屋内に持ち込まないことが重要! 掃除は最大の花粉症対策!
はじめに
花粉症の季節になると、空気清浄機が手放せなくなる方も多いと思います。外出中はもちろんのこと、なぜか屋内に戻ってきても症状が治まらないんですよね。
春が終わるまで一歩も家の外に出ない!これが実行できたらどんなに楽になることか…。社会人にとっては転地療法も夢のまた夢です。
せめて会社や自宅の中だけでも、なるべく快適に過ごしたい。そう考えるなら徹底すべきなのは、「屋内に花粉を持ち込まない」ことです。具体的にどうすれば花粉を持ち込まずにすむのか解説していきます。
屋内に入る前に花粉を落とす
現代の家は非常に気密性が高いため、窓やドアを施錠してしまえば花粉が入り込む余地がほとんどありません。つまり、(換気をのぞけば)人が出入りするときに注意すれば、花粉を室内に持ち込んでしまう可能性がかなり低くなるというわけです。
花粉は空気中のあらゆる場所に漂っています。特にほとんどの土地がアスファルトで覆われた都心部は、着地した花粉が風に乗って何度も舞い上がり、いつまで経っても残留することが知られています。
その大量の花粉は、人の肌や髪、服に付着します。屋内に入る前に全身を軽くはたいてほこりと花粉を落とすようにしましょう。ガムテープやコロコロ(カーペットクリーナー)を使えばほとんどの花粉を取り去ることができます。症状が重い人は試してみてください。
ガムテープもコロコロも100円ショップで売っているような、安くて粘着力が弱めのもので十分です。掃除用とは別に服用を用意するとよいでしょう。
床も壁も徹底的に掃除する!
あなたはどのくらいの頻度で掃除をしていますか?
マイナビウーマンの調査によると、39.9%の人が週1回、18.1%の人が毎日、17%の人が週2~3回と答えたそうです。休日にまとめて掃除機をかけるという人が多いようです。
忙しくてなかなか時間が取れないというのはよくわかるのですが、花粉症が酷い人はなるべくこまめに掃除をするようにしてください。室内に持ち込まれた花粉は掃除しない限りずっとアレルゲンとなり続けます。特にカーペットは毛足が花粉を絡めとるので、花粉症の方にはNGです。
またアレルギーには重複する性質があります。スギ花粉症の人がヒノキ花粉症を発症しやすいように、花粉症の人はハウスダストアレルギーを発症する可能性が高いのです。また室内にたまった花粉を寝ている間に吸い込むことによって、朝起きた瞬間に強い症状が出る「モーニングアタック」の原因にもなります。
掃除する際に忘れがちなのが「壁」です。室内を漂った花粉やハウスダストは床だけでなく壁にも付着します。柄のついた掃除シートやコロコロを使うと高いところも簡単に掃除できます。
クイックルやコロコロでながら掃除
朝や夜に掃除機をかけるのは難しいですよね。マンションやアパートでは隣家や階下の部屋の迷惑にもなりかねません。そういう方におすすめなのがクイックルワイパーのような掃除用シートです。
掃除用シートなら音が出ないので時間を気にすることがありません。拭き取った汚れ(ほこりやごみ、花粉)をシートごと捨てられるのもいいですよね。柄が長いタイプ以外にも、ハンディタイプや、シートの代わりに洗濯すると繰り返しつかえるモップタイプもあります。
花粉症の方は使い捨てできるシートタイプの方が、花粉が残らないのでおすすめです。
同じようにカーペットクリーナー(いわゆるコロコロ)もオススメです。TVを見ながら自室をコロコロコロ……と掃除しちゃいましょう! こちらも吸着テープをどんどん捨てられるのでこまめにかけると掃除機をかける以上の効果が得られます。
ロボット掃除機の導入も検討して
「ルンバ」の発売をきっかけに、自動的に掃除をしてくれるロボット掃除機が大流行しました。ロボット掃除機にはタイマーがついているので、毎日決まった時間に室内を掃除してくれます。これなら騒音問題を気にせずにすみます。
ネックは価格ですが、今はさまざまなメーカーから発売されているので以前より価格競争が進んで安く手に入れることができます。わたしは昨年購入したのですが、家事が一つ減ったので、元を取るどころかおつりをもらった気分だと感じています。
散らかった部屋では使えませんが、物が多いとほこりや花粉が溜まりますから、これを機会に片付けてみるのはいかがでしょうか。
エアコンのフィルター掃除
忘れてはいけないのがエアコンのフィルター掃除です。理想は月に2回だそうですが、いきなり目標を高くすると挫折してしまうので(笑)ひとまず冬の間中がんばってくれたエアコンを掃除してあげましょう。
もっともエアコンが汚れるのは夏です。冷房を使うと内部で結露が発生し、カビの温床になるからです。夏の始まる前(春)と夏の終わり(秋)に内部清掃するのがベストだそうです。
清掃業者は春と秋に値下げキャンペーンを行うことが多いので、一度プロにお任せしてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
まずは花粉を屋内に持ち込まないこと。持ち込んでしまった分は掃除すること。これが花粉症対策ではとても重要です。
忙しいなか大変だとは思いますが、毎日の生活でちょっと気を付けるだけで、かなり症状は抑えられるでしょう。頑張ってくださいね。