女性が感染しやすい性病の種類と症状を知っておこう!代表的な性病を詳しく解説!
はじめに
あなたは性病についてどこまで知っていますか?性病は放っておくと非常に怖い病気ですが、早めに検査して治療をすれば治るものがほとんどです。
最近は結婚する前にブライダルチェックとして性病検査を受ける方も増えてきていますし、もし症状に心当たりがあるという方はすぐに検査を受けるようにしましょう。
女性の性病の種類は?
性病といっても1つではなく、その種類は様々。有名なものだけでも10種類以上あります。
中でも代表的なのがクラミジア・エイズ・梅毒・カンジダ・淋病・トリコモナスなどの性病です。
女性の感染症の症状は?
性病とは、性交渉をすることによって感染する病気です。
性病にかかった女性の主な症状としては、外陰部のかゆみ・おりものが増えるなどがあります。症状が出ればいいのですが、無症状の場合もあるので注意が必要です。
それではここからは代表的な性病を取り上げて紹介していきます。
クラミジア
日本で最も感染者が多いと言われているクラミジア。クラミジアは不妊の原因にもなると言われています。
クラミジアの症状
症状としては性器のかゆみやおりものが増えたりしますが、ほとんどの女性が自覚症状がないとされています。感染すると、性器部分だけではなく卵巣まで症状が広がります。
病原菌に感染してから約7日~20日ぐらいで発症が見られ、性器だけではなく、目・喉・耳にも注意が必要です。
一般的に性病は性交渉によって感染すると思われがちですが、口による性行為で喉に感染する場合もあります。さらにクラミジアを放っておくと、淋菌やエイズにかかるリスクが跳ね上がるので絶対に放置はしないようにしてください。
クラミジアの検査方法
採血で検査をします。(生理中でも可能)
若しくは膣分泌での検査も可能です。(生理中は検査できません)
クラミジアの治療法
数日間の薬の内服の治療もありますが、一度飲めば治癒する薬が主流です。
エイズ
エイズは誰しもが中高生の保健の授業で聞いて勉強したことがあると思います。よく言われることですが、エイズとHIVは似ているようで実際には別物です。
HIVとは免疫力を低下させてしまうウィルスのことで、HIVに感染すると免疫力が弱くなり様々な病気にかかります。
その病気がエイズ発症の目安となる23種にあてはまると、エイズを発症したということになります。HIVはウィルスのことで、エイズは病気の名前ですね。
感染のしくみとしては、最も多いのが
・性行為
・血液感染(輸血や注射の回し打ち)
・母子感染
となります。
血液・母乳・精液・膣分泌液が相手の粘膜部分や傷口に接触することで感染してしまう可能性があります。
エイズの症状
インフルエンザのような発熱/高熱があります。必ずしも初期症状がでるわけではありません。
エイズの検査方法
採血で検査をします。(生理中でも可能)
エイズの治療法
今現在、感染しても完治することはできません。ですが早期発見し、薬を飲み続ければエイズの発症を抑えることができます。
もしエイズが発症していたとしても治療をすれば感染した状態にまで治すことができます。現状では完治させることはできませんが、研究が進めば将来的には完治させることができるようになるかもしれません。
梅毒
梅毒の症状
かゆみ・赤いぶつぶつ・腫れなどが見られ、性器だけではなく全身に症状が現れるという特徴があります。
最近はほとんどみられなくなってきているそうですが、最初はかゆみやしこりだけだったのが、感染してから3年~10年を経過すると脳の障害やからだの麻痺などがおこります。
梅毒の感染経路は、性交渉だけではなく・・・なんとキスでも!!?キスでの感染は、口内炎や歯肉からの出血があればそこから感染してしまう可能性があります。
ジュースの回し飲みなどによって間接的に感染する可能性も考えられます。梅毒もエイズと同じように、血液感染や母子感染も考えられますので注意が必要です。
梅毒の検査方法
採血で検査をします。(生理中でも可能)
梅毒の治療法
内服薬や注射薬で治療しますが感染している期間によって内服の期間が変わります。
カンジダ
カンジダは女性が経験しやすい病気の一つです。疲れやストレスによる免疫力の低下や通気性の悪い下着や洋服を着用していると発症しやすいので注意しましょう。また、妊娠中でも発症します。
カンジダの症状
かゆみや白く濁ったおりものが特徴です。少しでもかゆみがあると感じたら婦人科で検査を行ってください。
カンジダの検査方法
膣分泌で検査をします。(生理中は検査できません)
カンジダの治療法
症状によって1〜7日間の薬の内服が必要です。さらにひどい場合は点滴治療となります。
淋病
淋病は性行為で感染し、感染率が30%と高い病気です。相手が喉に感染していればキスでも感染します。
こちらもクラミジアと同じように放っておくと不妊症の原因となります。
淋病の症状
おりものの増加・おりもののにおい・下腹部の痛み・喉の腫れ/痛みなどがあげられます。
発症までに約2日〜7日ですが、症状がでない方もいますので注意が必要です。
淋病の検査方法
膣分泌で検査をします。(生理中は検査できません)
喉の検査は生理中でも検査可能です。
淋病の治療法
薬の内服でも治りますが、喉まで感染している方や症状がひどい方は点滴治療となります。1回の点滴で治る方も多いようです。
トリコモナス
トリコモナスは性行為以外でも、便器や下着、タオルなどからも感染する病気です。 性行為をしたことがない女性もかかる可能性があります。
トリコモナスの症状
外陰部の強いかゆみ。おりものの量が多く黄緑色で強い悪臭があるのが特徴です。 発症まで10日前後かかり、こちらも症状がない方も多く、卵管などにも進行している可能性があります。
トリコモナスの検査方法
膣分泌で検査をします。(生理中は検査できません)
トリコモナスの治療法
数日間、内服または膣錠を使用します。
まとめ
このような性病を予防するには、必ずコンドームを使用することが大切です。どの病気も予防・早期発見・早期治療が重要となってきます。
性病検査を受ける方も増えてきていますので、症状に心当たりがある方や不安だという方は一度検査してみることをおすすめします。
この記事を読んで少しでも性病に関しての理解を深めていただければ幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。