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騒音問題に気を付けて! 洗濯機を回していい時間はいつ?

はじめに

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独身女性の多くは、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいると思います。もし一軒家に居を構えるとしたら、結婚や出産のタイミングに合わせる場合が多いでしょう。都内は地価が高いので、ファミリータイプのマンションを選択する人も大勢います。

集合住宅にはさまざまなルールがありますが、特に気を付けなくてはいけないのは騒音問題です。ある程度の生活音はお互い様とはいえ、早朝や深夜に大きな音をたてるのはマナー違反です。

現代人のライフスタイルは様々です。夜勤がある人、残業が多い人、勤務時間が早い/遅い人、在宅勤務の人……。特に朝が早く、夜が遅い人はなかなか家事をこなす時間がとれず、遅い時間に洗濯や掃除をせざるを得ないこともあるでしょう。

洗濯機は階下に音や振動が響きます。また一度回しはじめると数十分続きます。本記事では実際の事例を紹介しながら、一般的に許容できる「洗濯機を回していい時間」を解説します。またどうしても時間をずらせない場合の対処法もあわせてご紹介します。

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掃除・洗濯をしていい時間

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Jタウンネットのアンケートによると、「21時まで」および「22時まで」と回答した人の合計が約50%でした。それに次ぐのが「20時まで」「23時まで」で合計20%弱です。立地や条件によって変わりますが、おおむね「20時~21時」までなら洗濯機を回してもよいと考える人が多いことがわかります。

集合住宅の場合は、住人層や壁の厚さによって大きく変わります。

たとえば子育て世帯が多いファミリー向けマンションなら、子供の就寝時間にあわせて20時までには洗濯を終わらせたいですね。逆に単身者向けや、住人が全体的に夜型の生活をしている場合は22時くらいまでは許容されるでしょう。

防音が行き届いているマンションもあれば、お隣さんのトイレの音が聞こえるほど壁が薄いアパートもあります。自分の生活サイクルにあわせて住居を選ぶのが一番です。

実際の事例

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毎日午前様のAさん

急成長中のIT企業に勤めるAさん。毎日忙しく、繁忙期になると日付が変わる前に帰宅できる日のほうが珍しくなります。通勤時間を短縮するために、オフィスから徒歩5分の位置にあるワンルームマンション住まいです。週休2日は確保されていますが、平日はほとんど家事ができません。

Aさんは平日の洗濯をあきらめ、毎日替える必要のある下着やブラウスを多めに購入し、休日にまとめて洗うようにしました。干すスペースが足りないのが難点でしたが、浴室乾燥機付きの物件を選んだため、事なきを得ました。

朝遅め・夜遅めのBさん

Bさんが勤めるIT企業は、勤務開始時刻が遅いのが特徴です。その分退勤時刻も遅く、定時であがっても帰宅は22時を過ぎてしまいます。Bさんは家事のほとんどを出勤前にこなすようにしています。

しかし雨の日や花粉の季節は外干しができません。幸いなことに隣家や階下の住人と生活リズムがほとんど同じなので、23時までに洗濯が終わりそうなら夜に回しています。入居前に住人層をチェックし、挨拶も済ませているため「お互い様」の範囲で収まっています。

不規則な生活のCさん

研究職のCさんは非常に不規則かつ夜型の生活を送っています。職場に泊まり込むこともありますが、男性が多い職場なので、なるべく帰宅するようにしています。運動不足を解消するために、職場から自転車で15分程度の場所にマンションを借りました。

Cさんが大学に入ったばかりのころ、上階の住人が夜中の2時に洗濯や掃除をするのに悩まされたことがあります。その経験から夜間の家事は控え、コインランドリーを利用しています。また勤務体系が特殊なので、研究の合間に帰宅して家事をこなすこともあります。

シングルマザーのDさん

介護士のDさんはシングルマザーです。子供が小さく、実家を頼れないため、夜勤は免除してもらっています。介護士の給与だけでは生活が成り立たないため、子供が寝たあとに在宅でWeb関係の仕事もこなしています。

未就学児の子供は着替えが多いため、洗濯物の量は膨大です。朝はとてもではありませんが洗濯をしている余裕がありません。なるべく22時台に洗濯を済ませるように気を付けていますが、日付が変わってしまい苦情を言われたことがあります。転職と転居を検討しています。

騒音の加害者にならないために

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どのような音を「騒音」ととらえるかは人によって違います。また足音や扉を閉める音の大きさも人によって違います。自分が気にならない音でも、他人にとっては我慢できない場合も多々あります。

騒音トラブルを甘くみてはいけません。最悪の場合殺人事件に発展するケースもあります。夜中に楽器を弾くなどの明らかな迷惑行為は論外ですが、苦情が入った場合は自分の生活を改めましょう。

集合住宅に住むのなら、ドスドス歩いたり扉を勢いよく閉める癖は治すべきです。生活音が大きい自覚がある人は、1階に住むなどの工夫をしましょう。意外と盲点なのが(TVやラジオも含めた)人の声です。夜遅くなったらボリュームを下げましょう。

夜遅くにしか洗濯できない場合はコインランドリーを活用してください。掃除はフローリングシートやカーペットクリーナー(コロコロ)を使うと大きな音は出ません。

まとめ

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集合住宅に住むうえで、騒音は避けられない問題です。誰もが被害者になりえるし、加害者にもなりえます。気持ちよく生活するためにも、掃除・洗濯の時間は近隣に配慮しましょう。

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