はじめに
若者の恋愛離れがさかんに取り沙汰されている昨今。2017年は告白ハラスメントこと「告ハラ」が話題になりました。
なんでもかんでもハラスメントにすればいいというものではありませんが、気のない人からの告白って困りますよね。玉砕覚悟なのはお好きにどうぞという感じですが、だからといって自爆に巻き込まないでほしいものです。
バレンタインに職場で義理チョコを配っている女性は多いと思います。義理だとわかるように渡しているはずなのに、ホワイトデーに告白されてしまった経験のある人もいるのでは?
とても気まずいですよね。下手な断り方をしたら傷つけてしまいそうだし、逆上されたり周囲に誤解されたりするのも困ります。
恋心を抱いてくれた男性には申し訳ありませんが、無理なものは無理です。微妙な人から告白されたときの、スマートな対処法をご紹介します。
独身の同僚男性から告白された場合
独身の同僚が告白してきた場合、その人が良い人であればあるほど、断るのは忍びない気持ちになります。しかし人間心を鬼にしなければならない時はあるもの。その人と交際に発展する可能性が1ミリもない場合誠実にお断りするべきです。
既に彼氏や好きな人がいる場合はその場ですぐに交際できない理由を伝えて「ごめんなさい」と断れます。しかし彼氏募集中で、なおかつそれを公言している場合はもう少し手順を踏むことをおすすめします。
まずはホワイトデーのお返しをくれたことについて感謝して、返事については保留します。おそらく「返事は急がなくていい」と言ってくれる男性も多いはずです。その場ではいったんお返しを受け取り、帰宅して落ち着いてから、メールか手紙を書きましょう。
お返しや気持ちがうれしかったこと、けれど気持ちには答えられないこと、これからも同僚として良い関係でいたいこと、などを丁寧に伝えます。期待を持たせないために「友人以上には思えない」とはっきり伝えた方が相手のためになります。
妻子ある男性、彼女のいる男性から告白された場合
既に交際相手や妻子のいる男性からホワイトデーに告白された場合、それが本当の意味での「告白」なのかを見極める必要があります。
「彼女(妻)がいるけど、君のことが好きだ。〇月までに別れようと思っているので、すべて終わったら付き合ってほしい」とまで言われても不倫狙いの甘言の可能性を疑うべきです。
本心からの告白ならば独身男性と同じ対処でかまいません。問題なのは「告白にみせかけた様子伺い」です。「君のことが好きだ」「気持ちが抑えられなかった」というふうに自分の感情ばかり優先し、本命や告白相手のことを思いやる様子がないなら、「妻や彼女と別れる気はないけど、あわよくばつまみ食いしたい」という非常に失礼な依頼をされていると考えてください。
その場ではっきりと「私、結婚前提で付き合える人しか好きにならないので」と伝えるのがよいでしょう。怒った感じで伝えて気まずくなるのを避けたい場合は、伝えた後ににっこり笑って、以後は何事もなかったように接するのがおすすめです。
もしあなたが疑似恋愛を楽しみたいのであれば「いいんですか~、奥さんに悪いですよ」なんてドラマのようなセリフを返すのもアリですが、基本的にはオススメしません。特に既婚だとわかっている人からの誘いをきっぱり断らないということは、その時点で不倫に積極的な人間であると周囲も司法も判断するということを念頭に置いてください。
そもそもまともな人は義理チョコをもらったからといって不倫など持ち掛けてきません。お互い惹かれあっていて許されない恋に落ちてしまうことはあっても、気のない相手に不倫のお誘いをするなんて、言語道断です。それが職場でのことならなおさらです。
もらったお返しが高額だった場合の対処法
バレンタインに贈ったものより明らかに高価なお返しを渡された場合は、基本的には「これは受け取れません」と返却します。どうしてもと押し切られたなら、周囲へ相談(という名の根回し)の上、半額ほどの金券や食品といった形に残らないものをお返しするのがいいでしょう。
お返しの気持ちだけで充分であり、告白に応えられないし、プレゼントも受け取れないことを丁寧に伝えれば、振られた側にも誠実な気持ちが伝わりやすいでしょう。
断った後はできるだけ普段と変わらない態度で接するように配慮しましょう。ただし様子伺いの告白、つまり不倫の打診をされた場合は自分に誤解されるような隙がなかったか、振り返ることも必要かもしれません。
まとめ
いかがでしょうか。誠実な気持ちを伝えてくれる人には誠実に、そうでない人には毅然とした態度をとることが大切です。
高額なお返しはもらいっぱなしにしない。断った後は普段通りに接する。それができれば、大人の女性としてのマナーはばっちりです。