お給料が少ない…単発バイトで補填しよう!
「【2019年】平成→令和をまたぐGWは10連休!? ATM利用や支払いに要注意!」の記事で解説した通り、2019年のゴールデンウィークは5月1日が特別に休日になった結果、本来の予定より3日分休日が増えて10連休になりました。
超大型連休の悪い余波を受けるのは飲食をはじめとするサービス業の方と、時給・日給制で契約している非正規雇用者です。詳しくは「【2019年GW】10連休の余波は立場の弱い人に…時給・日給制の非正規雇用者は給料が減る!?」の記事をご覧ください。
全世代で貯金が0円の人が増えていますし、アラサー世代ならまだ奨学金の返済が終わっていない人もいるでしょう。たかが3日、されど3日。当初の予定より3日分お給料が少ないというのは、多くの人にとって(ただちに致命的ではないにせよ)大きなダメージになりえます。
また正規雇用で毎月の給与が安定していても、10日も休みがあるなら、少しぐらい副業をしてお金を稼ぎたいと考える人も多いでしょう。明治安田生命のアンケート調査によると、ゴールデンウィークはでかけずに家で過ごすと答えた人は74.4%にも上りました。
空いた時間で稼ぎたいなら、短期のバイトや単発のバイトがオススメです。短期・単発のバイトとはどのようなものかご紹介します。
短期(単発)バイトってどんなもの?
あなたは学生時代にどんなバイトをしていましたか? 筆者は主に家庭教師とコンビニ店員でした。典型的な大学生のバイトですね(笑)
一般的に「アルバイト」というとシフトを組んで週何日か働く仕事を思い浮かべると思いますが、世の中には想像以上に多くの「単発バイト」「短期バイト」があります。特に今年のゴールデンウィークは休暇が長いので、さまざまな仕事が人手不足でピンチヒッターを探しています。
代表的な短期・単発バイトをご紹介します。
イベント設営・案内スタッフ
ゴールデンウィークには全国各地で様々なイベントが開かれます。ライブや展示会などが代表的ですね。
大規模なイベントになるほど、準備・片付け・案内などにたくさんの人出が必要になります。イベント前日に机と椅子を設置したり、イベント当日に列整備をしたり、物販でスムーズに人を捌いたりと仕事はいくらでもあります。
設営と片付けだけなら拘束時間は数時間だけなので、ちょっとだけ働きたい人にぴったりです。ただしこのゴールデンウィークは天候が不安定で雨も降るそうなので、風邪と熱中症両方に注意が必要です。
販売員
最近はコンビニやスーパーで働く外国人は珍しくなくなりました。それだけ販売員が不足しているということです。
ゴールデンウィークに限らず長期休暇になるとどうしてもシフトが埋まりづらくなります。それなのにどのお店もお客さんが増えます。1日~数日だけシフトの穴埋め要員を探しているお店はたくさんあります。
倉庫内軽作業
商品1つあたりの値段を下げるには大量生産する必要があります。ほとんどの工程は自動化されていますが、最後の組み立て作業は人の手でやったほうが早くて安いことが多いです。
高級なアイテムを入れる化粧箱を組み立てる作業や、ペットボトルのおまけをつける作業、100円ショップで販売されているようなプチプラ商品を組み立てる作業などは、人手があればあるほど助かります。
配送業のアシスタント
ネット通販やフリマアプリの隆盛で流通・配送業がパンクしているのはご存知だと思います。配送車に荷物を積み込む作業や、ドライバーと一緒に行動して配送を手伝う作業、倉庫で荷物を仕分ける作業、チャリアカーで近隣に配送する作業などは常に募集がかけられています。
荷物の仕分け作業は、上記の倉庫内軽作業に分類されることもありますが、「軽作業」とは名ばかりで結構重労働なので注意が必要です。
在宅でできる仕事
デザインやWeb制作、ライティングなど、自宅のPCでできる仕事も大量にあります。スキルさえあれば高単価の仕事を請けることもできます。
また在宅でできるタイプのテレアポや、ECサイトの荷物発送作業、データ入力などはスキルがなくてもできます。
スキルがあって普段も時間に余裕があるなら、本格的に副業にできる仕事もあります。
短期(単発)バイトの探し方
短期・単発のスポットバイトはいったいどこで募集しているのでしょうか?
バイト募集サイトで検索する
正社員や派遣社員の仕事を探すならいまどきネットを活用しますよね。バイトも同じで、バイト探し専門サイトを利用しましょう。
バイト求人サイトでは、細かく条件付けして求人内容を絞ることができます。短期や単発なら、働きたい希望日のみで検索をかけることも可能です。
スマホやPCから応募できますし、職業によっては電話応募も可能です。1日のみの仕事なら、履歴書不要・お給料手渡しという条件もまったく珍しくありません。
単発仕事専門の派遣会社に登録する
派遣会社といえば週5日フルタイムの仕事を紹介してくれるところというイメージがありますが、実は単発の仕事専門の会社もあります。Web上で登録するだけで働ける会社と、毎日開かれている登録説明会に出る必要がある会社があります。
一度登録しておけば、お仕事情報が毎日メールで送られてきます。希望とマッチした仕事があれば働きたい意思を伝え、現場に直行直帰します。
お給料は日払い(手渡し)と銀行振り込みが選べます。
クラウドソーシングで案件を探す
在宅でできるPCを使った仕事は、クラウドソーシングサイトで人員募集がかけられていることが多いです。デザインやプログラム、Web制作といった難易度の高い仕事は単価が高く、誰でもできるデータ入力や簡単なブログ記事作成は単価が安いです。
クラウドソーシングで仕事を請ける場合、時給換算してあまりにも安すぎる案件は避けるべきです。また引き受けた以上は必ず仕事を完遂しましょう。もし途中で荷が重いと気づいたら早めに連絡しましょう。
避けた方がいいバイトって?
求人サイトを検索するとたくさんの短期・単発バイトがヒットします。1日だけのものもあれば、規定日数以上出勤する必要があるもの、逆に1日のうち数時間だけで済むものなど様々です。
求人数が多すぎて、逆にどれを選んだらいいのかわからなくなるくらいです。自分の都合とマッチしているものならなんでもいいと思いますが、これだけはやめた方がいいというものを上げておきます。
体力がない人の「倉庫内軽作業」
上でも触れましたが、倉庫内軽作業の中には、とても「軽作業」とはいえない重労働の仕事も含まれています。荷物の集荷や仕分けがそれにあたります。
倉庫内軽作業をするなら、「座ってできる」「女性多め」「主婦・リタイヤ層歓迎」と書かれているものを選ぶべきです。時給は安いですがDM封入や商品組み立てといった軽い作業をオススメします。運動不足の方が荷運びをすると腰や膝を傷める可能性があります。
また作業場所は冷暖房完備と明記されているものがいいですね。逆に冷凍食品やクール便の仕分けは非常に冷える上、体力的にもキツいので避けたほうが無難です。
在宅でできるテレアポ・テレオペ
テレアポ(テレフォンアポインター)やテレオペ(テレフォンオペレーター)といえば、コールセンターに集まって、ヘッドセットを付けて電話をかけるイメージがありますよね。
スマホが普及した現代、在宅でもテレオペ系の仕事ができるようになりました。
必ずしもすべての在宅テレオペ・テレアポ仕事が悪いわけではありませんが、求人の中には気を付けるべきものも紛れています。例えば自分のスマホとLINEアプリを使う仕事などは、セキュリティ的に避けた方がいいでしょう。
また単純に、電話応対の仕事は多大なストレスがかかるので、時給が高くても精神的にわりに合わない場合も多いです。もし受ける場合は十分に吟味してから応募してください。
バリバリ働いて10連休中も稼ごう!
働き方改革推進法案が2019年4月に施行されたこともあり、非正規雇用者だけでなく正規雇用者の中にもお給料が減る見込みの人がいます。その一方で副業が解禁された企業も多いでしょう。
お金のなさは心の余裕を奪います。3日分のお給料減少が気になる方や貯金を減らしたくない方は短期・単発バイトに挑戦してみるのも悪くない選択です。幸いいまの日本は労働力が不足しているので、バイトには事欠きません。
何も予定がないのなら、家でダラダラゴロゴロするよりも、適度に働いた方が五月病対策にもなります。
ただし無理は禁物です。本業に響くような働き方や、普段とかけはなれた働き方で心身を壊してしまったら元も子もありません。過度な負担をかけない範囲で頑張ってくださいね!