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繰り返す大人ニキビの原因とセルフケアだけで改善する方法

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20歳以降にできる大人ニキビは、一度できると治りにくいのが特徴です。その原因と改善方法について紹介します。

はじめに

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ニキビには思春期ニキビと大人ニキビの2種類があります。

思春期ニキビは「青春のシンボル」とも言われ、成長期の男性ホルモンの分泌が増えるために、皮脂が過剰分泌してできるものです。成長期を過ぎれば自然に治まってくるので、長引くことがありません。

一方の大人ニキビは20歳以降にできるニキビで、大きな原因は「乾燥による皮脂の過剰分泌」と「角質が剥がれ落ちないターンオーバーの乱れ」だと言われています。

しかし、それらを引き起こす原因が大人ニキビにはあるのです。それらの原因を改善しなければ大人ニキビは治りません。

思春期ニキビと同じと思ってケアしていると、改善するどころか悪化する可能性もあります。まずは大人ニキビの原因を改善すると共に、正しいケア方法を知ることが大切です。

複雑に絡む大人ニキビの7大原因

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大人ニキビの2大原因である「乾燥」と「ターンオーバーの乱れ」の裏には、大人ならではの複雑な原因が絡み合っています。

1.ホルモンバランスの乱れ

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生理前にニキビができるのは、生理後から排卵期にかけて増える「エストロゲン」と排卵期から生理にかけて増える「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンのバランスが崩れるからです。プロゲステロンが増えるとニキビができやすくなります。

主にできる部位:おでこ、頬、あご

2.偏食

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ダイエットで特定のものばかり食べていると、食生活が乱れて栄養不足に陥ります。ダイエット中はタンパク質や脂肪酸を避ける方もいますが、タンパク質にはターンオーバーを促進する効果、オメガ3系の脂肪酸には保湿力を高める効果があります。

また、炭水化物やお菓子類といった糖質ばかり食べていると、急激に上がった血糖値を下げるためにインスリンが過剰分泌されます。インスリンは男性ホルモンを分泌させるため、皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります。

主にできる部位:頬、口周り

3.ストレス

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ストレス過多になると男性ホルモンが分泌し、皮脂の過剰分泌が起こります。男性ホルモンには、毛穴のつまりの原因となる角質を分厚くする働きがあります。

主にできる部位:頬

4.睡眠不足

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22時~2時の間は成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促進される時間帯です。睡眠不足になるとターンオーバーが乱れます。

加えて、睡眠不足状態では交感神経が働き、男性ホルモンが分泌されるので、皮脂の分泌量も増えます。

また、睡眠不足で免疫が下がるとアクネ菌が増殖し、ニキビを悪化させてしまうこともあります。

主にできる部位:頬

5.嗜好品

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喫煙は血行が悪くなり、栄養の供給と不要物の排出という循環を阻害します。結果、ターンオーバーが促進されなくなります。また、美肌の万能成分であるビタミンCが大量に消費され、ニキビの悪化や色素沈着が改善されない原因となります。

アルコールの過剰摂取は肝機能に負担がかかり、糖質をたくさん摂る上に、体内のビタミンを消費します。ビタミンB群には皮脂の分泌コントロールや、ターンオーバーを促進する働きがありますが、消費されることでニキビの原因・悪化に繋がります。

主にできる部位:頬、口周り

6.胃腸機能の低下

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ストレスで食べられなくなる人がいるほど、胃はストレスにとても敏感な臓器です。ストレスによる消化不良や暴飲暴食は、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こし、ニキビができやすくなります。

便秘になると肌荒れがひどくなる人もいます。腸に溜まった便が腐敗すると毒素を発生し、通常であれば肛門から排出される毒素が、毛穴から排出されてニキビとして現れます。

主にできる部位:口周り

7.間違ったスキンケア

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思春期ニキビの感覚で、皮脂を取り除くことに必死になっていると乾燥がどんどん進んでいきます。必要以上の皮脂を取り除くことは肌のバリア機能の低下も招きます。

シャンプーやクレンジングもすすぎ洗いが不十分であれば、毛穴に汚れがつまる原因になります。

主にできる部位:おでこ、あご

基本スキンケアは洗顔が大切!

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スキンケアで最初に行うのが洗顔です。皮脂が多いからと洗顔を何度もしたくなりますが、洗いすぎは肌の負担になるので止めましょう。洗顔は朝晩の1日2回で十分です。そして皮脂を洗い流しすぎないようぬるま湯で洗うようにしましょう。

洗浄力が強い洗顔料を使用すると、乾燥がひどくなることがあります。余分な皮脂や汚れ、古い角質が落ちる程度の洗顔料を使用します。おすすめは皮脂吸着作用のあるクレイタイプやピーリング成分が配合されているものです。

洗浄力の強い洗顔料は洗顔中の刺激や、洗顔後にツッパリ感があるので、現在使用している洗顔料でこのようなことがある場合は、洗顔料を見直しましょう。

洗顔後の保湿も忘れずに!

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ニキビケアでは保湿は欠かせません。肌が乾燥すると肌のバリア機能を保とうと、余計に皮脂が分泌します。保湿成分としては、元々肌に存在するヒアルロン酸やセラミドなどが代表的です。

まずは化粧水でたっぷり保湿をしてから、クリームなどで水分が逃げないよう蓋をするようにしましょう。ただし、保湿が必要だからと言って、必要以上に油分を与えるとアクネ菌が増殖するので危険です。

ニキビに有効な成分配合の化粧品を使用しよう!

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保湿に加えて、ニキビに有効な成分配合の化粧品でなければ、なかなか改善はしません。

代表的なものには、ニキビの炎症抑制や色素沈着の改善、皮脂の分泌抑制効果のある「ビタミンC誘導体」や、角質の除去、アクネ菌殺菌効果のある「サリチル酸」、ビタミンC誘導体の効果を高める「ビタミンE誘導体」などがあります。

保湿成分に加え、ニキビに有効成分が配合されている化粧品を使用するようにしましょう。

原因を改善しなければ大人ニキビは治らない

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どれだけスキンケアに力を入れても、元の原因を改善しなければニキビは治りません。

先ほど紹介したニキビの原因は、できる部位からも原因を特定できるので、いつもできる部位をチェックして原因を突き止めましょう。

もしかするとあなたのニキビの原因は、一つではないかもしれませんが、できるところから改善するようにしましょう。

まとめ

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いかがでしたか?大人ニキビの原因は実に多様化していて、特定するのも難しいのですが、できている部位や思い当ることから改善していきましょう。

セルフケアではスキンケアを見直すことが一番の改善方法です。大人ニキビに悩む方は、一度スキンケアを見直してみて下さいね。
venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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