トレンドのイエローはアラサーには難しいかも…
2019年もはや2ヶ月が過ぎ(!)空気が次第に春めいてきました。
「【2019年2月】春の花粉症シーズンの始まり! 東京は長期間飛散するかも!?」でお伝えした通り花粉が乱舞していますし、「「寒の戻り」「花曇り」「三寒四温」春によく聞くお天気用語を解説!」でご紹介した通りまだまだ寒い日もあります。
年度末特有の忙しさもあいまって疲れが表に出てしまいがちな季節ですが、せめてファッションくらいは軽やかな装いにチェンジしたいですよね!
2019年春シーズンのトレンドカラーの1つに「イエロー」があります。華やかで明るくて春らしい素敵な色です。しかしピンクやパステルカラーと同じく可愛らしさ・若々しさ・幼さを強調する効果があるので、アラサー世代にとってははっきり言って選ぶのが難しい色です……。
春といえば「キレイ色」が定番ですが、明るすぎたり鮮やかすぎたりするイエローはNGです。年齢不相応のイエローを選んでしまうと若作り感が丸出しになるどころか、張り切りすぎて却ってものすごく老けて見えるオバサンっぽくなってしまいます。
かといってトレンドから離れ「守り」のファッションに徹するには、20代後半や30代は若すぎます。定番カラーが好きならともかく、年齢を理由にキレイな色を諦めるのはつまらないです。
この記事では、アラサー世代を美しく見せてくれるトレンドカラー・イエローの選び方や使い方をご紹介します。
くすみ・アイシー・スモーキー! 色温度を下げて
イエローは有彩色(白・黒・灰以外の色)の中で最も明るい色です。主張が強く、軽やかで、元気な印象を与えます。よく言えば若々しく、悪く言えば子供っぽく見えるので、大人の女性が取り入れるときは注意が必要です。
くすみカラーで顔色がよくなる
「【2019年春】パステル人気は継続! アイメイクはくすみピンクで甘さを抑えて大人っぽく♡」でご紹介した通り、2019年春シーズンは「くすみカラー」も流行しています。
「くすみ」にいい印象を持っている人は少ないと思います。ただでさえ若いころよりお肌がくすんでいるのに、服の色までくすませたらモッサリと暗くなって老け込むんじゃないかと心配になりますよね。
実際にはほんの少しだけくすんだ色を身に着けると、お肌が相対的に明るく映ります。
イエローが難しいのは明るすぎて浮いてしまい、お肌が実際よりくすんで見えるからです。つまりお肌のトーンを考慮してちょっとくすんだ色味を選べば、イエローだってちゃんと馴染みます。
暗すぎは野暮ったい
一口に「イエロー(黄色)」と言っても、レモン色のようなピカピカ光る色から黄土色のような暗い色までさまざまな色味があります。こうした色味は「彩度」「明度」の違いで決まります。
「彩度」とは色の鮮やかさのことです。最も彩度が高いのは混じりけのない純色で、白や黒が混じるほど彩度が低くなります。「明度」とは色の明るさのことです。白が多いと明度が高く、黒が多いと明度が低くなります。
明度がちょっとだけ低い色を「くすみカラー」と呼びます。ちょっとというのがミソで、黒成分が多いと元の色の鮮やかさが失われ、暗い印象になります。
トレンドの「くすみカラー」が「スモーキー」と表現されるのは、明るい灰色を重ねたような色味だからです。うっすらグレイに寄せることで、イエローがもともと持つとびぬけた明るさが抑えられ大人っぽい印象に変化します。
オレンジ・グリーン寄りのイエローを選ぶ
くすんだイエローが好みではない方や似合わない場合は、色相をズラすのもアリです。赤や青は黄色より暗いので、オレンジっぽいイエローやイエローグリーンは、純粋なイエローよりも落ち着いて見えます。
また灰色ではなく薄い水色でくすませたイエロー(アイシーイエロー)も人気です。暖色の黄色に寒色の青をほんのり足して、色から感じる温度を冷まします。
ホワイト・ネイビー・水色! 合わせる色次第で雰囲気が変わる
くすみイエローが馴染むかどうかは、合わせる色にかかっています。例えばいくらトレンドだといっても、パステルピンク×くすみイエローはちょっとありえないですよね。
イエローに合わせるならとろみのある白か淡い水色がオススメです。イエローの力強さと華を優しく抑えるイメージです。
社会人のキレイ見せ定番カラーのネイビーも比較的相性がいいです。黒を選んでしまうと工事現場か阪神タイガースになってしまうので(笑)注意が必要です。
インナーに用いるならアウターとの相性も考えましょう。「【2019年春】デキる女は着こなしも完璧! お悩み別トレンチコートの選び方」でご紹介した通り、トレンチコートが空前の大ブームになっています。サイズや形だけでなく色にもこだわりたいですね。
リブニットやプリーツスカート、ストライプ入りなど、単色に見えないアイテムを選ぶとグッと大人っぽく見えます。
小物ならキッチュな色遣いが光る
イエローは膨張色です。赤や青よりも大きく広がって見えます。ですので黄色い服は必要以上に面積が広く感じられます。
くすみイエローを用いることで膨張効果はある程度抑えられますが、細見せを狙うのはとても難しいです。
服装の悪目立ちを避けたいなら、小物にイエローを取り入れましょう。膨張色であることを逆手に取れば「小粒でピリッと」効果も期待できます。ワードローブがベージュやネイビーなどの定番カラーばかりの方でも、小物なら冒険しやすいと思います。
くすみカラーは灰色が混ざっているのでどうしてもぼんやりとした印象になってしまいます。小物なら服よりもビビッドでキッチュなイエローでも違和感は出にくいでしょう。
パーソナルカラーによってはメイクやネイルにイエローを取り入れるのもいいですね。
等身大のイエローを心掛けて
イエローは難しい色です。だからこそイエローを着こなせる女性はとても素敵に見えます。
年齢を理由にオシャレを諦めるのはもったいないです。かといって年齢と不釣り合いなファッションは、見る人に変な印象を与えてしまいます。少なくとも仕事をしているときは年相応の恰好をすべきです。
トレンドを抑えつつ大人の女性らしく上品にイエローを着こなすなら、くすみカラーを選ぶか、小物まで含めたトータルコーディネートに気を遣いましょう。
あなたに似合うイエローを見つけて、春色ファッションを楽しんでくださいね。