父(男性)への贈り物は難しい
母の日と比べて忘れられがちな「父の日」。毎年6月の第3日曜日が父の日です。2018年は6月17日です(なんと今週末ですよ…!)
母親は同性ゆえになんとなく何が欲しいか想像がつきますし、なんなら気軽に欲しいものを尋ねられますが、父親となると話は別です。同世代の男性でも何が欲しいのかいまいちわからないのに、離れて暮らす父親が欲しいものなんて想像もつきません。
VENGA読者、つまりアラサー~30代のお父様となると50代後半~60代くらいでしょう。50代後半でまだバリバリ仕事をされているのなら、仕事で使うものを贈るのが無難ですが、問題は還暦を超えてリタイアされている場合です。
本記事では条件ごとに喜ばれる父の日のプレゼントをまとめました。
まだまだ現役50代後半!
一番プレゼントを選びやすいのは、おそらくお父様がまだまだ現役でバリバリ働いている50代の場合でしょう。どんな職業でも必ず消耗品はあります。いつもより高級なものを贈るのがスマートだと思います。
父親へのプレゼントといえば「ネクタイ」を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はあまり喜ばれません。というのも男性のネクタイは、女性のアクセサリーにあたるものだからです。よっぽど趣味にあっているものや、手持ちのスーツと合わせやすいものでない限り、気持ちは嬉しいけど使いづらいアイテムなのです。
ネクタイよりオススメなのがハンカチです。これからの季節、暑くなりますからハンカチは何枚あっても困りません。営業用に持ち歩ける高級ハンカチでも、実用性重視のタオルハンカチセットでも、きっと喜ばれるでしょう。ハンカチだけでは寂しいので、両親が揃って使えるディナーチケットを添えるのもいいですね。
父親世代なら時計や革靴を大切にしている人も多いでしょう。そういった高級品のお手入れグッズも喜ばれます。お母さまにこっそりLINEでお父さまの愛用しているブランドを訊いて、手入れ用のフロス(布)やブラシ、革へ塗り込むクリームなどを購入してはいかがでしょうか。
そろそろ引退?アラ還(60歳前後)
最近は定年を65歳まで伸ばす人も多いですが、一応60歳は仕事人生の節目の年に当たります。現役続行なら社会人的なアイテムを贈ればいいのですが、引退となると悩みますよね。
仕事はひと段落したけれど高齢者というほどの歳ではない男性には、お酒やコーヒーなどの嗜好品が無難です。ちょっと高級なお酒、お父さんが好きなコーヒー豆や高級なコーヒーメーカー。事前に母親に相談して、キッチンスペースを侵食せずお母さんも一緒に楽しめるものを選ぶのがポイントです。
ただ、タバコやお酒は健康のためにもそろそろ控えてほしいですよね。これは筆者の友人が実際にやったことなのですが、「このブランデーは将来値上がりします。お父さんの将来のために使ってください」と手紙を書いたそうです。実際どの程度値上がりしたかは知りませんが、友人のお父様は大事にそのブランデーをしまい込んでいるそうです(笑)
引退して第二の人生を歩む父親へ
65歳を超えると本格的に引退する人が多くなるでしょう。この年代からは健康が一番大切です。趣味を楽しむためにも身体が資本です。
趣味があってやりたいことがはっきりしているのなら、直接連絡を取って欲しいものを訊くのがベストです。また直接趣味に関係なくても、膝のサポーターや動きやすい靴なども喜ばれます。年寄り臭くない、垢ぬけたデザインのものを選びましょう。
無趣味で今後のことが心配なお父様なら、温泉旅行など家から出る機会をプレゼントするのもいいと思います。長年働き続けてきて今はただ休みたい、という父親の気持ちもわかりますが、ダラダラする時間が長くなりすぎると体力も落ちてしまいますし、認知症にもかかりやすくなります。
趣味があったはずなのに引退しても手につかないという人は、身体に問題があることがままあります。老眼が進んで手元が見えにくくなったり、関節が痛むようになったりといったちょっとしたことでも、案外気力は萎えるものです。サポートするアイテムを贈れば、また元気なお父さんに戻ってくれるかもしれません。
上司に相談してみるのもアリ
もし父親と上司が同世代で、コミュニケーションがうまく取れているのなら、いっそのこと上司にプレゼントを相談してみるのもいいと思います。同世代でなくても、年上の男性視点で貰うと嬉しいものを教えてくれるかもしれません。
筆者も飲み会で上司に軽く相談したことがあります。父の趣味はオートバイなのですが、上司のアドバイス通りに首に巻くとひんやりするタオルとオートバイのプラモデルを贈ったら、随分喜んでくれました。
わざわざ質問に行くのは気が引けますが、飲み会のような機会があるのなら相談するのもアリだと思います。
「父のために」の気持ちが大事
ついつい母親よりもないがしろにしてしまいがちな父親…けっして嫌っているわけではなくて、性別が違うと何に喜んでくれるのかわからないんですよね。本当は会いに帰るのが一番だとはわかっていますが、とりあえずは父の日のプレゼントを贈って待っててもらいましょう。