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楽な姿勢で深呼吸。激しい痛みを伴うぎっくり腰初期症状には安静が一番

痛すぎて動けなくなることもある

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ぎっくり腰は急に起こります。運動不足や負荷のかけすぎで弱っている腰に、重い荷物を持つなどして決定的なダメージを与えると発症します。魔女の一撃(Hexenschuss)とはよくいったものだと思います。

つい先週、わたしは生まれて初めて「ぎっくり腰の予兆」を感じ取りました。ひょっとするとごく軽症のぎっくり腰になっていたのかもしれませんが(笑)、とにかく腰に電流のような衝撃が走ったときは、本能が「いま決して無茶をしてはいけない」と全力で叫んでいるのがわかりました。

本能に従って大人しくしていたのがよかったのでしょうか、幸いその後症状は悪化せずに落ち着きました。しかし週があけた今も、少し無理な姿勢をとるとなんともいえない違和感がおそってくるので、まだ油断するわけにはいかないようです。

本格的なぎっくり腰になると、腰を傷めた姿勢のまま搬送される例も多いと聞きます。そしてぎっくり腰患者のほとんどが1週間~1ヶ月で元の生活に戻れます。動けないほどの痛みに襲われるのに、すぐに治るということは、腰を傷めた直後は動かないのが正解です。

ぎっくり腰発症最初期から数日間にとるべき対処法を順に見ていきましょう。

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楽な姿勢で深呼吸を繰り返す

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重症のぎっくり腰の場合、発症した瞬間、凄まじい痛みに襲われ動けなくなります。顔面蒼白になり、脂汗がドッと吹き出し、声も出せずにその場にうずくまることしかできません。

そんなときは、安全な場所にいるのならその場から動かず助けを呼ぶことが大切です。

腰を傷めた姿勢のまま、あるいは自分が楽な姿勢で床(地面)に横たわり、深呼吸を繰り返しましょう。痛みから意識をそらすためにも呼吸に集中してください。浅くて早い呼吸は身体に負担をかけます。

周囲に助けてくれる人がいるならタクシーを呼んでもらって、身体を動かさないように気を付けながら病院まで運んでもらいましょう。周囲に誰もおらず助けがくることも望めない場合は、「7119」に電話をかけると「救急相談センター」につながります。

救急車を呼ぶべきか、しばらく安静状態を保って動けるようになってから自力で病院へ行くか、専門家が相談にのってくれます。

軽症でもまずは深呼吸

ただちに病院に行くほどではない軽症の場合も、腰を傷めたあとはなるべく幹部や身体を動かさず、楽な姿勢を取って深呼吸をしましょう。わたしの場合は発症のきっかけがしつこい咳だったので、5分ほど一切動かずに深呼吸につとめました。

深呼吸を繰り返していると、魔女の一撃というしかない最初の痛みは次第に落ち着いてくることが多いようです。しばらくしても痛みが治まらない、または、酷くなる場合はただちに救急車を呼んでさいね。

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正座で深呼吸

動けるようになったら自分が楽だと感じる姿勢を取って、さらに深呼吸を続けましょう。このときあまりにも変な姿勢を取ると、別の部位に負担をかけてしまうので、ベストな姿勢が見つからないときは正座をおすすめします。

正座をすると腰からほどよく力が抜け、筋肉などのこわばりが緩みやすくなります。

病院を受診するなら「整形外科」です。整体やマッサージ店に行く人もいますが、まずは別の病気やケガが隠れていないか検査するためにも整形外科に行きましょう。最近は店舗数が増えたこともあって、ぎっくり腰に限らず、安易なマッサージによってかえって症状を悪化させてしまう事例が多く報告されています。

寝るときは横向きで膝を曲げて

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痛みが強い間はとにかく安静に過ごすことが重要です。少しくらい痛みが引いたからといって無理をするとぎっくり腰が癖になります。

人は1日の3分の1近くを眠って過ごします。寝ている間も、姿勢によっては腰に大きな負担がかかります。

人体の構造上、膝を曲げると腰への負担が和らぎます。仰向けに寝ると腰に体重が集中してしまうので、横向きになって膝と体を丸めて眠るのがベストです。

仰向けでないと眠れない人は、丸めたタオルなどで補助して、寝ている間も膝を曲げたままにできるように工夫してください。

幹部が熱をもっているならお風呂は我慢

ぎっくり腰になったときに湯舟につかるべきか否かは意見がわかれます。ぬるめのお湯につかると凝り固まった筋肉をほぐすことができますし、水の浮力は腰の負担を和らげます。なので基本的には湯舟につかることはよいことですが、患部が熱をもっている場合は炎症を起こしているので控えましょう。

またお風呂に入る動作で腰痛が悪化する場合も控えたほうがいいでしょう。裸で救急車を呼ぶ羽目になるかもしれませんし、湯舟につかった状態で動けなくなることもあります。後者は命にもかかわりますので、注意してください。

冷湿布と温湿布、どちらがいい?

ぎっくり腰は冷やすのか温めるのか、これも意見が分かれます。結論からいうと、本人が楽になる方を選んでください。

炎症を起こしている場合は冷やすのが正解ですし、筋肉が凝り固まっている場合は温めてほぐすのが正解です。

ただし素人判断はかえって悪化させてしまう可能性が高いので、病院で処方されない限りは湿布もはらず、大人しく丸くなって安静を保つのが吉です。

最初は安静、痛みがマシになったら日常生活へ

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痛みが強い間は決して無理をしてはいけません。しかし痛みが引いてきてからは別です。

専門家の研究によると、ぎっくり腰を発症したあと、ずっと安静にして寝て過ごした場合とある程度回復したら軽いストレッチなどの運動を行った場合では、軽い運動を行った方が早く治る傾向にあるそうです。

痛みがあるのに無理をしてはいけません。また痛みが引いてきたからといって急に激しい運動をしたらぶり返してしまいます。しかし安静にしすぎることもまた、回復を妨げる原因になってしまうのです。

腰に負担をかけない生活を心がける

ぎっくり腰になるということは、普段から腰に負担をかけすぎたり、腰が弱ってしまうような生活をしているということです。日頃の生活を見直すいいチャンスです。

姿勢の悪さは腰痛の最大の原因です。正しい姿勢は腰にかける負担が非常に少ないです。

猫背や反り腰が癖になっている人は、姿勢を正そうとするととても疲れますよね。正しい姿勢をキープするための筋力が落ちている証拠です。最初はしんどいかもしれませんが、正しい姿勢を心がけることで長期的には身体への負担は減ります。

姿勢をすぐに正せない人や、すぐにでも姿勢を矯正しないと腰が大変なことになる人は、腰や骨盤を支えてくれるサポーターや矯正下着の着用をおすすめします。腰は身体の要です。腰を正しく保持することで、全身の不調が改善されることもあります。

靴やかばんを見直して

特に腰が弱る原因が思い当たらない場合、サイズの合わない靴や、重すぎるかばんのせいで自覚がないまま腰に負担が集中している可能性があります。

かばんはいつも同じ手で持つのではなく、交互に持ちましょう。荷物が重すぎる人は見なおしてください。読書が趣味の人は電子書籍も検討にいれるべきです。日本の小学生のランドセルの重さは、世界的にも問題視されています。両肩に荷重が分散するリュックタイプでも、腰への負担は大きいのです。

同様に靴もサイズが合っていないと、体重を支えるのが難しくなり、腰痛の遠因になっていることがあります。ハイヒールは膝にも腰にも重度の負担を与えます。

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結論! 一番痛む初期は安静に過ごそう

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ぎっくり腰からの回復には、安静と適度な運動が必要です。症状が出てから数日間の最も痛むときは、ひたすら安静を心がけることが重症化・長期化を防ぐための一番の秘訣です。軽症の場合は仕事を休むのは難しいかもしれません。コルセットやサポーターに頼っても構わないので、腰への負担を減らしましょう。

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