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花粉症には果物が効果的ってほんと!?その真相を徹底調査!

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フルーツといえば、世の中のイメージはヘルシー。でも、冬には冷たくて、食べるならコタツか暖房で温まった部屋か…。そんな果物だけど、花粉症にもいいのかしら?果物が花粉症にもたらす効果を紹介します!

はじめに

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花粉症のシーズンを楽に過ごす為には、やはりヘルシーな食事にシフトするのが一番!と思って、朝食をバナナに切り替えた…。なんて、あなた!考え方が安易なのでは?

果物は確かに正しく食べればヘルシーですが、使い方を間違えると、花粉症の人にとって必ずしも味方とは言えない存在となることも。

どういうことかと言えば、種類毎の条件や、食べ方によって、状況が変わってくるっていうことです。その果物、食べる前にこの記事を読んでみて下さい。

花粉症の味方になる果物

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結論から言うと、確かに花粉症に良いとされる果物はあります。その摂取目的となる成分はポリフェノールやビタミンC、それから酵素などです。

沖縄で日常的に食されている青パパイヤは、あく抜きさえすれば生で食べられるのですが、体内の異常なタンパク質を掃除してくれるということで、花粉症にも効果が期待出来るようです。ちょっとひと手間かかりますが、機会があれば試したいフルーツですね。

また、レモンはビタミンCが豊富で、抗酸化作用を期待出来るので、積極的に料理やドリンクに使いたいフルーツです。

しかし、後で詳しくご紹介しますが、花粉症と果物は必ずしも相性が良いとは言い切れない面があります。安心して果物を花粉シーズンにも楽しみたい方は、一度しっかりと血液検査でアレルゲンを明確にし、医師に相談するとよいでしょう。

特にシラカバやブタクサのアレルギーの方にとって、果物は要注意です。「良くわからないけどとにかくフルーツを食べたい!」となったら、ジャムや加熱されたジュース、ドライフルーツ、焼きフルーツなどなら問題ないとされています。

花粉症の喉に効果的な果物

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喉に良いと言えばズバリ、キンカンとカリンです。これは花粉症でも同じ。

花粉症というと、クシャミ、鼻水、鼻づまりのイメージが強いのですが、炎症によって喉もかなりのダメージを受けます。

キンカンとカリン、どちらものど飴でお馴染みですが、それだけのことはあり、花粉症などによって痛めた喉の炎症を鎮める効果があります。また、カリンは喉の炎症を抑えるだけでなく、目のかゆみにも効果を発揮します。

もちろん、生やジュースなどでもいいのですが、簡単に持ち運べるのど飴でも、キンカンやカリンなら色々売られていますから、気に入ったものを常備すると心強いですね。

花粉症と果物アレルギーの関係性

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花粉症の人が積極的に使いたい果物がある一方、気を付けなくてはならないのが果物アレルギーです。

実は花粉症の人は果物アレルギーを起こしやすいと言われています。果物を食べたときに違和感があれば、ひとまず食べないようにしましょう。

特にシラカバの花粉症の場合、その約半数に何等かの果物アレルギーが見られると言われています。この場合、特にバラ科やマタタビ科のフルーツに反応が見られるようですので、果物アレルギーのない花粉症の人に薦められる、酵素豊富なイチゴ(バラ科)やビタミン豊富なキウイ(マタタビ科)は避けるべき果物ということになります。

また、スギ花粉アレルギーに関してはあまり果物アレルギーは出ないようですが、トマトは反応することもあるようです。特にシーズン中はアレルギー反応が出続けている状態ですから、生では食べない方がよいでしょう。

その他の花粉症に関しても、いろいろな果物が反応の可能性として挙げられています。そういう点で、花粉症の人は一度、合わない果物を特定するべく、病院で血液検査を受けておくと安心感があります。

また、ドライフルーツやジャム、ジュースなどであれば基本的には反応はでないといされています。

花粉症に効く果物 「じゃばら」ってなに?

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「じゃばら」は元々、和歌山県の北山村に自生していた品種で、他にはなかったものですが、今は和歌山県産以外のものも出回っています。因みに北山村産の「じゃばら」には種が殆どないという特徴があり、生産量も少ないです。

「じゃばら」はスダチやユズの仲間です。そのままでは酸っぱいので、生食には向きません。なので、使い方もスダチやユズと同じです。

ネットで話題になっていた「じゃばら」の効果を調査した結果を岐阜大学医学部が「じゃばら果汁は抗アレルギー性作用を持つ」と発表しました。その後TVで「じゃばらは花粉症に効果あり」と放送され、一時は人気のあまり入手困難になりました。

当初、花粉症に効くということでしたが、花粉症もアレルギーのひとつ…ということで、実際には花粉症と同じタイプの、食べ物、金属、ハウスダストなどのアレルギー全般に効果が期待できると言われています。

じゃばらが花粉症に効果的な理由は?

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http://www.kafun-season.com/kafun-taisaku/jabara.html
その効果の理由はというと、フラボノイド成分「ナリルチン」という名前が出てきます。

この「ナリルチン」、他の柑橘類にも含まれてはいるのですが、「じゃばら」の含有量は全く比較にならない程の桁違いです。特に皮には果実の6倍もの「ナリルチン」が含まれているのですが、生の皮をもくもくと食べるというのは、必ずしも推奨されません。

理由は皮に含まれる「リモネン」という成分が酸化しやすいという点です。この成分が酸化するとアレルギー誘発物質になるので、「じゃばら」の効果が落ちます。

しかし、今はいろいろな加工品が開発されており、必ずしも生で摂取する必要はありません。サプリやグミ、キャンディーの他、スイーツやドリンクもあります。

ご自分の好みに合わせて、快適に試してみると良いでしょう。

まとめ

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今回、花粉症と果物の関係をみてきましたが、あなたはどう感じられましたか?

「なかなか一筋縄ではいかないな」「ちょっと複雑」「油断できない」などと思った方もいらっしゃるでしょう。確かに複雑かもしれません。

しかし、少し考えてみましょう。

「これを食べればOK」的なTVのマーケティングに乗せられて、考えることを放棄し、言われるままに大挙して店に押し寄せ、そのうち飽きる…。こんなことを繰り返していたら、限界が来るのは決まっています。

知らないうちに、私たちは企業のお陰で考えなくても情報を得て、お手軽なものを選ぶように誘導された結果、自分を観察するのも面倒くさいと思うようになってしまっていませんか?

折角ですから、花粉症のときくらい、自分の身体にじっくり向き合う気持ちを持ってみるのはどうでしょうか?

「これを食べると、ちょっと違和感がある。」「これは本当に美味しく感じる」という風に、しっかり自分を観察すると、「今日は美味しく感じない」という日もあるはずです。そんなときは、無理に食べないで、他の美味しいと思うものを食べるのです。

意外と知らない内に、余分なアレルギー反応を呼んでいたことを発見するかもしれませんよ?
venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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