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妊娠前に知りたい! 生まれ月によって子供の能力に差が出るって本当?

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なにかと不利だと言われる早生まれ。子供は授かりものですから気にしすぎるのもよくありませんが、できればかわいい我が子には人生を有利に過ごしてほしいですよね。生まれ月と有利不利の関係や、能力の差について調べました。

はじめに

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早生まれとは1月1日~4月1日に生まれた人のことをさします。大人になれば生まれ月なんて誤差ですが(歳をとるのが遅いという意味では、女性にとってはラッキーかもしれません)、子供のうちはちょっと気になりますよね。

小学校の入学資格は4月1日に満6歳になっていること。同じ学年でいちばん誕生日の早い子は4月2日、遅い子は4月1日です。同じ学年の中でちょうど1年の差がつきます。

遅くうまれるのに「早生まれ」というのは、数え年の習慣があった時代のなごりで、生まれたときを1歳、その後は正月に一斉に1歳ずつ足していました。だから当時はまさしく1月生まれが「早生まれ」だったのです。

いまは満年齢で数えますし、新年度は4月からです。早生まれは、遅生まれになってしまいました。

早生まれが不利だと言われる理由

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生まれ月の差がもっとも顕著になるのは、小学校に入学するときです。入学式にはすでに7歳になっている子と、つい先月6歳になったばかりの子では、体格も体力も差があって当然です。

大人になれば必ず追いつきます。しかし成長過程の子供にとって1年の差はかなり大きいです。入学後は身体の大きいお友達に圧倒されるかもしれません。

小学1年生の勉強や学校生活は、満6歳児がこなせるものになっています。しかしすでに7歳の子と、6歳になったばかりの子では難易度に差もでるでしょう。

幼稚園や保育園のころはあまり同級生と比べられることはありません。しかし小学生になると、学校側が公表しなくても、子供たち自身が「できる子」「できない子」の差に気づきます。おまけにまだ自制心が発達していませんから、できない子が馬鹿にされてしまうこともあるでしょう。しかしたいていの場合、同学年のお兄さん・お姉さんたちは優しいですよ。

発達の早い子が悪気なく「なんでできないの?」と言うかもしれません。発達の遅い子自身も「なんでほかの子みたいにできないんだろう」と悩むかもしれません。劣等感ばかり味わっていると、だんだん卑屈になってしまいます。自己肯定感が育たないため、発達の差がみられなくなる年齢になっても、悪影響が残る可能性は否定できません。

生まれ月と能力には関係はない

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早生まれだからといって能力が低い、4月や5月生まれだと能力が高いということはありません。遅くとも3年生くらいで生まれ月が由来の差はほぼなくなり、それ以降は親の教育や躾の差のほうが目立つと言われています。

ただ、スポーツ選手には年度初め生まれが多く、高学歴の人も同じ傾向があるという研究結果はあります。これは生まれ持った能力に差がでるのではなく、環境の差が大きいと考えられています。

しかしあくまで「傾向」というだけで、能力自体に差があるわけではありません。実際早生まれでも立派な成果を残している人は大勢います。サッカーの中田英寿選手も、野球の新井貴浩選手も1月生まれです。ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士も1月生まれです。

早生まれは褒められやすい

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学校教育の現場では、早生まれに配慮する動きも始まっています。なにかとのんびり扱いされる早生まれの子供ですが、実はお得なこともあるんです。

なにかを達成したとき、年度初め生まれは「できて当然」と扱われます。逆に早生まれの子は「すごいね!」と大袈裟なくらいほめられます。逆になにかができなかったときは、早生まれの子は「まだ小さいからしょうがないね」で済みます。年度初め生まれだと「お友達より大きいのにどうしてできないの」と思われてしまいます。

身体の発達と情緒の発達は別物です。しかし情緒の発達はパッと見ではわからないので、どうしても大人は「体の大きさ」や「生まれ月」で判断しがちです。「小さいのにもうできる」「大きいのにまだできない」。本当にハラハラするのは、4月生まれで体格のいいのんびり屋さんの親御さんかもしれません。

4月生まれの娘さんのいる友人に聞いた話です。同じ保育園にとても早熟でデキのいい早生まれさんがいるそうで、早生まれさんに「4月生まれちゃんは、身体は大きいのに、赤ちゃんだね」と言われてしまったそうです。必ずしも早生まれだから成長が遅いということもないんですね。

人間には発情期がない=いつでも産める

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そもそもなぜ早生まれが問題になるのでしょうか。それはある程度は妊娠する日をコントロールできるからです。

人間は特殊な生き物です。多くの動物は、繁殖期(発情期)が決まっていて、特定の時期にラッシュのように生まれます。野生環境下だと子供を育てられる時期が限られているので当然ですね。しかし人間には知恵と道具があるので、一年中子供を育てることができます。

哺乳類のメスは妊娠できる時期(発情期)に入るとオスに明確なサインを送ります。一方、人間は女性自身も自分の排卵日を把握していません。なんとなくわかる人もいますが、他人がそれを悟ることは不可能ですよね。

人の妊娠期間は長く、子育てにかかる時間や労力はほかの動物とは比べ物にならないほどの負担になります。人に発情期があればもっと少子化が進む(発情期を逃す)か、犯罪が増える(発情期を狙われる)でしょう。

明確な排卵日はわかりませんが、基礎体温をつけることである程度は推測できます。子供の生まれ月を逆算して調整することは不可能ではありません。月は気にしない人でも、兄弟の年齢差は考える場合が多いでしょう。

ただし必ずしも妊娠したいときにできるとは限りませんし、バッチリのタイミングで妊娠しても、予定より早く生まれることはままあります。あまり気にしすぎることもないと思います。

まとめ

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早生まれには不利な傾向がありますが、現代ではある程度配慮されますし、健常児ならば必ず追いつきます。なにがなんでも早生まれを避ける必要はありませんし、妊娠してから早生まれになるとわかっても、気に病まなくても大丈夫です。

venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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