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噛んでしまったら清潔に保ってビタミンB2! 見た目で分類する3種の口内炎の治し方とは

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疲れが溜まっていたり身体が疲れていたりすると口内炎ができやすくなります。胃腸の不調と口内の状態には密接な関係があるので、夏場は口内炎が増える季節です。口内炎の種類と対処方法についてみていきましょう。

はじめに

引用元: https://www.pakutaso.com/

口内炎はできやすい人とできにくい人がいますが、どちらの体質でも、真夏の暑い時期にできる人が多いと思います。かくいう筆者も先日できた2つの口内炎が合体して、1つの大きな口内炎になってしまい、随分苦労しました。

口内炎の原因はさまざまですが、口の中を噛むとできる場合が多いです。噛まなくても、とがった歯の先端や矯正器具、歯ブラシがあたると刺激でできてしまうこともあります。

口内環境と胃腸の状態には密接な関係があります。胃腸が弱ることで口内環境が悪化し口内炎ができることもあれば、胃腸の荒れが原因で口内がむくんで噛みやすくなり、結果的に口内炎ができてしまうこともあります。

しかも一度噛んだ場所は腫れるため、何度も噛んでしまうんですよね……。口の中が痛いと食欲が落ち、体力もなくなります。口内炎がきっかけで夏バテや熱中症にかかることもあります。歯磨きもしづらくなるので、歯周病や歯周病のばい菌が原因の体内の炎症も起こるかもしれません。

口内炎は見た目からざっくりと3種類にわけられます。口内炎の種類ごとに対処法を学んで、悪化させないように早期完治を目指しましょう!

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アフタ性口内炎

引用元: https://ja.wikipedia.org/wiki/口内炎

一般的に「口内炎」と言ったときに指すことが多いのが「アフタ性口内炎」です。粘膜の表面に、アフタと呼ばれる白っぽい斑点(灰白色斑)ができます。白い斑点のフチ部分に血がにじむこともあります。

アフタ性口内炎は、周囲の粘膜との境目がはっきりとわかります。原因は、ウィルス感染、患部への刺激、ビタミン不足など様々です。1つあたりの大きさは米粒程度ですが、同時に複数個所にできたり、口内炎同士がくっついて大きくなったりすることもあります。

痛みを感じることが多く、重症になると食事をとるのが困難になります。軽いものなら放置していても1週間程度で治ります。食欲減退して栄養が不足すると、治りが悪くなります。

アフタ性口内炎は、頬の裏側や舌だけでなく歯茎にもできることがあります。歯茎にできた場合は非常に痛みます。治りが悪いようなら、別の病気の可能性があるので病院へ行ってください。

ビタミン類を積極的に摂ろう

アフタ性口内炎ができたときは、とにかくビタミン類を積極的に摂取するようにしましょう。

特にビタミンBやCは皮膚や粘膜の炎症を抑え、再生を促す力があります。食欲がわかない場合は、サプリメントやドリンクに頼っても構いません。もちろん食べ物から栄養を吸収するのが一番ですが、食欲不振を放置すると口内炎が悪化するうえに別の病気にかかる可能性も高まるので、なるべく早く治しましょう。

舌や歯ブラシで刺激しない

アフタ性口内炎は比較的治りやすい部類に入ります。しかし、刺激を与えると悪化してしまいます。違和感があっても舌で舐めないように気を付けてください。また歯磨きをするときも患部に歯ブラシを当ててはいけません。うまく磨けないときは、モンダミンのような口内洗浄液でうがいしたり、歯間ブラシを使ってピンポイントで磨くようにしましょう。

カタル性口内炎

カタル性口内炎は、アフタ性口内炎と違って、患部がジュワ~っとただれていて、周囲の粘膜との境目があいまいです。患部が赤く腫れたり、水ぶくれができたりします。

カタル性口内炎の最大の原因は、口内を噛んだり矯正器具がこすれたりすることです。特になにもしてないのにできる白い口内炎がアフタ性、噛んだあと真っ赤になってできるのがカタル性です。

治療法はビタミンB2を摂取して、口内を清潔に保つことです。痛みはアフタ性口内炎より少ないのですが、刺激からできる口内炎なので、完治するまでに1週間から2週間程度かかります。

細菌が繁殖してしまうこともあり、口臭の原因になる可能性があります。とにかく口内の清潔を保つように心がけましょう。また矯正器具や歯並びが原因の場合は、刺激が続いてしまうので、歯科や口腔外科で診てもらうべきです。

潰瘍性口内炎

引用元: https://www.chocola.com/kounaien.html

潰瘍という言葉からわかるように、粘膜の表面から深くえぐれている口内炎のことです。

ウイルス感染などの病気が隠れている場合もありますが、思い切り噛んでえぐれてしまったら、潰瘍性口内炎になります。また、カタル性口内炎を何度も噛んでいると次第にえぐれていき、潰瘍性口内炎になってしまうこともあります。

口内炎に限らず、潰瘍(皮膚や粘膜がえぐれる状態)になったら、刺激を与えてはいけません。刺激となるものを取り除き、食事も熱いもの、塩辛いもの、炭酸などは控えましょう。

噛むなどの刺激を与えていないのに潰瘍性口内炎ができた場合は、ベーチェット病など他の病気が隠れている可能性があります。特に心当たりがなく口の中がただれたときは、一刻も早く病院へ行くべきです。

治りが悪いときは病院へ

引用元: https://pixabay.com/ja/

基本的に口内炎は、原因さえとりのぞけば放置していても治ります。口の中は常に唾液で湿っているので粘膜が再生しやすいのです。

しかし中には難治性の口内炎もあります。いつまでも口内炎が治らない場合や、一度治っても繰り返す場合は、歯科や口腔外科、皮膚科で診てもらいましょう。口内炎以外の病気が隠れていることもありますし、自分ではわからない、口内炎ができる原因が見つかるかもしれません。

また、治りは順調でも、痛みが強かったり食欲不振になる場合も病院へ行きましょう。粘膜を再生させるためにはビタミンB2が欠かせませんし、体力が落ちていると口内炎ができやすくなります。口内炎をかばって食事をしていると、別の場所を刺激してしまって口内炎が増えることもあります。

病院では患部に塗る軟膏を処方してもらえます。軟膏を塗ることで刺激から守り、治癒力を高めます。患部の状態がひどい場合は、レーザーで焼くことで治癒を促すこともあります。

軟膏をもらった場合、手をよくあらって清潔にして患部に塗ってください。違和感があるかもしれませんが、舌で舐めないようにきをつけてくださいね。

いずれにせよ、口内炎を治すために重要なのは、刺激をとりのぞき、栄養たっぷりの食事をとり、身体を十分に休め、ストレスを解消することです。健康的な生活を送ることが、最大の治療です。

まとめ

引用元: https://pixabay.com/ja/

いかがでしたか?一口に口内炎といっても様々な種類があります。たかが口内炎と放置していると、炎症が悪化したり、別の病気を見逃したりします。口内をできるだけ清潔に保ち、口内炎が治りやすいよう規則的な生活を心がけましょう。治りが悪かったり悪化したりするときは、体力消耗を防ぐためにも病院で診てもらうことをオススメします。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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