若見せのポイントはフェイスライン! たるんだお肉を引き締めて小顔を作ろう
歳とともにフェイスラインはゆるむもの
ふと鏡を見たらなんだかフェイスラインがもっさりしている。軽くあごをひいたらお肉が圧迫されて二重あごに!たぷたぷたるむあごのお肉に悩まされると「中年」という言葉が脳裏をよぎります。しかし最近は20代の若い女性でもあごのたるみが目立つ人が増えているんです。
若いころと体重が同じでもラインが崩れると一気にオバ見えします。顔も同じで、小顔のぽっちゃりさんと、スリムな二重あごさんでは、二重あごさんの方が太っているし老けて見えます。
いくらスキンケアに励んでもメイクを工夫しても、フェイスラインがゆるんでいると顔の印象がぼやけてしまいます。
フェイスライン、あごにたわむお肉は、口元や舌、口の周囲や頬の筋肉が衰えている証拠です。表情筋を鍛えて口角を上げ、姿勢を正して年相応の若々しさを取り戻しましょう!
舌や口元の筋肉を鍛える
体重をキープしていても表情筋が衰えるとフェイスラインがたるんでしまいます。頬の肉が重力に負けて下がると、ほうれい線やマリオネット線ができ、ブルドックのような輪郭になります。
スマートフォンの普及によって、現代人は表情筋をあまり使わなくなっています。昔はコミュニケーションを取るには面と向かって会話する必要がありましたが、いまはスマホ越しに文字を打つだけでOKです。
またスマホを見ていると自然とうつむいてしまいます。同じ姿勢でうつむき続けるとストレートネックになるだけでなく、口周りの肉がたるんであごの下でたわみます。
年をとるにつれ表情筋を回復させるのは難しくなるので、若いころから意識して口や舌を動かして顔の筋トレをしましょう。
舌回し運動
唇を合わせて口を閉じた状態で、唇の裏側を舌でぐるぐると舐めます。右回りと左回り、同じ回数をこなしてください。舌は素早く回すのではなく、ゆっくりと舌の筋肉の動きを意識してください。
また唇をとがらせすぎると、あごにできる梅干しのようなシワが癖になってしまうので注意してください。
口を閉じているときの舌の正しいポジションは、舌先が上の歯の裏について舌全体が上あごについている状態です。舌の筋肉が衰えると、根本の方から上あごにつかなくなっていき、睡眠時無呼吸症候群の原因になります。
アエイオウ運動
大人になると口を大きく開けたり動かしたりする機会が減りますよね。口の開閉を意識して行うと唇だけでなく口の周囲や頬の筋肉も引き締まります。
オススメなのが母音を発音する形に口を開いたり閉じたりすることです。声は出さなくてもいいです。
「ア」は口を最も大きく開きます。「オ」は中くらい、「ウ」は唇をすぼめて突き出します。「エ」はアから縦幅を縮めて、横幅を広げます。「イ」は思いっきり横に口を開きます。
「あーおーあーおーあーおー」と続けることで口の周囲全体を動かせます。「いーうーいーうーいーうー」で横方向の運動ができます。あまり口が開かないひとは「あーえーいーおーうー」の順番に発音して口の体操をしましょう。
口のエクササイズが終わったら、への字に唇を引き締めるのではなく、にっこり笑顔で口角を上げるように意識してください。口角を上げるだけでも表情筋を使います。また真顔や不満げな表情よりも、笑顔のほうが(たとえ笑いシワがあったとしても)はつらつとして若く見えます。
リンパマッサージでフェイスラインを引き締める
あごや首にはリンパ節が集中しています。体調不良のときにリンパが腫れる人も多いと思います。リンパ液は全身のリンパ管を通って老廃物を運びます。リンパの流れが悪くなると老廃物が体外に排出されにくくなり、お肌がくすんだりむくんだりします。
血液のポンプ役は心臓ですが、リンパ液にはポンプがありません。全身の筋肉が動くことによってリンパ管が押され、ゆっくりとした流れがリンパ液に生まれます。
リンパマッサージを施してリンパ管を刺激してやると、老廃物を含んだリンパ液が流れやすくなります。あごの周囲には、耳下腺リンパ節や顎下リンパ節、耳介後リンパ節など重要なリンパ節があるので、マッサージが非常によく効きます。
親指や指の関節を使ってあごの下から耳にむかって顔の輪郭をなぞりあげていき、耳から鎖骨に向けてなでおろし、鎖骨ぞいに両肩へ向かってマッサージしてください。
リンパマッサージを行うときは皮膚を傷つけないように、十分に保湿をしてからジェルなどを塗って滑りをよくします。お風呂の後や蒸しタオルで皮膚を温めておくことも大事です。プロのメイクアップアーティストは、浮腫んだフェイスラインもマッサージであっという間に引き締めます。
メイクはシェーディングを活用して
日頃の表情筋トレーニングやリンパマッサージも重要ですが、メイクでカバーすることもできます。
二重あごとまではいかなくてもフェイスラインにしまりがないと、顔が大きく見えるだけでなく、メイクをしてもぼやけた印象になります。そこであごに近い顔の外側部分にうっすらとシェーディングパウダーを乗せることで引き締め効果を狙います。
大きな筆でパウダーを取り、はけで撫でるようにサッと色を乗せましょう。くっきり入れすぎるとファンデーションとの色の違いが見えすぎて不自然になります。あくまでニュアンス程度にしてください。
まとめ:フェイスラインキープで脱オバサン顔
ダイエットをして物理的に脂肪を減らすだけでなく、表情筋を鍛えたり、リンパマッサージをすることで年を重ねてもキュッと引き締まった小顔をキープできます。頬のお肉がゆるみきったブルドッグのような顔はオバサンの象徴です。頬肉をリフトアップして、いつまでも美しいフェイスラインを保ちましょう。