ウエストポーチは「昭和」「実用」アイテムではないの?
ウエストポーチにはほんのり昭和の匂いを感じます。もしかしたら平成初期かもしれないんですけど(笑)デジカメが主流になる前、使い捨てカメラが飛ぶように売れていた時代のカバンというイメージがあります。
祖父は数年前までおでかけのときに革製ウエストポーチを付けていましたし、若かりし頃の父はバイクに乗ったり釣りをしたりするときに付けていました。
最近だと保育士さんや乳幼児連れのママさん、美容師さん、建築現場のお兄さんなどが付けていますね。あとはバザーの店主さん。
要するにウエストポーチというのは実用性がメインであって、その中でオシャレな商品はあるけれど、ファッションとして用いるカバンではないという印象があります。たぶんアラサー世代以上の皆さんならうなずいてくださると思います。
そんなウエストポーチに、2018年夏、再び脚光が当たりました!
ちょっと信じがたいのですが、敢えてのウエストポーチがイケてるんですって! いい時代ですね(笑)女性服ってポケットが少ないから、ウエストポーチがアリなら使ってみたい…とはギリギリ言い切れない、微妙な気持ちです。
子供のころの記憶を頼りにつけると、間違いなくオバ見えしてしまうので、2018年の最新のウエストポーチについて勉強しましょう。
ウエストにきっちりつけるべからず
2018年現在流行っているウエストポーチは、アラサー世代が想像するような「お父さん(おじいちゃん)の外付けポケット」的なものではありません。基本的な形は同じですが、だいぶカジュアルでスポーティな印象です。
さて、このウエストポーチ、名前こそ「ウエストポーチ(ウエストバッグ)」なのですが、基本的にウエストに着けるものではありません。
上の画像はZOZOTOWNでウエストポーチを検索した結果ですが、ご覧の通り肩掛けというか斜め掛けカバン扱いされています。
「ウエストとは一体なんだろう」と疑問がよぎります。きっと、携帯電話→ケータイ、電子卓上計算機→電卓のように、「ウエストポーチ型のバッグ=ウエストポーチ」と呼ぶようになったのでしょうね。
一昔前に片方の肩に背負うタイプの三角リュックが男子大学生を中心に流行りましたが、今回のウエストポーチブームもその一種と捉えるのがよさそうです。ウエストにつけると「ママファッション」と認識されるでしょう。
男性はリュック的な後ろ掛けの人もいますが、女性は前掛けが無難です。ベルトが前に来ると胸に食い込む(通称:パイスラッシュ)ので見栄えがよくないです。夏ファッションに「カジュアルさ」「ボーイッシュさ」「崩し感」「スポーティ」を加えるのに便利なアイテムです。
キレイ目狙いなら、ウエストマークがわりに
上の項目でまとめた使い方は明らかに10代~20代向けですよね。アラサーともなるとナイロン素材の斜め掛けはちょっと痛い感じがします。使いどころはフェスぐらいでしょうか……。
便利なのは間違いないので、大人の女性が狙うべきなのは小さめサイズでウエストマーク替わりに使えるポーチでしょう。
プチプラ帯だけでなくそこそこのブランドやハイブランドからもウエストポーチはリリースされています。ある程度の年齢層を想定して作られているので、日常使いでも違和感のないデザインが多いです。
ウエストを細見せするために、共布のリボンを前で結んだり、ポイントアクセ付きのベルトを巻きますよね。そのくらいの大きさのものが一番取り入れやすく、オバ見えしません。
色は黒が無難でオススメです。スマホが入れば御の字と考えておきましょう。収容力が増すほどママバッグっぽさが増していきます。
まとめ! 実用性重視の方にはオススメかも
いかがでしたか?こういうアイテムを見ると「ファッションは繰り返すんじゃなくて、ファッション業界が毎年違うアイテムを売りたいんだなぁ」とつくづく感じてしまいますね(苦笑)とはいえ、ウエストポーチが便利なことは間違いないので、自分のファッションに取り入れられそうなら挑戦してみてもいいと思います。