VENGA

北海道の花粉症はシラカバ花粉!果物アレルギーも併発する!?

スギがないはずなのに花粉症!?その原因は…

引用元:https://192abc.com/48049

花粉症、辛いですよね。
毎日が憂鬱で、せっかく外出しても楽しめなかったりと嫌な事ばかりです。
花粉症をポジティヴに考えられる人なんているんでしょうか?

実は沖縄と北海道には花粉症の原因第1位のスギが殆ど存在していません。

「花粉症に悩まされない沖縄と北海道の人が羨ましいー!」
と思いますが、実は北海道にも花粉症ってあるんです。

それは”シラカバ”。日本の花粉飛散量や時期の分布図では北海道だけ「シラカバの花粉量」と記載されている事が非常に多いんです。

そしてこのシラカバの花粉症にかかってしまうと、とある病気も併発しやすくなってしまう事がわかっています。

今回は北海道の人にとって脅威の存在であるシラカバ花粉について詳しくご紹介していきます。

シラカバ花粉症は一体どんな症状が出るの?

引用元:https://jp.fotolia.com/tag/%E6%8E%BB%E3%81%8F

スギ花粉症に比べて本州の人にとってはメジャーではないシラカバ花粉症。
シラカバの花粉によって人体にはどのような症状が出るのでしょうか?

シラカバ花粉症の症状は主にくしゃみや鼻水、目や喉のかゆみなど普通の花粉症と特に変わりはありません。

イライラしたり集中力が低下したり、頭がぼーっとしてしまう事もありますが、これもスギやヒノキ花粉症の症状にあるものです。

シラカバはスギ花粉が本州で飛散量ピークを迎える時期とほぼ同じ時期にピークを迎えるので花粉飛散量・時期予測情報では北海道も「シラカバ花粉量」と置き換えて紹介されている事が殆どです。

木の種類が違うだけでスギとほとんど変わる事はなく特別な事もないので、特別構える必要はありません。

ハンノキ花粉も花粉症の症状が出る!?

引用元:http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-hannoki.htm

北海道ではシラカバ花粉症がメジャーですが、同じカバノキ科の樹木であるハンノキも花粉症の症状を引き起こす花粉が飛散します。

ハンノキ花粉の飛散時期は1月~4月で、シラカバより若干早い時期から花粉が飛散するので、春が訪れる前である2月頃から花粉症の症状が出る場合はシラカバ花粉ではなくハンノキ花粉である可能性があります。

このハンノキは北海道だけではなく、本州にも植えられている事も。

本州の中でも兵庫県に多くハンノキが植えられているのでスギ花粉と同じくらい警戒する必要があります。兵庫県に住んでいる人は1月後半からの花粉症対策をするのがベストですね!

北海道にはシラカバ花粉症に纏わる風土病がある!

引用元:http://www.gatag.net/05/27/2009/170000.html

主に北海道に住んでいるシラカバ花粉症の疑いがある人は、自分が何のアレルギーを持っているか病院でなるべく確認するようにしましょう。

春はぽかぽか陽気の中シートを広げてランチを食べたい気分にもなりますが、シラカバ花粉症である人は果物に気を付けなければなりません。というのも、シラカバ花粉が飛散する北海道には「風土病」が存在するからです。

その風土病というのは「口腔アレルギー」。聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?

本州の人も「わたしには関係ないから大丈夫」と思ってはいけません!

地元の美味しい果物が収穫できたと北海道の友人に贈り物をしている人には特に気を付けてもらいたいんです。

相手を想ったつもりが北海道の友人がその果物を食べた結果、とんでもない事になってしまうかもしれません!

シラカバ花粉症の人がなる”口腔アレルギー”は非常に危険!

引用元:http://nemgym.com/201503015507/

北海道に住んでいる人でこの口腔アレルギーにかかっている人は非常に多く、しかし本州の人はほとんどそれを知りません。

さて、一見花粉症と関係なさそうな北海道の風土病である口腔アレルギーとは一体どのようなものなのでしょうか?

口腔アレルギーとは即ち、”果物アレルギー”の事です。
ある特定の果物を食べた時に、軽い症状だったとしても口内や接触した唇にかゆみを感じたり腫れたりします。
そして、この症状は口にしてから15分~1時間以内に現れる事が多いのが特徴です。

しかし中には喉にイガイガ、ヒリヒリとした感覚を感じる人や著しいかゆみを感じたり咽頭が酷く腫れたりする人も少なくありません。
そしてこの症状が酷くなると、そのまま顔全体が腫れてしまったり蕁麻疹が出たりします。

注意すべきアナフィラキシーショック

https://www.office-web.jp/ousumiseika.yakiimo/pc/contents24.html

この果物アレルギーで最も恐ろしいのが、”アナフィキラシーショック”です。
医療ドラマや番組で聞いた事のある人もいるかと思いますが、非常に恐ろしいものです。

簡単に言うとアナフィキラシーショックというのは「アレルギー反応が全身に現れてショック状態になる」事を指します。このアナフィキラシーショックは最悪の場合呼吸困難や意識障害が起きて命の危険にさらされる事もある恐ろしいものです。

これは果物アレルギーに限った事ではありません。卵アレルギーの彼氏に克服して欲しい気持ちで料理に卵を入れた事で意識障害を起こして病院に搬送された事故が話題になりましたが、これもアナフィキラシーショックです。

どうして口腔アレルギーになるの?ダメな食べ物は?

引用元:http://allergy.hatenablog.com/entry/2013/05/26/095406

どうして本州の花粉症の人ではあまり聞かない口腔アレルギーが北海道の風土病になってしまっているのでしょうか?

それは花粉症の原因になっているシラカバ花粉の構造と特定の食べ物の構造である事が原因となっているようです。

こういった口腔アレルギーを発症しないようにするには、アレルギーが発症する食べ物を摂取しない事が重要です。

主にシラカバ花粉症の人が口腔アレルギーを引き起こす食べ物は”バラ科の果物”が多いです。バラ科の果物はリンゴ、イチゴ、サクランボ、スモモ、洋ナシ、ナシ、杏です。

その他の果物だとキウイやオレンジ、メロンも要注意です。

ヘーゼルナッツやクルミ、ココナッツやピーナッツ、アーモンドなども症状を引き起こしやすいと言われているのでミックスナッツなどは食べないようにしましょう。

そして果物アレルギーとお伝えしましたが、野菜にも注意が必要です。
セロリやニンジン、じゃがいもは様子を見ながら摂取しましょう!

まとめ

引用元:https://www.ishamachi.com/?p=4506

シラカバ花粉症はスギ花粉症やヒノキ花粉症と似ているものなので普通の花粉症患者と変わらずそこまで特別深刻ではありませんが、果物との相性は最悪です。

思いやりで地元の美味しい果物を送ってアナフィキラシーショックになってしまってはあまりにも悲しいですよね。

そういった事のないように、友人や親戚にはシラカバ花粉症の可能性や口腔アレルギーの有無をしっかり確認するようにしてくださいね!