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20~40代の男女に梅毒が流行中! 原因が不倫でパートナーとの仲が壊れる事例も…

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梅毒といえば時代劇や戦中・戦後の性病という印象が強いです。予防法や治療法が確立されてからはなりを潜めていましたが、近年新たに感染する患者が増えています。梅毒は自分とパートナーの身体に悪いだけでなく、人生も破壊する可能性があります。

はじめに

引用元:https://pixabay.com/ja/

あなたは梅毒という病気を知っていますか?過去の病気だと思い込んでいませんか?

梅毒は性病の一種です。厳密には母子感染による先天性梅毒患者と、過去には血液感染の患者がいましたが、現在の感染経路はほぼ性交渉(SEX)に限られています。

日本では1987年以降長らく患者数が年900人以下に減少していました。しかし2013年から患者数が増え、2017年には新たに発症した人が5,000人を超えました。これは実に44年ぶりのことです。

2018年も、2017年よりは若干マシとはいえ感染者数が多いままです。また以前と違って、男性同士でセックスをした患者ではなく、男女でセックスをした患者が増えています。

日本における患者の多くは20~40代の男性および、20代の女性です。また大阪と東京で患者数が増えています。

梅毒は初期にペニシリンを投与すれば治ります。しかし梅毒の症状が知られておらず、また、感染ルートが明るみになると人間関係が破綻することが多いので、治療開始が遅れがちです。

思い当たる症状がある人はすぐに受診しましょう。また、梅毒をパートナーにうつさないために、予防を徹底しましょう。

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梅毒は初期の治療が大事

引用元: https://ja.wikipedia.org/wiki/梅毒

梅毒は梅毒トレポネーマという菌が原因の感染症です。症状は4期と潜伏期にわけられ、初期にあたる1期と2期のうちに抗生物質の投与を受けることで、完治できます。

しかし感染に気づかずに潜伏期を迎え数年経つと、ゴムのような腫瘍ができる3期を経て脳や神経に異常が現れ、死亡したり重篤な障碍に苦しめられたりします。

第1期

1週間~13週間の潜伏期間を経て、「第1期」の症状が出ます。感染後3か月までをさします。

梅毒トレポネーマが侵入した部位、つまり、性器や口の周囲に膿のつまった塊ができます。痛みはありませんし、塊はすぐに消えてしまいます。この段階で気づけるのが一番理想です。

検査で陽性反応が出るのは、感染後6週間以降からです。

第2期

感染後3か月~3年が第2期にあたります。全身のリンパ節が腫れ、風邪のような発熱・倦怠感・関節の痛みがみられます(ないこともあります)。

目立つ症状は手足の裏側から全身に広がる赤い発疹です。麻疹や風疹だと思って受診して発覚するケースも多いです。

放置してもいずれ発疹は消えますが、抗生物質を投与しない限り、体内に入った梅毒トレポネーマが見ないところで病気を進行させます。

1期と2期が一番感染力が強いので、症状がほぼ出ない人や気づかなかった人が感染者を増やしています。

潜伏期

第2期に治療を行わずに放置すると、症状が消えて潜伏期間に入ります。人によって潜伏期間の長さは違います。潜伏期間の最初の数年は、2期の症状が何度かぶり返すこともあります。

第3期

感染後3~10年が第3期です。潜伏期を挟んで急に全身にゴムのような腫瘍が発生します。現代は2期に治療ができるので、3期まで進む患者は稀になっています。

第4期

末期です。骨や筋肉だけでなく、内臓にも腫瘍ができます。脳や脊髄が侵され、身体が麻痺し、神経症状(認知症など)を起こして死に至ります。

ペニシリンが発見された1940年代以降、3期や4期の患者が減り、現代日本では4期まで悪化する人はほとんどいません。

オーラルセックスもNG!異性愛者の感染が急増

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梅毒は「男性同性愛者(ゲイ)の病気」と思われがちです。

実際、2013年以降に再流行しはじめるまでは、男性同士でセックスをした男性患者が割合の多くを占めていました。

しかし2013年以降急増しているのは、男女でセックスをした男性患者、および、男女でセックスをした女性患者です。男性同士でセックスをした男性患者数は2012年以前と同じくらいしかいません。

年齢で分類すると患者数が最も多いのは、男性は40代、女性は20代(特に前半)です。男性は20~40代にばらけていますが、女性は20代前半に集中し、~30代まで広がりつつあります。

男女間の年齢の不均衡については、性風俗従事者や援助交際(パパ活)の割合が関係していると推測されます。

若い女性が感染後に妊娠した場合、生まれてくる赤ちゃんが母子感染して先天性梅毒になる可能性があるので、特に若い女性への感染を防がなくてはなりません。

流行が拡大しているのは、感染源となる感染者・保菌者が増えたことのほかに、避妊の手段としてオーラルセックス(フェラチオ/クンニなど口でするセックス)が用いられているからです。

梅毒トレポネーマは体液や精液・膣分泌液が粘膜に触れると感染します。男女だから/口でするから大丈夫ということはありません。お互いの体液に触れる機会を減らすにはゴムをつけるのが一番です。

梅毒の感染源から浮気がバレることも!

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なぜ2013年以降、異性間のセックスで感染する男女が増え続けているのでしょうか。

2013年から続く流行の発生源はわかっていません。「性風俗店から」「男女どちらともセックスをする男性(バイ)から」「海外での性風俗利用・買春から」などと推測されていますが、確定できるデータはありません。

しかし感染者が増えていくということは、無症状・無自覚の患者が新たなパートナーとセックスをして広めているということです。

梅毒をこれ以上広めないためには、パートナーは1人に限定し、コンドームをつけてオーラルセックスを控えることが重要です。

不倫でパートナーにうつしてしまう

梅毒にかかったとき、病気以上に問題になるのが感染源です。

もしあなたが彼(夫)としかセックスをしていないのに梅毒になったとしたら。彼が感染・保菌していたことは間違いありません。それでは彼は誰からうつされたのでしょうか。

かつてのパートナーからうつされ、無症状のまま気づかなかった場合は仕方ありません。2人で一緒に治療を受け、今後のことを考えましょう。

大問題になるのが性風俗店の利用や、不倫です。実際に梅毒感染から不倫がバレて修羅場になったケースもあると言われています。(もちろん男性の不倫だけでなく、女性の不倫が原因のこともあります)

不倫相手からうつされ、自分のパートナーにうつしてしまった場合、離婚になる可能性が高いうえに、慰謝料と治療費を払わなくてはいけません。また自分だけでなく不倫相手の家庭も壊れるかもしれません。

性風俗店を利用して感染した人が、正規のパートナーと不倫相手に感染させ、不倫相手のパートナーにまで広まれば、金銭的にも社会的にも大きなダメージになるでしょう。

だからといって梅毒にかかったことを黙っていると治療が遅れ、大変なことになります。現在不倫をしている人や、不特定多数の人と関係を持っている人は、一度検査することをオススメします。

不特定多数は絶対にNG!!

不倫は人間関係を破壊するのですべきではありませんが、感染症としては不特定多数とセックスをする人が一番問題となります。

特定のパートナーを持たず、割り切った関係を楽しんでいる人もいると思います。法律上は問題ありません。しかし不特定多数の人とセックスをする人が梅毒にかかると、感染者が一気に増えてしまいます。

奔放なセックスは、性病の感染リスクを跳ね上げることを自覚してくださいね。

それにしても、若者のセックス離れが著しいと言われている現状で、これだけ患者数が増えるのは少し不思議です……。もちろんレス傾向にあるからといって油断はせず、セーフセックスを心がけましょう。

まとめ

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梅毒はすでに過去の病気、途上国の病気、同性愛者の病気ではありません。妊娠可能な年齢の女性に梅毒が広がると、生まれてくる赤ちゃんにも悪影響が出ます。

梅毒は初期に適切な治療をすれば完治します。完治後は、相手に了承を得たうえでコンドームをしっかりつければ、セックスできます。少しでも怪しいと思った人は病院で検査してください。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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