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朝起きがけに花粉症が悪化! モーニングアタックの対処法って?

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花粉症の方は朝起きがけに症状が悪化することはありませんか?それは「モーニングアタック」と呼ばれる現象です。朝の辛い症状を減らすための対処法をご紹介します。

はじめに

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2018年3月も第3週に入りました。気温は平年と比べ高い傾向にあり、初夏の気温(5月上旬並)になるという予測も出ています。スギ花粉飛散のピークを迎えるそうです。花粉症の方にとっては過酷な日々が始まりましたね。

花粉症になると、おおむね一日中苦しい思いをするのですが、特に朝起きがけに症状が酷くなる人が大勢います。目が覚めたとたんくしゃみを連発したり、鼻水が止まらなくなったり、咳が出たり…。

朝起きがけにアレルギー症状が悪化することを「モーニングアタック」といいます。本記事では、モーニングアタックの原因や対処法をご紹介します。

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モーニングアタックとは?

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上で述べたとおり、モーニングアタックとは朝起きがけにアレルギー症状が悪化する現象のことです。厳密な定義はありませんが、花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎ではよく起こる現象です。

朝目が覚めたとたん、くしゃみが止まらなくなることはありませんか? 鼻水が増えると後鼻漏も増えるので、咳が出る人もいます。逆に発作のような瞬間的で激しい症状はなくても、身体がだるくメイクのノリが悪いという人もいます。

起床がスムーズにいかないと、1日中なんとなく体調や気分がすぐれないまま過ごすことになります。原因を把握してモーニングアタックをなるべく起こさないようにしましょう。

モーニングアタックの原因は?

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花粉症の場合、アレルゲンである花粉から離れれば症状が治まります。ということは窓を閉め切った室内で数時間寝て起きた朝は、症状が落ち着いてもいいはず。なのに多くの人が、最も強く症状が出るのは朝だと感じています。

考えられる原因はいくつかあります。まずは寝ている間に花粉を吸いこんでしまっていることです。伝統的な日本家屋に比べ、現代の家は気密性が圧倒的に高まっています。ですので屋内に入ると花粉症の症状が落ち着きます。

しかしこの気密性の高さがあだとなる場合もあります。どんなに気を付けていてもわたしたちが出入りするたびに少量の花粉が屋内に持ち込まれます。

掃除しない限り花粉は外に排出されることはなく、空中を漂い、埃とともに夜間床へ落ちてきます。寝ている間にわたしたちはこれを吸い込んでしまいます。吸い込まなかった花粉は、朝起きがけの私たちや布団の動きにあおられて再び空中へ舞い上がります。

さらに自律神経の動きもモーニングアタックに関係していると考えられています。

自律神経には活動中に働く「交感神経」と、寝ているときやリラックス中に働く「副交感神経」があります。朝起きたばかりのときは副交感神経が優位で、次第に交感神経が活発になっていきます。起きてしばらくは自律神経のバランスが一時的に崩れます。

鼻の諸症状をコントロールしているのも自律神経です。花粉を吸いこんでいる状態で自律神経が乱れると、くしゃみや鼻水を抑えられなくなって症状が悪化するのです。

モーニングアタックの対処法

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モーニングアタックを起こさないためには、自律神経を整え、寝ている間に花粉を吸いこまないようにする必要があります。

すぐにできる対処法は部屋を掃除することです。アレルゲン(花粉)が室内になければ、花粉症の症状自体が落ち着きます。屋外から部屋に戻るときに徹底的に花粉を落とし、室内もこまめに掃除機やコロコロ(カーペットクリーナー)で掃除します。

見落としがちなのが壁です。壁にも埃や花粉は付着しています。壁にコロコロをかけると夜間につもる埃の量が格段に減ります。

次にできることは自律神経を整えることです。ストレスや不規則な生活で自律神経は乱れてしまいます。十分な睡眠を取り、朝日を浴びるようにしましょう。運動や食生活も見直すべきです。

交感神経が鼻の諸症状を抑えてくれています。目覚めてすぐに起き上がるのではなく、5分ほど横たわったままで指を動かし、交感神経を活発化させてから起き上がるのも有効です。

マスクをつけて寝るのも有効です。寝ている間に吸い込む花粉の量を抑えてくれます。鼻づまりが酷くなると口呼吸になってしまいますが、マスクをつけていれば口内の乾燥も防げます。

まとめ

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モーニングアタックの原因は、自律神経の乱れと夜間に吸い込む花粉だとわかりました。

花粉症の人はなかなか眠れないし、食欲や運動量も減っていると思いますが、なるべく規則正しい生活を心掛けてくださいね。起きがけの症状が減れば、1日の憂鬱も少し減ると思います。

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venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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