国内外でクリア飲料が流行中!
私たちが普段何気なく飲んでいる清涼飲料水。定番商品はすでに決まっているように思いますが、実は毎年のように新製品がたくさんリリースされ、人知れず消えていっています。
最近は「ペプシ」の限定バージョンがなにかと話題になりますが、定番商品の座をつかみ取るのはかなり難しいようです。VENGA世代が子供のころに流行した「ピコ―(紅茶)」などはもう販売終了していますよね。
人々の嗜好が多様化すると流行が生まれにくくなるものですが、2018年、飲料品業界に新たなムーブメントが発生しました。それは透明飲料(クリア飲料)。透明な飲み物といえば水とサイダーくらいしかありませんでしたが、2018年になってお茶やジュースなど色がついているのが当たり前の飲み物が次々透明化されています。
透明飲料の需要は以前からありました。学校や職場に(麦茶をのぞく)色のついた飲み物を持ち込むのは良くないことだという風潮が、いまも日本には根強く残っています。
平成も終わろうというのにバカバカしいと思っている人が大半でしょうが、なかなかルールが変わらないのが日本という国。それなら飲み物を透明にしちゃえばいいじゃない、というわけでクリア飲料が流行しているのです。
ちなみに外国では「お茶を飲んでもステインがつかず、歯が黄ばまない」という理由でやはり透明飲料が流行しているそうです。こちらは納得できますね。
この記事では、いま流行している主な透明飲料・クリア飲料をご紹介します。
クリアラテ from おいしい水
アサヒ飲料から発売された「クリアラテ from おいしい水」は、透明なカフェラテです。同社ブランドの「おいしい水」にカテゴライズされています。
見た目は完全に「おいしい水」シリーズと同じです。600mlのペットボトルで60kcal。カフェインレス(ノーカフェイン)なので、カフェインがダメな人でも安心して飲めます。
公式の商品説明によると「大人の甘さとすっきりした後味の、エスプレッソ香る透明なラテ。」だそうですが、実際に飲んでみると良くも悪くも予想を裏切られると思います。
透明な見た目に反してカフェラテ感が強いのですが、カフェラテと言われると首をひねりたくなる薄さと言いましょうか……。低カロリー・ゼロカロリー飲料は味が薄いと相場が決まっているので、(毎日飲みたくなるかは別として)不味くはないです。見た目と味のギャップで脳が混乱します(笑)
ポイントが高いと思ったのはカフェインレスなところです。最近はカフェインアレルギーの人への配慮で、コーヒーショップでも「デカフェ(※カフェイン抜き)」商品が販売されています。カフェインが苦手な人にとってはいい商品かもしれません。
コカ・コーラ クリア
2018年6月11日、コカ・コーラから「コカ・コーラ クリア」が発売されました。炭酸のキワモノ飲料といえばペプシなイメージがあったのですが、コカ・コーラも攻めてますね。
500mlペットボトルが140円、280mlペットボトルが115円だそうですが、自動販売機専用なせいかまだ280mlサイズは見たことがありません。筆者はペプシとコーラならコーラ派というわけで、試しに500ml版を買ってみました。
さんざん言われていますが、コーラを水で薄めたような味がしました(笑)
確かにコーラっぽい味がするし、シュワシュワ感も損なわれていないのですが、ちょっぴり薄いんですよね……。たぶんゼロカロリー飲料特有の薄さだと思います。コカ・コーラゼロが好きな人にはオススメです。個人的には三ツ矢サイダーの方が美味しいと思いました。コーラを透明化した技術力に乾杯です。
透明ビール
2018年6月25日~8月31日までの限定商品ですが、アサヒビールの直営店4店舗で「クリアクラフト」という透明ビールが提供されています。味は飲んだ人の乾燥に合わせて随時改善、インスタ映えはバッチリというわけで、アルコール飲料(発泡酒)の中でこの夏一番のヒット商品になるのではないかと予想されています。
実際に提供されているのは、東京の「BEER&SPICE SUPER “DRY”KITTE丸の内店」「スーパードライ新宿」「TOKYO隅田川ブルーイング」と大阪の「BW STATION」。都市部で成功すれば、地方でも提供されるようになるでしょう。
筆者はお酒が好きでも嫌いでもなく、特に普段は飲まないのですが、クリアクラフトは気になります。提供終了までに1度は飲みに行きたいです。一杯500円というのもお手頃感があってポイントが高いです。
仮にめでたく商品化が決定しても、クリアクラフトはさすがに会社にはもっていけませんね(笑)
結論! 新しもの好きだけでなく白い歯をキープしたい人にもオススメ
透明飲料は自動販売機でもコンビニやスーパーでも買えます。見た目と味のギャップが新鮮で面白いので、流行しているうちに一度は体験しておくことをオススメします。歯が黄ばまないという利点があるので、カフェイン飲料は一部が定番商品になるかもしれません。水と間違えて買わないように注意してくださいね。
まだまだ暑い日が続くので、普通の飲み物とクリア飲料を組み合わせて、水分補給を怠らないようにしましょう。