喘息の原因にも?ハンノキ花粉の特徴、飛散時期のピークは?
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今年も憎き花粉の時期がやってきました。花粉と言えばスギやヒノキを思い浮かべる人も多いかと思いますが、ハンノキ花粉も実はとっても厄介者だったりします。なんと喘息や口腔アレルギーによるショックの原因になる事もあるんです!何も知らずにいると、後悔するかもしれません…!今回はハンノキ花粉とそれに伴う合併症など詳しくご紹介していきます。
花粉症は実は恐ろしい病気だった!
引用元:http://aojiru-hikaku.org/knowledge/486/
春を楽しめなくなったのはいつからでしょう。もう覚えていない人も少なくないはず。
花粉症になる前はきっと、誰しも春の訪れにワクワクしていたのではないでしょうか。
しかし花粉症の症状に悩まされている今では、暖かい気候を素直に喜べませんよね。
アレルギー反応によって様々な症状をひきおこす花粉症。
しかし本当に恐ろしいのは花粉症の症状だけでなく合併症を引き起こす事。
特に「ハンノキ花粉症」を患っている場合は重篤な病気を引き起こす可能性があるんです!
今回はハンノキ花粉について詳しくご紹介します。
ハンノキの特徴と飛散時期は?
引用元:http://www.xn--nyq66skyb86e.net/1426
こんな木、見たことありませんか?これがまさに「ハンノキ」です!
主に北海道に多く存在している木ですが、本州にも勿論植えられています。
このハンノキには多くの種があるのが特徴的で、山地だけでなく公園や空地など様々な場所にあります。
もしかしたらとても身近な場所に植えられているかもしれませんね。
なんと花粉の飛散時期はメジャーなスギやヒノキよりも長い1~6月!
ピークは3月~4月と言われている為、スギやヒノキのピーク時期と被っています。
つまり、スギ花粉やヒノキ花粉が原因で花粉症になっていると思われがちですが実際はハンノキ花粉症である可能性もあるのです。
スギやヒノキの花粉飛散時期より早く花粉症の症状が出る場合はハンノキ花粉症を疑いましょう!
どの花粉が花粉症の原因になっているかというのは、病院で治療する際に重要な情報なので、一度アレルギー検査をしてみると良いですね。
ハンノキ花粉症の症状は?
引用元:https://www.ishamachi.com/?tag=cough-asthma
ハンノキ花粉症の場合、スギやヒノキの花粉症とは若干違った症状が出る事があります。
・鼻水
・鼻詰まり
・くしゃみ
・目のかゆみ
・喉のかゆみ
などはスギ・ヒノキと同じ症状ですが、ハンノキ花粉はこれに加えて「咳」「喘息」の症状が出る事があります。
花粉症の症状に加えて咳が目立つ場合はハンノキ花粉症を疑ってみても良いでしょう。
咳が出始めた頃は無視してしまいがちですが、悪化するとハンノキ喘息という”咳喘息”に変わります。
咳喘息になってしまうと咳が止まらなくなったり息を吸ったり吐いたりする度に「ヒューヒュー」「ゼロゼロ」という音がしてくる場合もあります。
更に重症化すると本格的に「喘息」になってしまう事も。
元々喘息を持っている人は特に重症化しやすく、苦しくなってからでは治療も大変なので早めに病院に行くようにしてくださいね。
ハンノキ花粉症は口腔アレルギーに注意!
引用元:http://maternity-march.jp/babyfood-arerugi48723/
ハンノキ花粉症で怖いのは”口腔アレルギー”。自分がハンノキ花粉症である事を知らないまま口にしてしまうと、口の中が痒くなったり腫れてしまったりという症状が出てしまう事があるんです!
また、特定の食べ物を過剰に摂取してしまった場合はアナフィラキシーショック状態になり命に関わるケースもあるので注意が必要です。
花粉症と口腔アレルギーは一見無関係なように見えますが、実は親密な関係があります。
ハンノキはカバノキ科の植物で、特定の食べ物のたんぱく質とカバノキ科の花粉のたんぱく質は非常に似通っている事から口腔アレルギーが発症してしまうのです。
口腔アレルギーによる主な症状
引用元:http://health-note.info/throat-igaiga001
ハンノキ花粉症はスギ花粉症やヒノキ花粉症と思い見過ごされがちです。
しかし何か口にした15分以内に以下のような症状が出た場合はハンノキ花粉症による口腔アレルギーを疑い、すぐに病院にかかってください。
・口腔粘膜(唇や喉、舌など)にかゆみやピリピリした感覚、イガイガ感がある
・口腔粘膜が急に腫れる
・体にじんましんが出る
・呼吸をした時に「ヒューヒュー」「ゼロゼロ」という音がする気管支喘息の症状が出る
・血圧の低下、意識障害などのアナフィラキシーショック症状が出る
血圧の低下や意識障害などの症状が出た場合は命に関わる事があるので早い対処が必要です。
アナフィラキシーショックによる年間死亡人数は、厚生労働省の集計により70人以上である事がわかりました。
花粉の季節になる前に、花粉症の原因になっている花粉を検査で知るのが一番良いと言えますね。
ハンノキ花粉症で口腔アレルギーを起こしやすい食べ物
引用元:http://ameblo.jp/kam-ecafe/entry-11218985872.html
口腔アレルギーの恐ろしさをご紹介しましたが、どういった食べ物を摂取する事でそういった諸症状が出るのでしょうか。
万が一以下の食べ物を食べた時に口腔アレルギー症状が出た場合は食べるのを中止し、ハンノキ花粉症とそれに伴う口腔アレルギーを疑って医師に相談してくださいね。
果物⇒リンゴ、モモ、イチゴ、メロン、スイカ、キウイ、オレンジ、マンゴー
野菜⇒ヤマイモ、アボカド、ニンジン、セロリ、ジャガイモ、トマト
その他⇒大豆、豆乳、ヘーゼルナッツ
基本的にこの口腔アレルギーの症状は「調理していない状態の物を食べる」という事で発症しやすいと言われています。
生の状態で食べると口腔アレルギーが出てしまっていても、ジュースや加熱調理されたものでは”ほとんど発症しない”と言われているんです! 口腔アレルギーである事が発覚しても、その食べ物が絶対に食べられないというわけではないので安心してくださいね。
食べて良いかについては医師に相談して、指示通りに摂取するのが確実です。
まとめ
引用元:http://www.skincare-univ.com/article/018104/
いかがでしたか?ハンノキ花粉症というのはメジャーなスギ花粉やヒノキ花粉に隠れてあまり目立たない存在ではありますが、咳喘息や口腔アレルギーの原因にもなる恐ろしい花粉です。
喘息になってしまったり強い口腔アレルギー症状が出てしまうと心身共に辛い思いをしてしまいますね。
ですが知識があれば大丈夫。
自分がどの花粉のアレルギーなのか知らない人は、アレルギー検査をする事をオススメします。
たかが花粉症、と思わず真摯に向き合う事が大事ですよ!