1食はお米を食べると思います。

米は炭水化物です。炭水化物とは食物繊維と糖質からできています。

米を制限すると、糖質がカットできますが、同時に食物繊維もカットしてしまいます。これまでは特に食物繊維を意識した食事をしていなくても、お米さえ食べていればある程度の量が摂取できていました。しかし糖質制限ダイエットをすると、普段の食事に含まれている食物繊維すら摂れなくなってしまいます。

お通じが正常だった人でも、糖質制限ダイエットを始めてから便秘になってしまった人は大勢います。

正常な便通と排便は身体を健康的に美しく保つためには絶対必要なことです。便が体内に長くとどまるほど、毒素が身体に再吸収されてしまい、肌荒れなどの不調として表面に現れます。

便秘改善のために下剤を使用すると、腸が余計動かなくなり、必要なビタミン・ミネラルすら吸収できなくなります。一時的に体重は減るかもしれませんが、老廃物をうまく排出できない身体はあっという間に老け、病気にかかりやすくなります。

糖質制限はほどほどに、そして食物繊維をたっぷり摂る

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糖質制限が便秘の原因になることがわかりました。しかし糖質制限のすべてが悪いわけではありません。糖質の摂取量を減らすことで、太りにくくなることは事実だからです。

過剰な糖質制限はやめ、ほどよく炭水化物も摂取しましょう。完全にお米断ちをするのではなく、量を減らすとか、お米を食べる代わりに麺類やお菓子を完全に辞めるとか、いくらでも方法はあります。

同時に、食物繊維の多い食品を積極的に摂るようにしましょう。根菜類は糖質も含まれていますが、それ以上に食物繊維が豊富なのである程度食べたほうが痩せやすくなります。

食物繊維が豊富な野菜をラタトゥイユのようなスープにして飲むのもいいですね。加えて腸が活発になるような、下半身を刺激する運動やマッサージ、ストレッチをすると便秘が改善できるでしょう。

まとめ

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いかがでしたか?「〇〇制限」というのは、たいていの場合やりすぎるとかえって身体を悪くします。糖質制限もほどほどにすれば問題ありませんが、完全に断ち切るつもりで行うと便秘になってしまいます。アラサー以上のダイエットは、ただ体重を減らすのではなく、ボディラインを引き締め、筋肉をつけ、はつらつとした雰囲気を内面からあふれさせることが重要です。糖質制限を始めてから便秘がちになった人は、食物繊維が不足しているので、食生活とダイエットプランを見直してくださいね。

菜花ゆう子(なのはな・ゆうこ)
ライター
菜花ゆう子(なのはな・ゆうこ)
兼業ライター。天敵は満員電車と花粉で、マスクが手放せない生活を送っている。平日より休日のほうがメイクは念入り。スカートよりパンツ派。疲れにくいパンプスを探している。中目黒高架下を制覇するのが夢。

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