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30代女性には厄年が2回もある! 体調管理に気を付けよう

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30代ともなれば仕事上の責任が重くなり、プライベートでも結婚や出産などイベントが盛りだくさんです。厄年なんて迷信、気にする必要なんてないという方もいますが、長く続く風習には先人たちの知恵や忠告が詰まっています。本記事では厄年について解説します。

はじめに

引用元: https://www.photo-ac.com/

「今年は前厄だから気をつけなきゃ」「最近ついてないのは厄年だからかな」…。30代になるとこのような会話が身近で交わされるようになります。厄年というのは災厄が降りかかる(と言われている)年齢のことです。科学的根拠は一切ありませんが、古くは平安時代からずっと信じられてきました。

平成の世も終わろうという2018年現在、長く続く風習を守る人は20世紀に比べてずっと少なくなったように感じます。お坊さんすらAmazonで注文できますし、幽霊より変質者のほうが恐ろしいのも事実ですし、仕方ないことだと思います。

わたし自身、古くからの風習や宗教的な行事にはほとんど参加していません。墓参りもしてませんし法事も欠席ばかりです。インフルエンザが怖いのでここ数年は初詣も行っていません。

自活しているので別に誰にも文句は言われませんが、30代になり、母が「厄年だけは気をつけなさい」と言って長財布をプレゼントしてくれました。「迷信だけど、まったく根拠がないわけじゃないよ」とのことです。

年長者が口をそろえて「科学的根拠がなくても厄年は気を付けた方がいい」と言う理由を、本記事では解説します。

厄年とは

引用元: https://www.photo-ac.com/

日本で古くから信じられている「厄年」。該当の年齢になると災厄が降りかかると言われています。

陰陽師が妖怪と戦っていた時代ならいざしらず、災厄だなんて大げさなと思いますが、現代でもついていない日のことを「厄日」と言いますよね。いまでも「穢れ」「厄」という概念は日本人の魂にしっかり根付いているんです。

男女で違う厄年

厄年にあたる年齢は男女で違います。男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳です。なんと女性は30代に2回も厄年があるんです!しかも厄年には「前厄」「本厄」「後厄」の3種類があります。本厄の前年(前厄)は厄の前兆が表れ、本厄の次年(後厄)は厄が薄らいでいくといわれています。

この考え方に則ると、女性は数え年で「32歳、33歳、34歳」および「36歳、37歳、38歳」の合計6年間も厄に注意する必要があることになります。しかも33歳の厄年は大厄と呼ばれ、最も警戒しなくてはいけないとされています(男性は42歳)。女性の30代は受難続きと言われているんですね…。

数え年とは

ちなみに地域によって差がありますが、基本的に厄年は「数え年」でカウントします。数え年というのは、生まれた年を「1歳」とし、1月1日がくるごとに1つ歳をとるという考え方です。

例えば12月31日生まれなら、12月31日に1歳、翌1月1日に2歳になります。生まれて1日しか経っていなくても2歳です。数え年が主流だった時代の人に元日生まれが多いのは、出生日をずらして届けていたからです。(ちなみに病院での出産が普通になった現代では、出生日をずらすことはできません)

現在は満年齢が普及しています。満年齢と数え年には1~2歳の差がうまれますから、本厄にあたる年齢は「32歳」と「36歳」です。

2018年に厄年になる人

2018年に厄年(前厄、本厄、後厄)を迎える年齢をまとめました。すべて満年齢です。

数え年は1月1日を基準にするので、同じ学年でも早生まれの人は1年ずれるので注意してください。

厄年に気を付けるべき理由

引用元: https://www.photo-ac.com/

繰り返しますが、厄年には科学的根拠は一切ありません。ただし経験則として厄年付近は気を付けるべきと考える人は大勢います。一種の生活の知恵ですね。

現在は平均出産年齢が上がりました。2014年の調査によると平均初産年齢は30.6歳です。30歳を超えてからの出産が当たりまえになりました。それに伴い、高齢出産の定義も「35歳以上」とされていますが、かつては30歳でも高齢出産といわれていました。

昔の女性は若いうちから何人も産んでいました。33歳を迎えるころには度重なる出産と育児が重なり、病気やケガをしやすくなっていたと考えられています。また37歳にもなればそろそろ最後の子を産むころあいでした。当時としては人生の節目の時期だったというわけです。

現代女性には当てはまらないように思われますが、いくら社会が変化しても人の身体はそうそう変化するものではありません。医療が高度に発達したため、30代で亡くなる人は減りましたが、やはり20代のころに比べて無理がきかなくなり、身体に不調が表れはじめる年齢ではあります。

厄年にふりかかる「災厄」というのは、宗教的・観念的なものではなく、不規則な生活のしっぺ返しと考えましょう。厄年だからといって何が起こるわけではありませんが、気を付けるに越したことはありません。お祓いに行かない人でも、自身の生活を見直して、健康診断を受けたり運動習慣をつけるようにしてくださいね。

まとめ

引用元: https://www.photo-ac.com/

現代人にとっては迷信のように感じられる厄年ですが、経験者はみな「気を付けたほうがいい」と忠告してくれます。たとえ科学的根拠がなくとも、平安の世から現代まで語り継がれているということは、それなりに経験則が伴っているのでしょう。

なにか特別なことをしなくてもいいので、健康を維持するためにも自分の身体をいたわってあげてくださいね。

venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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