収納法を見直してクローゼットすっきり! 場所を取らない夏服のしまい方とは
衣替えついでにクローゼットを片付けたい
2018年の9月は風邪を引くほど寒くなったかと思えば、最高気温が30℃を超える日もありました。まだ本格的な衣替えはせずに、薄手の秋冬上着だけ引っ張りだしてきてしのいでいる人も多いのではないでしょうか。
10月に入ってだいぶ秋らしくなりましたが、まだ気温が上がる日はあると予測されています。本格的に寒くなる前に衣替えを終わらせたいところですが、薄手の服を着る機会もまだ何度かありそうです。
布地が薄い春夏モノは、分厚い秋冬モノに比べてスペースを取らず、片付けやすいです。しかしだからといって適当にしまいこむと、クシャクシャになってしまって来年着られなくなります。
衣服にダメージを与えずに、効率よく夏物を片付ける方法をまとめました。
捨てる/売る勇気を持つ
クローゼットや押し入れの物理的な広さは限られています。片付け上手の人は、自分の持ち物の上限を収納スペースに入る量と決めています。
衣替えと同じタイミングで収納スペースを大掃除し、不要なものを溜めこんでいないかチェックすると、持ち物が増えすぎることはありません。
今年しか着られないトレンドアイテム
ファッション業界のトレンドは毎年変わります。正確には、数年前からあらかじめその年に流行らせたいスタイルが決まっていて、世界中のブランドがトレンドに沿った服を販売します。
逆に考えると、今年流行したファッションは、高い確率で来年には流行遅れになります。もちろん同系統のファッションが連続することもありますが、ベーシックなアイテムから離れるほど流行は長く続かないと考えて間違いないでしょう。
今年っぽさが強いアイテムは、来年も着る(着られる)かどうか考えてみてください。着ないと判断したらしまうのではなく、捨てるかフリマアプリで売ると収納スペースが節約できます。
ファストファッション・プチプラアイテム
10年前とは比べられないほどファストファッションの質は上がりました。ネット通販も普及したので、愛用している方が多いと思います。
プチプラ帯のアイテムは基本的に何シーズンも持つようには作られていません。
襟ぐりや袖、裾がヨレていたり布地がもろくなっているアイテムは、買いなおしましょう。
ただ捨てるのがもったいないと感じる方は、布地を切って雑巾として活用してください。ハンドメイド好きの方なら、細長く割いてオリジナルTシャツヤーンを作るのも楽しいですよ♪
100均アイテムを活用して種類別に分類
クローゼットにしても押し入れにしても、仕切りや棚が少ないとデッドスペースが発生します。ホームセンターや家具店で収納棚を追加購入するだけでなく、100円ショップのアイテムも有効活用しましょう。
またスペースを区切ることで高さと幅が有効活用できますが、奥行きは少し難しいです。可動式の棚を据えつけるのは大変なので、アイテムの利用頻度を考慮して配置しましょう。
プラスチックかご
重ねられるタイプのプラスチックかごは、洋服に限らず収納の万能選手です。取っ手がついているタイプが持ち運びしやすいのでオススメです。
どのかごにどのようなアイテムを入れたのかわかりやすいように分類しましょう。見た目にこだわらないのであれば、分類を書いた名前シールを貼るのが一番わかりやすいです。片付けた状態で写真を撮ってスマホで保存しておくのもいいですね。
仕切り板・蓋つきの収納ボックス
小さくたためる布製ボックスも人気です。トートバックに近いものや、布でくるんだ板を組み立てる頑丈なものなどがあります。
収納ボックス内に仕切りをつけると小物も片付けやすくなります。仕切り板を自由に動かせるタイプなら、無駄なスペースを作らずにしまえます。
さらに蓋つきの収納ボックスなら重ねやすいですし、埃がたまるのを防げます。蓋をかぶせるとスツールに早変わりするタイプは、収納スペースが少ない方やインテリアを楽しみたい方にぴったりだと思います。
使わないものは奥、重いものは下
デッドスペースを減らすためには、あまり使わないものを手の届かない奥に、よく使うものを手前に置くことが重要です。
衣服も、来年まで着ないと確定しているものは奥に、秋シーズンでもつかう機会があるものは手前に置きましょう。水着や浴衣など特定の季節にしか着ないものは、来シーズンまで使わないのでしまいこんで問題ありません。
また重い物ほど下に置くと、もし奥に置いてあるものが必要になったとき、取り出しやすいです。地震で崩れる危険性も減りますし、かごや収納ボックスの積み方には気を付けてください。
ハンガーやフックの活用
畳んで重ねる以外に、吊るす収納法も利用しましょう。
ハンガーラックやつっぱり棒を置けば、大量の衣類でもハンガーで管理できます。秋冬ものと入れ替えがしやすいというメリットもあります。
長期間しまいっぱなしにするなら、布をかけておくと、埃がたまるのを防げます。
畳み方・重ね方を工夫しよう
服は畳み方によって嵩が大きく変わります。日常生活ではお店のようにきっちり畳むのが難しいかもしれませんが、衣替えのときは頑張りましょう。丁寧に畳むと余分なシワも付きにくくなります。
アイロンをかける
夏物は生地が薄いので、衣服についたシワを伸ばさずに畳んでしまうとクシャクシャになってしまいます。軽くアイロンをかけて布を伸ばせば、シワがつきにくくなり、隙間なく服を重ねられるようになります。
嵩減らしには自重も利用する
1枚1枚は軽くても、布地が何枚も重なると結構な重みになります。畳んだ衣服を重ねておくと、自重で下の方にある衣類は平になります。
Tシャツやインナーのような圧迫しても問題のない衣類を下に敷くようにしましょう。逆にカーディガンのようにギュッと押さえつけたくないものは一番上に置きます。
隙間に服をねじ込まない
かごや収納ボックスの中に服を入れていくと、どうしても隙間ができることがあります。スペースがもったいないからと、Tシャツなどを丸めてつめていませんか?
まず大前提として隙間ができないように詰めることが大事です。4つに畳むと隙間ができるなら、2つに畳むだけでもかまいません。隙間に詰めるならシワのつきにくい素材か、シワがついても問題のないアイテムにしましょう。
またA4・B4・A3サイズの書類用クリアケースも活用できます。ケースの中に畳んだ衣類を入れ、仕切りとして使うと、スペースを埋めることができます。
段ボールは新品を使うべし!
収納に段ボールを活用するのが流行っています。さまざまなサイズがありますし、組み合わせ次第で立派なラックになります。しかし、個人的には長期間の衣類の保存にはオススメしません。
というのも段ボールは害虫(ゴキブリ)の住処になるからです。
段ボールは波打っている紙を二枚の紙で挟んでできています。紙と紙の隙間は、ゴキブリが卵を産むのに最適のポイントです。ゴキブリの幼虫は湿った段ボールを食べて育ちます…。
段ボール箱を収納に利用するなら、必ず新品のものを使うようにしましょう。ゴキブリは寒さをしのぐために段ボール箱の中に入り込みます。ネット通販に使われたものや、近所の店舗でもらってきたものの中にはすでに卵が産みつけられているかもしれません。
まとめ! 省スペースで豊かな生活を
夏物の服は、冬物に比べて小さくまとめることができます。収納アイテムを利用し、しわを伸ばしてから畳むと、布地を傷めることなく保存できます。ただ漫然と分類してしまっていくのではなく、来年になっても着ると確信しているものだけを残しておきましょう。省スペース化をはかることで収納スペース内に湿気がこもるもも防げます。