はじめに
ファッション誌を眺めていると、ビタミンイエローや木々の葉擦れの音が聞こえてきそうな鮮やかなグリーン、アイシーで涼し気なブルーやミント、ラベンダーなど、華やかで派手な色味のワンピースがたくさん掲載されています。
モデルさんが着る分にはどれも素敵に見えますが、自分が着ているところを想像してみると……「ちょっと欲しいかも」という気持ちが「やっぱ無理だわ」と変化することってありますよね(苦笑)
確かに年齢を重ねるごとに派手な色味が似合わなくなっていく傾向はあります。一般的に幼児の服が最も原色に近く、成長するにつれて色は薄く複雑になっていきます。成人後は30代、40代、50代と10年毎にくすんだ色の布地が増えていきます。
年相応が無難なのは間違いありませんが、ちょっと工夫すれば夏の派手色ワンピはむしろ健康的に見えます。
アラサーでも派手色のキレイめワンピがオススメな理由と、カラーワンピの選び方を見ていきましょう。
強い日差しには強い色が合う
南国のファッションは北国に比べて原色や原色に近い強い色が使われていて、全体的に派手でカラフルですよね。日差しが強いと派手な色味がよく映えるんです。
白い光をプリズムに通すと虹色にわかれます。「色」というのは、物に当たった光のうち、反射して目に飛び込んだ光の波長によって決まります。白いものはほとんどすべての光が反射するから白く見え、黒いものはほとんどすべての光を吸収するから黒く見えるということです。
スマホには周囲の光量を検知して画面の明るさを自動調整してくれる機能がついているように、光の強弱によって物の見えやすさは変わります。
強い日差しのもとでは見えるものすべてが白っぽく見えます。なので、日差しの弱い冬より強い色味の服が似合うのです。むしろ中途半端にグレイッシュな落ち着いたカラーを着ると、輪郭がぼやけて見えます。
原色からちょっとズレた色、柄やベルトでの引き締めが重要
とはいえ、ザ・原色や明るすぎるビタミンカラーは着こなしが難しいです。
そこでオススメなのが、明るい色からほんの少し外れた色のワンピースです。例えばビタミンイエローではなく、ほんの少しオレンジがかった「からし色」。真緑よりちょっと深い色、薄い色。
上から下まで同じ一色だと印象が強くなりすぎるので、「ウエストより上はからし色、切り替えし下のスカート部分はビタミンイエロー」のような、同系色の2色使いもいいですね。
2018年流行のアイシーなシャーベットカラーは、ベルトやリボンでウエストマークを強調してあげれば、キュッと引き締まって見えます。清楚でいながら夏らしさも感じさせる装いになるでしょう。
柄ものを着るなら、細かすぎるドットより、ある程度派手なものをオススメします。2018年も引き続きボタニカルは定番かつ人気です。
また自分のパーソナルカラーを把握しておけば、多少冒険した色味でも違和感なく着こなせます。
まとめ
いかがでしたか?アラサーになったからといって派手色を諦める必要はありません。幼稚な原色と顔色を明るく見せてくれるキレイ目カラーは別物です。ウエストさえベルトできっちり引き締めればおおむねOKです。せっかくの夏ですから、無難なネイビーだけでなく派手色も楽しんじゃいましょう!