ワンルームと1Kの違いって? LDKや間取りの意味を確認しよう!
はじめに
年度変わりを機に引越しされる方も多いと思います。また業者の繁忙期を避けて、5月以降の引越しに向けて部屋探しをされている方もいるのではないでしょうか。
荷物が多い方は2間以上の部屋を希望されるでしょうし、料理が趣味ならコンロや流しの広いキッチンが必要です。ユニットバスは絶対に嫌だとか、狭くてもクローゼットが欲しいとか、大きな本棚を置きたいとか人によって譲れない条件はさまざまですよね。
特に都心部は家賃が高いため、物件探しには慎重になると思います。
本記事では迷いがちな「1ルーム」と「1K」の違いや、「LDK」の意味について解説します。
LDKとは
不動産業者の広告や賃貸情報サイトを見ると、間取りという項目があって、「1K」や「3LDK」などと書いてありますよね。「間取り」とは建物内の部屋の配置図のことです。LDKはどのような部屋があるのかを示しています。
K=キッチン(台所)
1人暮らしなら「1K」に住んでいる方が多いと思います。この「K」はKitchen、つまり台所のことです。
D=ダイニングルーム(食堂)
DはDining Room、つまり食堂のことです。日本では食堂と台所が一体化した「DK」が一般的です。和製英語でダイニングキッチンとも言います。
L=リビングルーム(居間)
LはLiving Room、つまり居間のことです。「LDK」はリビングとダイニングキッチンが一体化した部屋のことです。リビングと食堂が一体化し、台所が独立している場合は「LD・K」と表記します。
冒頭の数字は寝室として使える部屋の数
「3LDK」の冒頭についている「3」は、寝室として使える部屋(居室)の数を示しています。寝室として使える部屋は独立して数えます。3LDKの場合は、LDKが1部屋+独立した3部屋の4部屋で構成された物件ということになります。
「ワンルーム(1R)」「1K」「1DK」の違いは?
それでは「ワンルーム」とは一体なんなのでしょうか。1Kや1DKとの違いを見ていきましょう。
ワンルームは仕切りなし
ワンルームとは、キッチンスペースと寝室(居室)部分に仕切りのない1部屋のみの物件です。学生向けのアパートやマンスリーマンションなどに多い間取りです。値段は安めです。
仕切り(扉)がない分部屋を広く使えるというメリットがありますが、寝具や服に台所の臭いがついてしまったり、古い物件だと玄関から寝室が丸見えの場合もあります。
1Kと1DKの違いは広さの差
1Kや1DKは、ワンルームと違ってキッチンスペースと寝室部分に仕切りがあります。1人暮らし用の1K物件だと、玄関と寝室を繋ぐ廊下にキッチンスペースが設けられているものが多いようです。
では「K」と「DK」の違いとはなんでしょうか。
それはずばり、キッチンスペースの広さです。Kは4.5畳未満、DKは4.5畳~8畳未満程度とされています。
ただしこの表記には統一規格がないため、仕切り(扉)がなくても廊下との境が明らかな場合は「1K」とされる場合もありますし、風呂トイレをDK部分の畳数に含む場合もあります。条件だけでなく間取り図や実際の部屋をしっかり確認してくださいね。
DKとLDKの違いも広さの差
ちなみに「DK」と「LDK」の違いも、広さです。キッチンスペースが8畳以上の場合、LDKと表記されます。
1LDK:4.5畳の寝室+8畳のLDK
1DK:8畳の寝室+6畳のDK
……このように、どちらも2部屋の物件ですが、あくまでキッチン部分の広さが基準になっているので、必ずしも「LDK」が一番広いとは限りません。
まとめ
ワンルームと1Kの違いや、LDKの意味を意識すると、間取りから部屋のイメージがよりはっきり浮かんできますよね。お部屋選びの際には値段や立地だけでなく、間取りにもこだわっていきたいですね。