花粉症?風邪?症状別に見る花粉症と風邪の違いとメカニズムを解説!
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花粉症と風邪の症状はよく似ていますよね。花粉症はいつなるか想定できないものなので、見過ごしてしまいがちです。花粉症は症状が酷くなければ放っておいても大丈夫!と思っていませんか?花粉症はくしゃみや目のかゆみの症状だけでなく、思わぬ合併症を引き起こす事があります。そういった事のないように、風邪と花粉症の症状の違いを知りましょう!
花粉症って実は怖い存在!
引用元:http://englishmaxims.seesaa.net/article/371082844.html
くしゃみや目のかゆみなど花粉症ってとっても辛いですよね。花粉の季節になると、ボックスティッシュを持ち歩かなくてはならない人もいる程、人によっては非常に深刻なものです。
花粉症は代表的な諸症状だけでなく、集中力の低下や情緒不安定になるなど生活に大きく影響するとも言われており非常に厄介な存在ではありますが、実はそれだけではありません。
花粉症の原因となっている花粉の種類によって、合併症を引き起こす恐れがあるんです!
この合併症は最悪、命に関わる事もあります。
そういった事のないように、しっかり自分で花粉症である事を自覚しなければなりません。今回は花粉症と風邪の症状の違いと、花粉症が起きるメカニズムを詳しくご紹介します。
身体では何が起きてる?花粉症のメカニズム
引用元:http://hanadumari.info/namida.html
目のかゆみや涙目、喉のかゆみやくしゃみ鼻水など辛い症状が起きる花粉症。
花粉症はアレルギー性の立派な病気ですが、花粉症が起きる時人間の体の中では一体どういう事が起きているのでしょうか?
花粉症というのはその名の通りスギやヒノキ、シラカバ、ブタクサなどの花粉が原因となってアレルギー反応が起きます。
そもそもアレルギーというのは、ダニや花粉など特定の物質に対して過剰に反応する現象を指します。体内に花粉が入ってきた時に、それを異物とみなすかどうか体が考えます。異物とみなされた場合、その異物に対抗する為に抗体が体内で生成されていきます。
この抗体を”IgE抗体”と呼び、花粉症の症状はこのIgE抗体が異常に増える事から発生するんです!
IgE抗体は体内に再び入ってきた異物を体の外に出そうと働きかけるので、くしゃみや鼻水、涙などが出てくるんですね。
つまり、花粉そのものが鼻水や涙目、くしゃみを引き起こしているわけではなく抗体によって体外に排出する為に起きている症状である事がわかります。
しかしこのIgE抗体は全ての人に同じように作られるものではありません。
作られやすい体質が影響しているので、生まれ持ったものである事がほとんどです。
花粉症と風邪の症状の違いは?
引用元:http://mysuki.jp/english-hay-fever-8310
花粉症の症状と風邪の症状はとてもよく似ています。ですが、全く同じというわけではなく、若干の違いがあるので自分の今の状態とよく比較する事が重要です。
風邪をひいた時に、早期治療によって症状が緩和されるように、花粉症も早く気付いて病院にかかる事で症状の悪化を防いだり今の辛い症状を緩和させる事が出来ます。
それでは花粉症と風邪では一体どのような違いがあるのでしょうか?
花粉症の原因はスギやヒノキ、シラカバやブタクサなど植物の花粉ですが風邪の場合はウィルスが原因になっています。
風邪の原因になりがちなのは、主にライノウィルスやアデノウィルス、コロナウィルスと言われており花粉は関係ありません。
現在発熱している場合は、その温度に注目しましょう。花粉症の場合はほとんど発熱する事はなく、発熱したとしても微熱程度です。これが風邪の場合は微熱~高熱が出る事がほとんどです。
鼻水・くしゃみの違い
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どちらの症状の中でも多い鼻水は、花粉症の場合は基本的に水のようにサラサラしたものが多いのが特徴です。頻繁に垂れてきてしまう事もあり、人によってはボックスティッシュが手放せません。
しかし、風邪の場合は初期症状としては、サラサラした鼻水が出る事もありますが、徐々に粘り気のある鼻水へと変化していきます。色のついている鼻水が出る場合は風邪を疑っても良いでしょう。
くしゃみがたくさん出て仕方のない場合は、花粉症の可能性が高いです。
もちろん風邪を引いた時にくしゃみの症状を感じる人も少なくありませんが、花粉症ほど頻繁に出る事はありません。
はっきりとした症状の違いは「目のかゆみ」。花粉症の症状の中でも極めて感じやすい症状で、風邪の場合は目のかゆみを感じる事はほとんどありません。
また、晴れた日や風の強い日に症状が強く出る場合は花粉症を疑って良いでしょう。
花粉症は合併症に注意!
引用元:http://infomalco.net/
花粉症そのものは症状にストレスを感じるものの、大きな病気ではありません。しかし合併症を引き起こしてしまうと呼吸困難や意識障害を起こしてしまうような事態になってしまう事も。
原因の花粉の種類によって引き起こす恐れのある合併症は「食物アレルギー」です。
これはシラカバ花粉症を患っている人の多い北海道の風土病で、特にシラカバ花粉症を患っている人が、イチゴやリンゴなどの果物を摂取する事によって、元々食物アレルギーを持っていなくても口の中や唇、喉が大きく腫れたりする病気です。
そういった食物アレルギーを引き起こす原因の花粉はシラカバだけでなく、イネ科の花粉での花粉症を持っている場合でも発生する事がわかっています。
花粉症だと気づかずにアレルギーが起きてしまう食べ物をたくさん食べてしまうと、大事になってしまう可能性があるので、自分が花粉症である事をしっかり把握するようにしましょう。
まとめ
引用元:https://bodytrouble.jp/pollenallergy/cold-summary/
いかがでしたか?花粉症と風邪では症状は似ていますが、くしゃみの酷さや目のかゆみなどはっきりとした差がある部分も存在します。
「自分は食物アレルギーを元々持っていないから大丈夫」というわけではありません。
花粉症であるというだけで、そのリスクは誰でもあるのです。
花粉症は一度なってしまうと自力で完治させることは不可能に近く、いつなってしまうかも予測できないので風邪と勘違いしてしまいがちですが、自分の体を守る為にも自分がどういったものにアレルギー反応を起こしてしまうのか知っておく必要があります。
花粉症の症状を感じたら、なるべく早く専門医に相談するようにしてくださいね!