大流行の赤リップが似合わない。老け見えの原因は肌との落差かも
深みを増したブラウン系こっくり赤リップが秋っぽい
9月になりました。朝晩はだいぶ過ごしやすくなりましたが、台風が続くのは困りものです。
気象庁によると2018年秋は、梅雨と夏に続いて全国的に平年よりも気温が高くなる見込みだそうです。雨で気温が下がっても晴れればあっという間に猛暑にぶり返す……10月半ばまで夏が続いて、秋をすっ飛ばして冬がきた2013年を思い出します。
気温的には夏が続きますが、ファッション業界はすっかり秋に様変わりしました。
各ブランドから秋の新作コスメが次々と発表されています。限定カラーは予約必須ですから、トレンドに敏感なオシャレさんは、ブランドサイトのチェックが日課になっているかもしれませんね。
2018年秋冬シーズンも、春夏シーズンから引き続き「赤リップ」が大人気です。
しかもアラサー世代や30代にとってありがたいことに、秋らしいこっくりとしたブラウン系レッドや深いワイン色がトレンドなんです!
赤いリップメイクは肌の白さを引き立てながら、華やかな印象を周囲に振りまきます。透明感とナチュラルな抜け感が重視される2018年のトレンドメイクとは相性抜群ですから、つい何本も買ってしまった人もいるでしょう(笑)
一方で「思ったより赤が似合わない」「赤リップだと老け見えする」とお悩みの方はいませんか?
万人に受けの良い赤いリップですが、実はアラサー世代にとっては難しいアイテムでもあります。赤リップのせいで老けて見える理由や、似合う赤リップの探し方をご紹介します。
赤は視線を集める強い色
唇の表面は粘膜で覆われています。粘膜は皮膚よりも薄いので、素の唇を見ると血色の良しあしが一目でわかります。色が薄かったり紫がかっていると不健康に見えます(実際に健康状態の判断にもちいることもあります)。
リップメイクで唇全体のトーンを統一し、色やツヤをプラスしてあげると、とても華やかな印象になります。
リップカラーにも流行があります。肌の色に近づけツヤを強調するヌーディリップや、イエローベースと相性のいいオレンジ系のリップ、上品な青みピンクなどが定番の人気カラーですね。
2018年大流行中の、鮮やかな「赤リップ」は超王道カラーです。
真赤なリップは、「女性らしさ」「大人っぽさ」「色気」の象徴です。同時に白い肌と真赤な唇の組み合わせは、白雪姫のような無垢さも演出できます。
ここ数年は、唇を周囲の肌の色となじませるヌーディメイクがトレンドでした。ベージュ系のリップは女を強調しすぎず、清楚で知的な印象を作ってくれました。ですがやはり華やかな赤は女性の永遠の憧れです。
赤は三原色の1つです。膨張色であり、三原色のなかで最もインパクトのある色です。人の目は自然と三原色にひきつけられます。
透き通るような白い肌に、真赤な唇。赤リップが顔全体の印象を引き締め、コントラストの差で肌と唇両方の美しさが際立ちます。
唇や口周りの“老け”まで強調される
雪のような白い肌と、血のような真赤な唇を持つ白雪姫は継母に嫉妬されるほどの美人です。つまり、2018年トレンドの「透明感のある美白美肌」×「ツヤっぽ赤リップ」は、白雪姫のような正統派美人メイクというわけです。
10~20代前半の若い子はもちろん、赤リップをつけたおばあちゃんも素敵ですよね。
赤リップは昔からある王道カラーで、世代を問わず人気の赤ですが、実はアラサー~アラフォー世代にとっては鬼門になることがちょくちょくあります。
というのも、唇の赤が視線を引きつけるせいで、注意してみないとわからないようなちょっとした老化現象まで強調されてしまうからです。
唇の荒れや縦ジワが目立つ
まず赤リップを塗った唇自体が注目されます。ベージュ系のヌーディーカラーで肌に色味を近づけ、ツヤをプラスしていたときと違って、とにかく唇が目立ちます。
ちょっとした唇の荒れも目立ちますし、縦ジワが強調されると一気に老け込んで見えます。マットな赤は、シワがはっきり見えるようになるので、急速に肌から若さが失われていくお年頃には厳しいアイテムと言わざるをえません。
口の周りはシワができやすい
唇に視線が集まるということは、口の周りをよく見られるということです。
口の周囲の老けといえば、ほうれい線やマリオネット線です。ほうれい線が目立ちはじめる年齢は人によってまちまちですが、早い人だとアラサーごろにはすでに定着し始めます。
現代人はスマホをじっと見つめる時間が長いので、ほうれい線ができやすいと言われています。
最近急に赤リップが似合わなくなったと感じる人は、肌全体がくすんでいたり、ほうれい線が必要以上に目立って見えたりしている可能性が高いです。
産毛が濃い目の人は要注意
鼻の下も当然注目されてしまうポイントです。普段ならスルーされる程度の産毛でも、真赤なリップのすぐそばに生えていれば「ひげ」として認識されてしまいます。
さらに年を重ねると逆に赤がいい
アラサー~アラフォー世代にとっては、自分の衰えを周囲に見せつけてしまう赤リップは使うのが難しいアイテムですが、さらに年を取り、おばあちゃんに近づいていくとまた赤リップが似合うようになります。
シワがあって当然の年齢になるころには、明るい色を積極的に取り入れたほうが、顔全体のトーンが明るく見えます。
結論:赤の持つパワーに負けない美肌を作ろう
いかがでしたか? 赤リップが似合わない、以前より違和感が増えたと感じる理由は、唇や口の周囲のお肌の老化が強調されてしまっているからです。
赤リップを全力で楽しみたいなら、透明感があって、シワやトラブルの少ない美白美肌をキープしましょう!
また、2018年秋冬シーズンに流行している、ブラウンレッドやワインレッドなどの、ほどよく落ち着いたトーンの赤リップは、アラサー以上の女性の美しさを最大限に引き出してくれます。赤リップを取り入れるなら、むしろこれからです! 自分に似合う色を探して、白雪姫系美人メイクを楽しんでくださいね。