美白化粧水は効果なし? 正しい使い方とは
Beauty
美白用のスキンケアアイテムには化粧水や美容液、クリームなどラインになっているものが多く「とりあえず化粧水からはじめてみよう」と考える人もいるかもしれません。値段も高価なものが多い美白用の化粧水は本当に効果があるのか、正しい使い方や選び方などについて見てみましょう。
はじめに
高価な美白用の基礎化粧品の中でも、美容液やクリームに比べると購入しやすい価格のものが多い美白化粧水。とはいえ、普通の化粧水と比べれば高価なもの。毎日使う化粧水は減るのも1番早いため、その効果のほどが気になります。美白化粧水は効果が薄い?
美白用化粧品の中でも「化粧水は効果が薄い」という声を聞くことがあります。これにはどういった理由があるのでしょうか。配合されている成分が少ないことも
美白用に開発され、医薬部外品として販売されている化粧水には、厚生労働省で決められた量の有効成分が配合されています。この場合、成分によっては上限が決められているものがあります。たとえば、美白用化粧水によく配合されているビタミンC誘導体の上限は、医薬部外品では3%と決められています。美容液やクリームよりも水分量が多い化粧水では、1回に使用する量の中の成分が少なくなる場合があるのです。
https://www.photo-ac.com/
高価なため使う量が少なくなる
よく「化粧水はたっぷりと使った方がいい」といわれます。肌に水分を補うためにも、化粧水はバシャバシャと惜しみなく使う方がよいのですが、高価な美白用化粧水だと、もったいなくてちょっとしか使えず、化粧水としての充分な効果が得られない、ということもあるでしょう。https://pixabay.com
肌に留まる時間が短い
化粧水はそのほとんどが水でできているため、肌に使っても蒸発したり流れたりして、クリームタイプのものより肌に留まっている時間が短くなります。化粧水は肌に水分を補給することが大きな目的となるので、有効成分をじっくりと浸透させたいなら、テクスチャーの濃いものの方が留まる時間は長くなります。美白化粧水のメリット
美白化粧水は、他のアイテムと比べると有効成分の効果が薄く感じられるかもしれませんが、だからといって使っても意味がないわけではありません。美白化粧水を使うことのメリットを考えてみましょう。肌への水分補給
美白を考えるうえで、肌へしっかりと水分を与えることは外せません。美白用化粧水には、美白用のクリームや美容液だけでは足りない水分を補給して、透明感のあるみずみずしい肌へとみちびくというメリットがあります。https://pixabay.com
多くの有効成分を取り入れる
多くの美白化粧品に配合されているビタミンC誘導体には、水溶性と油溶性の2種類があり、化粧水に配合することでより有効に取り入れることができるものもあります。特にライン使いを推奨しているメーカーのものは、美容液には入っていない美白成分が化粧水に配合されていたり、肌にとって1番ベストな状態で使えるように配合を考えられたものが多いので「あまり効果がないから化粧水は使わない」と切り捨ててしまうのは、とてももったいないことです。肌の表面を整える
乾いた肌にいきなり濃厚なクリームを塗るよりも、化粧水で肌を潤して表面の角質や荒れた肌を整える方が、後に続く美白ケアの効果も高まります。美白化粧水には、より多くの成分を肌の奥へとみちびくための導入としての役割もあるのではないでしょうか。https://www.photo-ac.com/
美白化粧水の正しい使い方
美白化粧水のメリットを存分に受けるためにも、正しい使い方をチェックして美白に整えていきましょう。惜しみなくたくさん使う
美白化粧水が高いからといって少しずつしか使わないのは、逆にもったいないことです。肌にうるおいを与えることはターンオーバーを正常にみちびき、美白を助けることにもなるので、ケチらずに惜しみなくたっぷりと使うことが大切です。こまめに使う
美白化粧品はアイテムによっては夜だけ、週1~2回といった使用方法のものもありますが、化粧水は毎日の朝晩のケアで気軽に使うものです。日中でも乾燥が気になるときは、肌をうるおす感覚でこまめに使っていきましょう。https://pixabay.com
ラインで使う
美白用の化粧品は、経済的に余裕があるならできるだけライン使いするのがおすすめです。メーカーによっては化粧水だけでは物足りない使い心地でも、ラインで使うことによって確かな効果を感じられるものもあります。表示されている成分やメーカーの説明などをよく読んで、効能について理解を深めて使うことが大切です。早めに使う
高価な化粧水を買ったときには、量をケチって少しでも長持ちさせようとしがちですが、1回の量が少ないと化粧水としての目的が充分果たされないことに加えて、衛生面にも不安が残ります。メーカーの定めた使用法を守り、期限以内に使い切るようにしましょう。https://pixabay.com