花粉症にも効果あり? 濡れマスクで鼻と喉のケアをしよう!
はじめに
3月第三週は気温が急激に上がり、スギ花粉の飛散量がピークを迎えました。花粉症の皆さんはきっとグロッキーになっていますよね。わたしも蛇口が壊れた水道のように、鼻水がポタポタ垂れるので苦しいです。朝方まで眠れずにいたら仕事に遅刻してしまいました…。
鼻と喉はつながっています。鼻水が喉に流れ込む「後鼻漏」は誰にでもある現象ですが、鼻が炎症を起こして鼻水の量が増えると、当然後鼻漏の量も増えて喉も炎症を引き起こしやすくなります。鼻を何度もかんでいると耳まで炎症を起こすこともあります。
また花粉そのものは粒子のサイズが大きいので喘息症状を引き起こすことはあまりないそうですが、花粉に付着している不純物やPM2.5、アスファルトの上に落ちて粉々に砕けた小さい粒子を吸い込むことで気管支が炎症を起こすことはあるそうです。
花粉症から耳鼻咽喉を守るためには、マスクで花粉の侵入を防ぎ、鼻と喉の潤いを保ってケアしてあげる必要があります。本記事では鼻と喉のケアに効果が高い濡れマスクについてご紹介します。
濡れマスクとは?
濡れマスクとは文字通り水分を含んだマスクのことです。マスク用の布地の間に濡れたフィルターが挟まっています。最近はドラッグストアを中心にさまざまなお店で販売されているので、目にされている方も多いと思います。
濡れマスクには加湿効果があります。鼻や喉の乾燥を防ぐことによって風邪や炎症を予防できます。近年急激に人気を伸ばしています。我が家は代々気管支が弱い家系で、わたしも咳喘息から喘息を発症したのですが、喉が炎症を起こしたときに濡れマスクを着用することで、咳の発作が格段に減りました。
濡れマスクの効果
濡れマスクには鼻や喉に安定して潤いを与える効果があります。鼻や喉の諸症状は乾燥によって悪化しますので、濡れマスクを着用することで不快な症状が軽減します。
風邪を予防する
風邪のウィルスは一年を通して空気中を漂っています。身体が健康で体力があると、吸い込んだウィルスを退治することができますが、喉が乾燥していたり粘膜が過敏になっていると増殖を許してしまいます。
濡れマスクで喉の乾燥を防ぐことによって風邪のウィルスが増殖するのを防ぐことができます。
鼻や喉を保護し、炎症を予防する
風邪に限らず、乾燥は炎症の原因になります。花粉症で鼻水が増えると、後鼻漏も増えます。後鼻漏が多くなると喉が荒れて炎症を起こし、酷いと咳の発作や喘息を引き起こしてしまいます。
濡れマスクで適度な潤いを保つことにより、炎症の悪化を防ぎ、ひいては花粉症の症状を軽減することができます。
鼻呼吸をうながす
口呼吸が癖になっている人は多いですよね。昼間は気を付けることができますが、寝ている間はどうしようもありません。濡れマスクをつけると口元に湿ったガーゼがあたるので、自然と鼻呼吸がうながされます。
口元に潤いが与えられる
何度も鼻をかんでいると、鼻の下や唇などが荒れてしまいますよね。濡れマスクはカサカサになってしまったお肌や唇にも潤いを与えてくれます。口元の肌が潤うと、ほうれい線が目立たなくなるという嬉しいおまけもあります。
濡れマスクは手作りできる!
このように鼻や喉の炎症を抑える効果の高い濡れマスクですが、普通のマスクに比べるとかなり高価です。使う頻度が高いのでできるだけ出費を抑えたいですよね。
安心してください。実は濡れマスクは手作りできるんです。しかも材料は100円ショップですべて揃えられます。
濡れマスクの材料
・不織布マスク2枚
・ガーゼ1枚
耳が痛くならないマスクならなんでも大丈夫です。鼻部分にワイヤーが入っているタイプがオススメです。
濡れマスクの作り方
1.ガーゼを適度な大きさにカットし、水またはお湯で湿らせます。
2.湿らせたガーゼを不繊布マスクで挟みます。
3.ガーゼの位置は口元にくるように調節してください。
ガーゼが鼻と口の両方を覆ってしまうと息が苦しくなります。またマスク自体を濡らすのも息がつまる原因なのでやめましょう。
内側(顔に直接あたる側)のマスクの上部を、ガーゼを挟むように折ってワイヤーで固定すると着けている間にガーゼがずれるのを防げます。
まとめ
花粉を撲滅することやアレルギー反応を軽減することは個人では難しいですが、アレルギーによって起こる炎症を抑えることなら可能です。花粉症の人だけでなく、鼻や喉が弱い人にも濡れマスクは試していただきたいと思います。