ニキビの種類ってどんなものがあるの? 特徴と対策を知ろう!
はじめに
ニキビって1つできただけでも、結構大騒ぎしませんか?これが大きくて赤くて目立つニキビだったら、いかにして隠そうと頑張るか。ニキビは女性にとって大敵です。
同じニキビでも、色によって症状が違ったりするし、初期ニキビから最悪なニキビまで数種類あるんです。ニキビの種類ごとの対処法を知っておくと、自分が困った時に役立ちます。
今回は、全くの初期ニキビから医者通いレベルの末期とも言えるニキビの種類や、それぞれのニキビに最高の対処法をご紹介します。
ニキビって何種類あるの?
実際に、ニキビが何種類あるかご存知ですか?恐らく、誰でもニキビにはなったことがあるけれどここまで酷くなったことってないわ!というレベルのニキビは知らない人の方が多いかも知れませんよね。
私も、つい最近まで知らなかったニキビの種類があったんです。自分のニキビなら気にはなっても、他人の顔に出来たニキビなんてハッキリ言ってそこまで興味を持って見ていないし、好んで視界に入れるようなものでもないですよね?
ニキビの種類は、全部で6種類あります。
肉眼では確認することができないものから、痛くもかゆくもない状態の白ニキビ・酸化した角栓が詰った状態の黒ニキビ、毛穴の中でアクネ菌が増殖して炎症を起こした状態の赤ニキビ・赤ニキビが悪化して炎症を起こして膿を持った状態に黄ニキビ・更に最高潮に炎症が悪化して毛穴も中で血と膿が溜まってしまって腫れあがった最悪の状態の紫ニキビがあるのです。
ニキビの種類別の特徴
6種類のニキビを詳しく診断してみましょう。今までに気付いたことがないニキビや、なったことのない状態にニキビまで色々な種類があるのではないでしょうか。
初期ニキビ
この状態のニキビは、肉眼では確認できないのが特徴です。男性ホルモンが活発に働き角質が乾燥してお肌のバリア機能が低下することによって、毛穴の柔軟性がなくなり収縮した状態です。角栓が毛穴の出口を塞いでしまって皮脂が中に溜まりやすくなっています。
白ニキビ
角栓や皮脂の汚れで塞がれた毛穴の中に、皮脂や角質がどんどん溜まっている状態です。コメド(めんぽう)とも呼ばれていて、肌にポツッと白いものがあるのを、肉眼でハッキリと確認することができます。毛穴の詰りだけで痛みや炎症はないのが特徴です。
黒ニキビ
毛穴の中に詰まった皮脂や汚れが、毛穴の表面に出てきて空気に触れて酸化してしまうことにより黒くなってしまいます。
ブラックコメド(くろめんぽう)や黒コメドと呼ばれることもあります。白ニキビと同じく初期のニキビで、炎症は起きていないので痛みやかゆみはありません。
赤ニキビ
皮脂の過剰分泌が原因でできてしまいます。毛穴に余分な皮脂が詰ってしまい、中でアクネ菌が大繁殖して、炎症を起こしています。
この状態のニキビができるとピリピリした痛みやかゆみを伴う不快な痛みがあります。放っておくとニキビ跡ができてしまうことがあるので要注意です。
黄ニキビ
パッと見て色が白いので、白ニキビと勘違いされやすくあります。毛穴の中で黄色ブドウ菌とアクネ菌と激しく戦った白血球の死骸と皮脂が混ざったもので、ハッキリ言って膿です。
ニキビ界では、かなりの重傷レベルになります。見た目にも汚らしく、かなり目立ちます。ジワジワした痛痒さがあるのが特徴です。
紫ニキビ
黄色ニキビになって、膿が乾いてぽろっと剥がれ落ちるのが理想ですが、たまに黄色ニキビを通り越して紫ニキビになってしまうことがあります。毛穴の中で、膿と血が混ざってメチャクチャ炎症が起きている状態です。
毛穴だけでなく、その周囲にも被害が及んでいるのが特徴で、ハッキリ言って悪魔レベルです。確実にニキビ跡が残ってしまいます。
ニキビの種類別の対処法
ニキビは、でき始めの段階から進行レベルによって対処法が異なります。昔の人のように、ニキビができたら潰してしまうのではなく正しく対処してキレイに治すようにしましょう。
白ニキビ
一番良い対処方法は、白ニキビの場合は芯を取るために潰してしまうことです。
丁寧に洗顔した後に、コメドプッシャーと呼ばれる専用器具かアルコールなどで消毒した針で白ニキビの表面をほんの少し潰してからコメドプッシャーの穴部分を押し当ててニキビ芯を押し出します。芯を取ったら、ぬるま湯だけですすぐようにしましょう。
黒ニキビ
毛穴が詰って皮脂や汚れが固まってしまっているので、上手く取れた黒ニキビを触ると、鉛筆の芯のように固くなっています。毛穴の出口で詰っているので、蒸しタオルやホットタオルで温めて、毛穴を開かせてニキビ芯を取りやすくしてから、取り出しましょう。
赤ニキビ
素早く治したい場合には、薬局やドラッグストアなどで販売されているステロイド外用剤をニキビに直接塗りましょう。寝る前に塗ると、翌朝には炎症が静まって赤みも引きます。
ステロイド剤は長い期間使用すると免疫力が落ちて、ニキビができやすくなってしまうこともあるので注意しましょう。
黄色ニキビ
ニキビがここまで重症化してしまった場合には、皮膚科を受診するのが良いでしょう。第一に、ニキビの炎症を鎮めるために抗生物質の服薬を処方されることが多くあります。
皮膚科によってはステロイド剤の注射をして炎症を鎮めることもあります。
副作用のないものとしては漢方薬がありますが長期にわたって継続的に服用する必要があります。黄色ニキビを自分で潰して膿やニキビ芯を出してしまう人もいますが、ニキビ跡が残りやすいので気を付けましょう。
紫ニキビ
皮膚科以外で対処のしようがないのが紫ニキビです。痛みやかゆみを伴わないのが救いですが、固くてゴツゴツしていて、色的にも非常に見苦しいので、女性は特にコンプレックスになりやすいニキビです。
悪魔レベルのニキビですので、自分でケア出来るものではありません。むやみに自己流で何とかしようと思わず、必ず皮膚科の受診をしましょう。
紫ニキビの種類
紫ニキビの正式名称は「結節性ニキビ」と呼ばれているものです。色からして毒々しい気味の悪い色をしている悪魔レベルの最低最悪なニキビです。ここまでの炎症を起こしてしまう人って、なかなか居ないんじゃないでしょうか。
放っておいて自力で治るような可愛いレベルではありません。女性で、この紫ニキビになってしまう人は何かしらの婦人科系の病気を抱えているとも言われています。
血行不良の人が多く、子宮筋腫持ちの人や子宮内膜症を患っている人が、ニキビができると様々な原因が重なり合って紫ニキビになると言われています。自分のニキビが毎回必ず紫になってしまう人は、健康のためにも皮膚科と婦人科のダブル受診をおすすめします。
ニキビの種類が分からない時はどうする?
ニキビがよくできる人や、習慣化している人は自分にできているニキビがどのニキビなのかは分かると思いますが、白ニキビと黄色ニキビ、赤ニキビと紫ニキビなど見慣れていない人は混同しやすい場合もあります。
黒ニキビは、ポツポツと表面に黒いものが付いているので、ニキビの種類の中ではわかりやすいと思います。
鏡で自分のニキビをよく見てみましょう。白ニキビはただ白いですが、間違いやすい黄色ニキビは先端に膿を持っているのが特徴です。周囲が赤くなっていることも多くあります。
赤ニキビは全体的に赤いですが、紫ニキビは赤黒い色が印象的です。自分で見てわからない場合には皮膚科を受診するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ニキビといっても、すべてを一括りにできるのではなくて色や形状などで呼び方も見分け方も変わります。
わかりやすい初期ニキビだけでなく、重傷レベルのニキビを詳しく知ることによって、自分自身のニキビ対策にもなるので食生活や生活習慣に気を付けながら、自分のニキビはどの程度なのかを理解しておきましょう。
ニキビができやすい人は、ニキビの原因をよく理解してニキビ予防に努めましょう。