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世界で一番草食系な日本人! 先進国内でも突出してセックスレスな理由とは

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海外でも報道されるほど日本人のセックスレスは深刻な状態にあります。しかし肝心の日本人はセックスレスが当たりまえになりすぎて、あまり問題として捉えていません。日本人のセックスレス化・草食化に歯止めがかからない理由をまとめました。

はじめに

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セックスレスの定義をご存知ですか?

日本性科学会によると、「(病気など特別な事情がないにも関わらず)1ヶ月以上性交渉がないカップル」だそうです。いかがですか。頻度が1ヶ月に1度以下の頻度だとセックスレス。案外あてはまるカップルは多いのではないでしょうか。

日本はいま、前代未聞の超少子高齢化社会を迎えています。先進国は多かれ少なかれ少子化するものですが、外国のメディアにセックスレス化を心配され特集が組まれる国は日本ぐらいのものでしょう。

1ヶ月に1度以上セックスをしていても、カップルの片方が頻度に不満を持っている場合はセックスレスとみなされますが、ひとまず定義を満たしているカップルについてはおいておきましょう。

なぜ日本人はここまでセックスをしなくなってしまったのでしょうか。

日本人のセックスの実態

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イギリスのコンドームメーカー・Durex社の調査によると、日本人のセックス頻度は年に45回(月に3.75回)で、調査が行われた41ヶ国の中でぶっちぎりの最下位です。

未婚率が上がっているだけなら「独身でも遊んではいるだろう」と考えられますが、実際には童貞・処女率も上がっています。若年層ほど、恋愛やセックスに嫌悪感を抱く割合が増えているという調査結果もあります。

筆者の周囲(20代後半~30代前半)もセックスレスカップルだらけです。もちろん性生活が順調なカップルはわざわざ口に出さないから可視化されないという理由もあるでしょうが、「相手のことは好きだけどセックスは嫌い・したくない・しない」と言う友人は片手では足りないほどいます。

女性にとってセックスは「面倒くさい」

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2014年に行われた「第7回 男女の生活と意識に関する調査」によると、結婚しているカップルの44.6%がセックスレス状態にあります。理由は「仕事で疲れている」と答えた男性が21.3%、「面倒くさい」と答えた女性が23.8%(「仕事で疲れている」が17.8%)。

女性の4割は「面倒くさい」「仕事で疲れている」からセックスをしないのです。

セックスが好きではない女性にとって「面倒くさい」という理由は心の底から共感できるものです。平日は仕事でくたくた、休日は平日に貯めた家事をこなして、趣味の時間をとる。ステップアップのために勉強をする人もいるでしょう。

さらに女性の約半分はイッた経験がないと言われています。男性には「射精」というわかりやすいエクスタシーの瞬間があります。女性の場合、相手にあわせて適当にあえぎながら頭の中で(早く終わらないかな)(明日の予定は…)などと考え事をしている人もかなり多いのです。

それなりに準備が必要で、気持ちよくなることはなく、疲れるだけの行為。彼が求めるから答えるけど、そうでないならしたくない。必要性を感じないからレス状態になっても解決しようと考えることはなく、むしろ大歓迎。とにかく面倒なんですよね…。

男性だって疲れている

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一億総活躍社会がさかんに叫ばれ、男女ともに働くことが求められています。所得の高い人は責任の重い仕事を任され、忙しく働いているでしょう。所得の低い人も生きるために低賃金・長時間労働が常態化しているでしょう。

女性が「面倒くさい」「仕事で疲れている」と感じるのと同じように、男性だって疲れています。

女性側が「足りない」と不満を抱くケースが増えています。以前と比べると、女性が性について語ることはタブー視されなくなりました。昔よりも不満を口に出せる場が増えたということです。

以前は「求める男、応じない女」というセックスレスカップルが多かったのですが、最近は「求める女、応じない男」のパターンも確実に増えています。

ただ、女性は性に興味が薄い人が多いため、女性が不満をつのらせているセックスレスはなかなか理解されにくいのも事実です。男性だって疲れてセックスどころではない人がいるのは同じなのにも関わらず、です。

性教育が成功しすぎた

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アラサー世代のみなさんは、小中高でどのような性教育を受けたか覚えていますか? 地域や年齢によって差はあると思いますが、現在のアラサー世代はいわゆる「純潔教育」を受けた人が多い傾向にあります。

高校生までは「男女は清いお付き合いをすべき」と教えられ、大学で急に「メイクは女のたしなみ」と言われ、社会に出てすぐの妊娠は嫌がられ、30も間近になってから「誰かいい人はいないの?」と訊かれる。こういう経験をした人は多いでしょう。

日本と同じような先進国でも、欧米で日本ほどセックスレスが進んでいないのは、「パートナー文化」があるからでしょう。

一見、日本のような同調圧力がないように見えても、パートナーがいるのは当たり前と考えられている国はたくさんあります。日本の都会は自由です。1人でいる自由が認められているのです。

まとめ

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改めて考えるまでもなく、日本人のセックスレス化が進むのは当然のことでした。だからこそ、「セックスなんてしなくてもいいじゃないか」と開き直るのではなく、セックスとはどういうものなのか、なぜセックスレスを放置すべきではないのかを考えていきたいですね。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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