ツヤ感は素肌の潤いで決まる! ツヤメイクを魅せるための保湿ケアとは
はじめに
2017年秋冬シーズンまではマットな質感が流行していましたが、2018年に突入して状況は一転、潤いやツヤが重視されるツヤメイクがにわかに流行しはじめました。パステルカラーがトレンドになったこともあって、全体的に「ナチュラルさ」「薄さ」「軽さ」が求められています。
ナチュラルメイクとは、ナチュラルに見えるメイクのことであり、必ずしも薄化粧とは限りません。実際このところ流行していたマット系メイクは、お肌のトラブル(くすみ、しわ、吹き出物)を上手にカバーしつつナチュラルに魅せるものでした。
しかし2018年春シーズンに流行しているツヤメイクは、昨シーズンまでと比べるとかなりの薄化粧です。マットに仕上げて仕上げにきらめきを与えるのはもう時代遅れ。クリアな素肌に薄く粉を乗せてあげるのが今シーズンのトレンドです。
ツヤメイクを上品に決めるためには肌トラブルを改善し、お肌に充分な潤いを与えてあげる必要があります。顔色が明るくなり、若々しくて快活に見えるツヤメイクに必要な保湿ケアについてまとめました。
朝、メイク前の洗顔&保湿
朝の洗顔と保湿が、メイクのノリに大きく影響します。忙しい中大変ですが、肌のコンディションを整えることで日中のメイク崩れやファンデの白浮きを抑えられるので、いつも以上に保湿に力を入れましょう。
汗や皮脂、汚れを落とす洗顔
人は寝ている間に、コップ一杯程度の汗をかきます。また枕や布団、髪の毛と接する顔にはわたしたちが想像している以上の汚れが付着しています。また夜間に分泌された皮脂はどんどん分解され、酸化していきます(変性皮脂といいます)。
よほどの乾燥肌でない限り、朝も洗顔剤を使ってしっかり汚れを落としてあげる必要があります。皮脂を過剰に落としすぎないための水洗顔が流行したこともありましたが、20代や30代はまだまだ皮脂がたっぷり分泌される年齢です。洗顔剤(フォームや石鹸)を使う方が無難でしょう。
洗顔はなるべく短時間で手早く行い、ぬるま湯か水をたっぷり使って泡を落とします。絶対にこすらず、流すことを重視してください。泡を流し切ったあとも、優しくおさえるようにタオルドライしてくださいね。
化粧水はたっぷりと
乾燥肌の人もオイリー肌の人も、化粧水による水分補給が何より重要です。乾燥のし過ぎも、皮脂の出すぎも乾燥が原因だからです。洗顔した後は時間をおかず、すぐに化粧水で水分補給しましょう。
高価な化粧水を少量使うより、安価なものをたっぷり使うことをおすすめします。30代ならばまだ高級な化粧水にたよるほどお肌の保湿力は落ちていません。手に出した化粧水をなじませ、顔につけていきます。一度に大量にパシャリとつけるより、少しずつ重ねるようになじませる方がより水分が効率的に肌にしみこみます。
コットンを使うのもOKですが、パッティング(パタパタ叩き込む)はお肌を傷める可能性があるので控えめにしてください。肌質によって化粧水のタイプ(さっぱりタイプ、トロみのあるタイプ)を変えてくださいね。
乳液でふたをする
化粧水をつけっぱなしで放置すると、せっかく与えた水分が蒸発してしまいます。乳液を塗ることによって蓋ができるので、化粧水の成分がお肌になじんでいきます。オイリー肌の人や吹き出物(ニキビ)の出やすい方は躊躇するかもしれませんが、乳液を使ったほうがお肌が潤うので肌トラブルが減りますよ。
化粧水や乳液で保湿した後は、ゆっくりと手のひらでお肌を持ち上げるようにハンドプレスしましょう。決して強く叩いてはいけません。てのひらで顔面を温めるようにゆっくりとおさえるだけです。このとき、軽くアゴや耳のリンパマッサージをすると、老廃物が流れやすくなるのでメイクのノリがよくなります。
メイクの後も水分補給!
メイクを終えたあとにミスト化粧水を軽く吹きかけてあげるのも効果的です。ただしミスト化粧水には保湿力がありませんので、かけるだけではかえって水分が蒸発してしまいます。余分な水分はティシュオフし、化粧をなじませるようにしましょう。
メイク直しするときはミスト化粧水をかけて、直したい部分のメイクを清潔なスポンジやコットンで落とします。そこに乳液をなじませてから再度ファンデーションなどを載せます。
夜、帰宅後の洗顔&保湿
帰宅後はお肌のストレスを減らすためにすみやかにメイクを落としましょう。お肌を乱暴にこするのはご法度です。出先でない限り、メイク落としはシートタイプではなくオイルタイプを用いましょう。
まずはリップやアイシャドウなどのポイントメイクを先に落とします。ポイントメイクが落とせたら頬から順番にクレンジングします。
クレンジングが終わったあとはしっかり洗顔します。いわゆるW洗顔は基本的に重要です。メイクはクレンジングオイルで、メイク以外の汚れは洗顔剤で落とすのが大切です。
お風呂に入りながら行う場合は、クレンジングだけ先に行い、洗顔は最後に行うようにしましょう。化粧水などの保湿までの時間が短いほうがいいからです。シャワーでまとめて洗い流すのは肌を傷つける原因にもなりますし、洗い残しも発生するので必ず手で流すようにしましょう。
まとめ
ツヤメイクがもっとも映えるのは、潤い美肌です。肌トラブルを改善し、健康的な輝く美肌を手に入れるためにも、徹底的に保湿ケアを行いましょう。朝5分早起きするだけで、お肌のコンディションに大きな差が生まれます。きらめく若々しさは努力でゲットできます。がんばってくださいね!