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【2020年】酒税法改正で第三のビールが値上げ! 家飲み需要を満たすお得なお酒とは?

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酒税法の改正に伴って、2020年10月1日から「ビール」や「第三のビール」などアルコール類の値段が変わります。長らく庶民の味方だった第三のビールの値段が上がる一方、プチ贅沢品のビールはこれまでよりお求めやすくなります。家飲み(宅飲み)需要が急増しているいま、どのようなお酒がお得になるのでしょうか?

庶民の味方、第三のビールがついに値上げ!

グラス入りビール4つ
引用元:https://pixabay.com/ja/

2018年に引き続き、酒税法が改正されました。施行日は2020年10月1日。お酒は消費期限が長いため、9月中に買いだめしている方もいらっしゃると思います。というのも「第三のビール」の値上がりが確定しているからです。

ビール系のお酒は原料や製法、アルコール度数によって、「ビール」「発泡酒」「第三のビール」の3種に分類されます。「美味しいけれど高いビール」「安いけれど風味が薄い発泡酒」に対し、「厳密にはビールではないけれど安くて美味しい第三のビール」は近年ずっと高い人気をほこってきました。

とにかくコスパがいいのが第三のビールの特徴です。以下、アサヒビールの商品のAmazon販売価格を比較しました。(2020年9月28日 現在)

ビールスーパードライ(350ml×24本)4,958円(207円/本)
発泡酒本生ドラフト(350ml×24本)3,905円(163円/本)
第三のビールクリアアサヒ(350ml×24本)2,983円(124円/本)

スーパードライとクリアアサヒの価格差は1本あたり83円にも及びます。晩酌の頻度が高い方や、一度にたくさん飲む方にとっては無視できない額ですよね。スーパーやコンビニのプライベートブランドならさらに安い商品もあるでしょう。第三のビールはまさしく庶民の味方です。

【2018年】透明なビールも登場!? 酒税法改正で新しいビールが続々と販売開始」の記事でご紹介した通り、前回の酒税法改正で見直されたのはビール系アルコール飲料の区分です。第三のビールに分類される商品が増えたため、家飲み派にとっては嬉しい法改正でした。

対する今回の酒税法改正で見直されたのは各区分のお酒にかけられる税率です。減税となったのは「日本酒」「ビール」、増税となったのは「ワイン」「第三のビール」です。

第三のビールが安いのは、ビールに比べてかけられる酒税の税率が低いからです。税率が上がれば(増税されれば)当然本体価格も高くなります。ただでさえコロナ禍で家飲みの機会が増えているため、今回の酒税法改正は庶民にとっては辛いですよね。

しかも酒税法改正は今回で終わりではありません。今後も段階的に税率の見直しが行われる予定です。この記事では「第三のビール」がどの程度値上がりするのか、また、今後コスパが良くなるお酒はどのようなものかをご紹介します。

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第三のビール人気が税収減の原因に……

酒類の課税数量と課税額の推移
引用元:https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/d08.htm

上図は平成元年~30年の「酒類の課税数量と課税額の推移」です(折れ線グラフが酒税をかけられたお酒の量、水色の棒グラフが酒税として得られた金額)。国民の総飲酒量は平成11年(1999年)をピークにやや減少傾向にあり、酒税額は平成5年(1993年)をピークに大幅に減少していることがわかります。

販売されているお酒の量に対して税収だけが落ち込んでいる理由は簡単で、酒税率の低いお酒(=第三のビールなど)が大量に売れているからです。

もともと「発泡酒」や「第三のビール」は不景気が始まった90年代に、消費者のビール離れを防ぐために各企業が開発したお酒です。コスパが良いだけではなく味の改良が進んだこともあって、特に第三のビールは市場に定着しました。

その結果が税収の大幅減です。少しでも税収を回復させるため国は第三のビールなどの税率を上げることにしたのです。

税収アップを狙う! 段階的な酒税税率の見直し

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引用元:https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei17_pdf/zeisei17_03.pdf

第三のビール(新ジャンルのビール)の税率を引き上げるといっても、いきなりビールと同額にするわけではありません。急激に増税しすぎると消費者のビール離れが起こります。ビール系飲料への課税が酒税による税収の半分以上を占めているため、負担のかけすぎもよくないのです。

2020年9月末の350mlあたりの課税額は、ビールが77円、発泡酒が46.99円、第三のビール(新ジャンル)が28円です。これを2020年10月、23年10月、26年10月の3回の酒税法改正で統一するのが国の方針です。

2020年10月の酒税法改正で第三のビールは350ml缶1本あたり9.8円増税されます。単純計算で1本あたりの価格が10円高くなる見込みです。記事の最初で例に出したクリアアサヒなら、1本124円が134円になります。元の本体価格が安いので10円の値上げは結構な衝撃ですね。

ただし、ビールは徐々に安くなる

第三のビール愛飲者にとって1本あたり10円アップはとても辛いことだと思います。しかし今回から始まる一連の酒税法改正は、悪いことばかりではありません。たしかに第三のビールは増税されますが、発泡酒の税率は据え置き、ビールに至っては減税されるからです。

~20年9月20年10月~23年10月~26年10月~
ビール77円70円63.35円54.25円
発泡酒46.99円54.25円
第三のビール28円37.8円46.99円54.25円

「発泡酒」はともかく、「第三のビール」は年々シェアを伸ばしています。しかし相変わらず課税量と課税額のトップはビールのままです。ビールっぽいお酒を飲む人が増えているのは事実ですが、ビールを愛飲する人もまた大勢います。

2020年10月の酒税法改正では、ビールは1本あたり7円減税されます。それでは7円分ビールが安くなるかというとそんなことはありませんが、第三のビールとの価格差は縮まります。相対的にビールが安くなったといえます。

また将来的にビール系飲料の税率が同じになった場合、”コスパの良さ”が逆転する可能性もあるでしょう。すると、価格の問題で第三のビールを選んでいた人は我慢することなくビールが飲めるようになるはずです。

缶チューハイは据え置き!

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引用元:https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei17_pdf/zeisei17_03.pdf

2020年10月の酒税法改正では、ビールのほかにワインなどの果実酒が増税され、日本酒などの清酒が減税されます。そして発泡酒とチューハイ等が税率据え置きです。

つまり今後も(酒税の影響で)値段が変わらないのは「発泡酒」「チューハイ」ということになります。本体価格の差を考慮せず、350ml缶1本あたりの税金だけで比較すれば「チューハイ」が最もコスパがいいお酒と言えるでしょう。

まとめ:税率的にはチューハイ、相対的にはビールがお得

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、夜の街で飲み歩いたり宴会を開いたりするのが難しくなっています。その代わりに「オンライン飲み会」が流行し、かつてないほど「家飲み」需要が拡大しています。

コスパ良く家飲みをするなら、直近では缶チューハイが最もお得になります。そして長い目で見ると、第三のビールや発泡酒に対してビールが安くなっていくと考えられます。またビールとの差別化をはかるために、第三のビール扱いのお酒のバリエーションがさらに増える可能性もあります。

心身を壊さない程度に、節度を守って家飲みやオンライン飲み会を楽しんでいきましょう!

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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