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冬は大人も寝冷えで腹痛や下痢に…。腹巻きで朝の体調不良を防ごう

お腹の痛みで目が覚める…!

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冬の朝、温かい布団から出て着替えるのがとても面倒くさく感じます。許されるのなら気のすむまで二度寝したいところですが、中には目が覚めた瞬間に腹痛に見舞われる、あるいは、腹痛のせいで目が覚める方もいらっしゃると思います。

寒い季節だけ寝起きに腹痛を起こす場合、原因は「寝冷え」かもしれません。

寝冷えは寝相の悪い子供がかかる病気(腹風邪)だと思われがちですが、寝室の環境や外気温の変化によっては寝相のいい大人でも発症する可能性は十分にあります。

また腹痛や下痢といったわかりやすい症状が出ていないため、寝冷えを起こしていると気づいていない方も大勢います。

寝冷えというのは、眠っている間に腹部が冷えることで身体に現れる諸症状の総称です。胃腸が弱って消化不良や吐き気を催すこともありますし、なんとなく全身倦怠感が続いたり、少しだけお腹が緩くなったりもします。

大人の寝冷えは、睡眠環境を整え、腹巻を着用することで対策できます。特に腹巻きは身に着けたその翌日から効果を実感できるので、医者に行くほどではない体調不良に悩まされている方はぜひ一度試してみたいアイテムです。

冬に大人が寝冷えを起こすメカニズムと、腹巻き着用の効果や腹巻きの選び方をご紹介します。

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冬の寝室は気温の変化が激しい

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上にも書きましたが、寝冷えとは寝ている間に身体が冷えて、お腹を壊したり風邪を引いたりすることです。また、寝冷えした結果起こる症状全般をさします。

夏に布団を蹴飛ばした小さい子がかかる病気というイメージが強いですが、実際には寝相がいい大人であっても、睡眠中に身体が急激に冷えれば当然「寝冷え」になります。

子供より寝相がよく、冷えていることに気付きにくい

症状が軽いせいで寝冷えを起こしていると気づかず、長期間にわたって不調に悩まされている方は大勢います。特に寝相がいい方は、まさか自分が寝冷えになるとは想像もしていないでしょう。

一般的に大人に比べて子供の寝相が悪いのは、深い眠りの量に関係しています。

私たちは眠っている間、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を一定のパターンで繰り返しています。寝入りばなはノンレム睡眠が多く、眠ってから時間がたつにつれレム睡眠が増えていきます。

子供は大人に比べると、ノンレム睡眠の中でも特に深い眠りである「徐派睡眠」の時間が長いことがわかっています。眠りが深まるほど姿勢を制御する力が弱まるので、徐派睡眠の時間が長い子供ほど寝相が悪くなります。大人になると徐々に浅い睡眠の時間が長くなり、自然と寝相が改善されます。

寝相が普通で、起きた時も布団をかぶっていれば、体調が悪くても「寝冷え」だとは気づきにくいでしょう。症状が軽ければ「軽い風邪」、症状が重ければ「お腹にくる風邪」「食中毒」だと思う方がほとんどだと思います。

寝冷えは冷え対策をすればすぐに症状が改善します。大人も寝冷えすることがあるということを知っておきたいですね。

寝冷えを放置すると、自律神経や月経不順にもつながる

子供の寝冷えは腹痛、下痢、嘔吐、発熱など症状がわかりやすいです。直観的に「お腹が冷えたんだなぁ」とわかります。

対する大人の寝冷えは、必ずしもわかりやすい症状が出るとは限りません。もちろん腹部の不調が中心症状になることが多いのですが、それこそ「(寝冷えではない)軽い風邪」「暴飲暴食」「ストレス」「月経前症候群(PMS)」など、疑うべき原因が多すぎて寝冷えに思い至らないのです。

特に「なんとなく具合がよくない」程度の軽い症状の場合は、疲れが原因だと思いますし、実際によく休めば治ることがほとんどです。

しかし根本的な原因が「冷え」の場合、休んでも疲れがなかなか取れません。自覚のない寝冷えが続くと胃腸の具合が少しずつ悪化していき、栄養が摂りにくくなって本格的な風邪にもつながります。

さらに体幹部の冷えは、全身の冷えに繋がります。眠っている間も体を温めるため自律神経が休まらず、自律神経失調症の原因になったり、月経前症候群や生理痛が悪化したりもします。手足で冷えた血液が胴体に戻ってきても温まらず、自然と全身が凝ったり各内臓が弱ったりします。

症状が軽くても、寝冷えを放置すると大きな体調不良につながります。しかしなぜ寝相がいい大人でも寝冷えを起こすのでしょうか。

「寝る前」と「寝ている間」の室温・体温の差が大きすぎる

最大の原因は、寝る前と寝た後(寝ている間、起きるころ)の室温や体温の差が大きすぎることです。

眠るのに最適な気温や湿度はある程度決まっています。冬は室温18℃、湿度50%が最も快適に眠れます。

私たちは体温が下がるときに眠気を感じます。湯船につかるとよく眠れるようになるのは、体温がほどよく上下するからです。

しかし寝る前に身体や室温を高くしすぎると、無意識に布団をはいでしまったり寝汗をかきすぎたりして身体が冷えてしまいます。

お風呂に入った後、体温が高すぎる状態で布団に入ると、布団内の温度と湿度が高すぎて寝苦しく感じます。眠るためにかけ布団を減らすと、睡眠中に身体が冷えすぎてしまいます。また大量にかいた寝汗が睡眠中に身体を冷やします。

寝る直前までエアコンで部屋を暖め、寝る時に切る方も注意が必要です。特にやや室温を高めにしてから切ると、寝汗が出るうえに部屋が一気に冷えるので、見かけ上は布団をしっかりかぶっていても身体が冷え切ってしまうことがあります。

また窓際は部屋の中心部よりも気温が下がりやすいです。エアコンをオート設定にしていても、部屋の中心部が暖かいままだと作動しません。

大人の寝冷えを防ぐには、「体温が高すぎる状態で布団に入らない」「必要以上に室温を上げ下げしない」「なるべく部屋の中央部で寝る」ことが重要です。しかしエアコンですべてをコントロールするのは難しいですよね。

腹巻きを着用すれば、ピンポイントで冷えやすい下腹部を守ることができます。

大人用「腹巻き」が大人気

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腹巻きは日本に伝統的に伝わる、お腹を冷えから守るための布地です。昔はさらしを巻くのが主流でしたが、毛糸で編まれた腹巻を経て、現在は伸縮性の高い布地を筒状に縫ったものや、パンツタイプが主流になっています。

冷えやすい下腹部を「腹巻き」でガード

冷えやすい部位といえば手足など身体の末端部を想像するかと思いますが、実は下腹部も同じくらい冷えやすい部位です。

女性は子宮を守るために、下半身に脂肪を蓄えやすい体質の方(いわゆる洋ナシ体型の方)が多いです。脂肪が多いということは、その分筋肉が少ないということです。脂肪は熱を蓄えやすい一方、一度冷めるとなかなか温まりません。脂肪が冷えると、内臓の筋肉まで冷やしてしまいます。

また寝巻(パジャマ)は上下でわかれています。寝相が特別悪くなくても、寝返りを打ったひょうしにめくれてしまうことはあります。

腹巻きをすると、パジャマのめくれを抑えられるうえに下腹部を覆うように保護・保温できるので、少しくらい寒い環境でも腹部の体温だけはキープできます。身体の中心部の体温が維持すれば手足の冷えも改善できるので一石二鳥です。

伸縮性の高い薄手のアイテムを選んで

腹巻きといえば子供のもの、大人は「バカボンのパパ」のようなおじさんが着るものというイメージがありますが、いま温活効果の高さから価値が見直されています。結果、ファッション小物店やネット通販では、女性向け・大人向けの高機能かつおしゃれなアイテムがたくさん流通しています。

就寝用の腹巻きを選ぶときは、伸縮性の高さに注目しましょう。

締め付けがキツすぎると圧迫感で眠りが阻害されます。また、ウエストがぴったりでも伸びないものは、履くのが大変なのでオススメできません。妊娠していない場合はよく伸びるものが使いやすいと思います。

また厚手のものは、お腹周りがゴロゴロして違和感を覚えるかもしれません。伸縮性の高い布地や細い糸で作られた薄手のアイテムは、着け心地がいいので無意識にズラしてしまうこともないでしょう。

「腹巻き」に抵抗がある方は、パンツタイプがおすすめです。お尻までカバーされるので下半身全体が冷えず、ズレることもありません。

アウターに響かないシルク製もある

成人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかきます。そのため、腹巻きの素材は汗を吸収しやすく、蒸発させやすいものがいいでしょう。化繊素材よりも、コットンやウールがおすすめです。

シルク製の腹巻きは、起きているときに下着として使えます。また薄くてアウターに響かないので、「腹巻きっぽさ」が少なく、身に着ける恥ずかしさもありません。補正下着も兼ねているアイテムもあります。

自作を楽しむ! 腹巻きを編む&縫う

楽天やAmazonをご覧になれば、薄さを追求したものや、ポケット付きで機能性の高いもの、見た目が面白いものなど様々な腹巻きが売っています。寝冷えの症状が改善するか試すにはピッタリですね。

売り物の腹巻きもいいですが、ハンドメイド趣味の方は自作してみるのもいいと思います。

自分(と家族)しか見ないものですから、糸も適当なもので十分です。余り糸をたくさん使えば、それだけでカラフルで味のある腹巻きに仕上がります。ゴム編みで輪を作って必要な幅になるまで編み続けるだけなので、TVを見ながらでもすぐ完成するでしょう。

ソーイング派は、伸縮性の高い布地を丸く筒状に縫いつけるだけです。カイロを入れるポケットをつけるのが流行っていますが、低温やけどには注意してくださいね。

下腹部の冷えは万病のもと! 腹巻き=温活

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寒い季節に、お腹の不調や全身の気怠さが続くようなら、原因は「寝冷え」かもしれません。もし寝冷えなら、腹巻きをつけて寝るだけで不快な症状は改善します。寝冷えじゃなかったとしても、身体を温める力があるので、疲れが取れやすく風邪に対する抵抗力が高まるでしょう。

腹巻きをするとお腹が弱くなるというのは俗説です。すでに冷えでお腹が弱っているのですから、まずは温めて回復させることを第一に考えましょう。腹巻きでお腹をガードしつつ、寝室の温度や湿度を一定に保つ方法を模索してくださいね。

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