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【2018年】透明なビールも登場!?酒税法改正で新しいビールが続々と販売開始

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まもなく夏本番!ビールの美味しい季節になりました。2018年は酒税法が改正されたため、従来の「発泡酒」や「第三のビール」には分類できない新しいビールが次々と販売されています。

はじめに

引用元: https://pixabay.com/ja/

夏のお酒といえばビールです。のど越し最高のビールをグイーっと煽るところを想像すると……まだ仕事中なのにソワソワしてしまいます(笑)梅雨明け間近でアチコチのビアガーデンも解禁。宅飲みもいいし、W杯の応援のおともにもピッタリです。個人的には神宮球場の内野席で飲むビールが一番好きです!

そんなビールですが、ここ数年すっかり「若者の〇〇離れ」シリーズの一員になってしまいました。もともと日本人は人種的にアルコールを受け付けない人が多く、また「個」が重視されるようになったので、最初の乾杯はとりあえずビールという風習も廃れました。

ビール嫌いの人にビールを強制しない風潮ができあがったのは素晴らしいことですが、ビール好きの人もビール離れを起こしているのは、やはり値段(コスパ)の問題が大きいと感じます。

筆者は年に数回しかお酒を飲まないので、飲むとなれば、迷わずアサヒスーパードライを買います。美味しいんですけど、高いんですよね。もし毎日のように晩酌するならスーパードライを買い続けることはできません。安い発泡酒で我慢するしかありません。発泡酒や第三のビールは、ビールの仲間にしてはあまり美味しくないので他のお酒を買うかもしれません。

最近は缶チューハイのバリエーションも増えましたし、ジュースのような飲み口のお酒もありますし、1000円をきるワインでも美味しいものがたくさん売られています。炭酸水を買ってウィスキーを自分好みに割ることもできるし、マッコリのような外国のお酒もコンビニで買えますし、それこそコクのある外国のビールも簡単に手に入ります。

若者どころかオジサン世代までビール離れを起こすのも納得です。

そんな中、2018年になって酒税法が改正されました。それに伴ってビールの分類も変わり、これまではビールの仲間に含まれなかった変わり種が次々登場しています。

酒税法改正で変わったビールの区分や、新たに誕生した変わり種ビールについてまとめました。

酒税法とは

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酒税法とは、1953年に定められた法律で、お酒の製造・販売・徴税に関することが決められています。

われわれ一般人に大きく関わるのは酒税に関する項目です。アルコール度数1%以上のアルコール飲料には酒税がかかるのですが、お酒の種類やアルコール度数によって税率は変わります。一般的にアルコール度数の高いお酒ほど税率が高くなります。

かつて大衆向けのお酒といえば焼酎でした。ビールは高級品扱いで、焼酎の酒税は安く、ビールの酒税は高く設定されていました。しかし冷蔵庫の普及とともに一般庶民もビールを飲むようになりました。

ビールの消費量は伸びましたが、90年代に景気が冷え込むと高い税率が足かせになりはじめます。企業はビールに似ているけれど、法的にはビールではないアルコール飲料(発泡酒、第三のビール)を開発し、値段を抑えました。

ビールに変わって発泡酒などが売れるようになると、税収が減ってしまいます。国は酒税法を改正し、発泡酒などの定義を見直し税率を上げました。ビールだけでなくビールの仲間まで価格が上がるとますますビール離れが進むでしょう。各社は定義が変わったことを逆手にとって、主に若者層にアピールできる新しいビールを次々と開発しています。

ビール

ビールとは麦芽をビール酵母で発酵させたお酒です。香りと味つけにホップが使われています。主に「アサヒビール」「キリンビール(麒麟麦酒)」「サッポロビール」「サントリー」の4社が製造しています。

外国ではコクが重視されますが、日本ではスッキリとしたキレのあるのど越しが重視されます。「アサヒスーパードライ」がその代表です。他社製品では「キリン一番搾り」、「サッポロラガービール」「ヱビスビール」、「サントリープレミアムモルツ」などがあります。

アルコール度数は5%~5.5%です。缶ビールは350mlと500mlが主流で、あまり飲めない人のために250mlや125mlという小さい缶も販売されています。地域によって各社の勢力が違い、例えばかつて関西ではほとんど「サッポロビール」を見かけることがありませんでした(現在は流通量を増やしています)。

余談ですが、JR恵比寿駅では、ヱビスビールのCMに使われている「第三の男」が発車メロディに使われています。

発泡酒

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節税ビールの一種で、ビール風アルコール飲料をさします。ビールに似ていますが味が薄く、アルコール度数も低め(3%~)です。ビールに比べると物足りなさは否めませんが、安さのおかげでかなり売れました。

ビールが好きな人には不人気なのですが、お酒に慣れていない若い人やビール特有のホップの苦みが好きではない人の中には、発泡酒の方が飲みやすいと言う人もいます。

ビールと違って副原料が比較的自由なので、フルーツビールも発泡酒に分類されます。また広義では炭酸入りのお酒もさすので、スパークリングワインも発泡酒といえます。

第三のビールやビール以外のお酒の人気に押されて、最近は人気が下降しています。

第三のビール

引用元: https://item.rakuten.co.jp/izmic-ec/192686-03/

第三のビールは、正確にはビールや発泡酒とは違う種類のお酒です。ビールとは違う原料や製法で作られた、ビールっぽいシュワシュワしたお酒をさします。麦芽以外のものを原材料にしたり、発泡酒に麦由来のお酒を混ぜたりしてビールっぽさを出しています。

♪ク~リ~ア~アサヒが家で冷えてる~♪でおなじみの「クリアアサヒ」や「金麦」などが第三のビールに該当します。物足りないビール扱いの発泡酒よりも、ビールではないけれどビールに似ている第三のビールの人気が高まっています。

ビールではないので、アルコール度数は様々です。5%の製品が多いですが、7%や2.5%の製品もあります。いずれにせよ1桁です。

透明飲料のブームはビールにも波及!

引用元: https://www.asahibeer.co.jp/news/2018/0625.html

規則の厳しい職場や学校でも飲めるように、様々な飲料の透明バージョンが開発されていますが、クリアの波はついにビールにも波及しました。2018年6月25日から8月末日まで、アサヒビールが「クリアクラフト」を直営店で試験的に販売すると発表しました。

分類は発泡酒で、アルコール度数は5%、価格は1杯500円。提供される直営店は、東京の「BEER&SPICE SUPER “DRY”KITTE丸の内店」「スーパードライ新宿」「TOKYO隅田川ブルーイング」と大阪の「BW STATION」の4店舗です。

インスタ映えも意識されているとのことで、店舗が近い人はぜひ飲みにいってみてください。

まとめ

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いかがでしたか?普段はビールを飲まない人も、透明なクリアクラフトは気になっちゃいますよね!2018年の夏は猛暑だと予測されています。発泡酒や第三のビールの酒税が高くなったのは困りますが、アルコールフリーやフルーツ味など独自路線ビール(っぽいお酒)が増えているので、消費税増税前に楽しみたいですね。

菜花ゆう子(なのはな・ゆうこ)
ライター
菜花ゆう子(なのはな・ゆうこ)
兼業ライター。天敵は満員電車と花粉で、マスクが手放せない生活を送っている。平日より休日のほうがメイクは念入り。スカートよりパンツ派。疲れにくいパンプスを探している。中目黒高架下を制覇するのが夢。

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