はじめに
女性ファッション誌やネット記事、YouTubeなどでさまざまなヘアアレンジが紹介されていますね。これらを実践して、毎日違うヘアスタイルを楽しんでいる人も多いでしょう。
しかし髪の毛が多すぎる人にとって「簡単にできるヘアアレンジ」はけっして簡単ではないのです。髪が薄いよりはましだといわれがちですが、毎朝まとまらない髪と格闘する身としては、多すぎるのも辛いです。
この記事では髪が多すぎる人の特徴やあるあるネタ、対処法などをご紹介します。
髪が多いとは?
そもそも髪が多いとはどういう状態をさすのでしょうか。おそらくほとんどの人は「髪のボリュームが出すぎる」ことを髪が多いと表現していると思います。ボリュームが多い人は、「髪の量が多い」「髪が太い」「くせっ毛」(+髪が傷んでいる)ことが多いようです。
日本人の平均的な髪の量(髪の毛の本数)は、約10万本程度です。多い人は13~14万本、少ない人は6~7万本だそうです。1つの毛穴からはえる毛の本数は1本とは限らないので、毛穴の数=髪の数とはなりません。
単純に髪の量(本数)が多い場合は当然ボリュームが出やすくなります。が、必ずしもボリュームの多い人の髪の量が多いとは限りません。髪の1本1本が太ければ、多少量が少なくても薄く見えないからです。ですので若いころはボリュームが出すぎて困っていたのに、年とともに薄毛が目立つという人もいます。
当然もっともボリュームが出てしまう人は、髪の毛が太くて、髪の量が多くて、くせの強い髪質の人です。
髪が多すぎる人あるある
髪のボリュームがあると「いいね」とよく言われます。「薄いよりマシじゃん」とも言われます。しかし髪が多いとけっこう苦労が多いんです。
ポニーテールがごん太になる
後頭部でゆれるポニーテール。軽やかなイメージがありますよね?
髪が多い人が後ろで髪を1つに結ぶと、ごん太になります。まさに馬のしっぽ。印象は「強そう」な感じです。束ねた根本を掴むとわかります。細い髪の女性の2倍くらいはありそうな、たくましいポニーテールになっているはずです。
三つ編みがしめ縄になる
無造作に三つ編み(編み込み)をして毛を引っ張り出して…というアレンジがよくありますが、髪が多い人にとってゆるふわな三つ編みなど存在しません。まず2つに分けた程度で編める量になりません。無理やり編んだらしめ縄が出来上がるだけです。
ヘアピンが止まらない
ヘアアレンジに欠かせないヘアピン。髪のパワーが強すぎて、うまく刺さらないしとまってくれません。たくさん指しても気づけばヘアピンがはじけ飛んでいます。
髪ゴムが切れる
髪ゴムは消耗品です。ノーマルサイズのゴムでも一週間あれば簡単にへたります。おしゃれ用の小さな輪ゴムでは束ねることすらできず、結うときにパチンと切れます。細めのゴムも同様です。
ヘアアクセサリーは壊れる
クリップやバレッタの類のアクセサリーは、髪の圧力に負けてはじけ飛びます。バナナクリップを使ってポニーテールのようにまとめることなんて不可能です。
プラスチックでも金属でも留め具が変形し、下手すると真ん中からパッキリ折れます。ちなみにわたしはカチューシャを折ったこともあります。
くるりんぱができない
ねじるだけでおしゃれに変化をつけられるくるりんぱ。すでに定番のアレンジですが、髪が強すぎてくるりんぱできません。無理やりやってもまるで形状記憶合金のように戻ってしまいます。
美容室で気まずい思いをする
カットした髪が山のように溜まり、アシスタントさんが何度もモップ掛けしてくれます。カラー剤を丸ごと一本使い切るなんて当たり前。ドライヤーは2人がかりです。そして美容師さんに「将来安心ですよ」と慰められます…。
想像するとギャグかコントのようですが、これが髪の多い人の日常です。アレンジができないので諦めてひっつめている人も多いのではないでしょうか。
髪が多い人に似合う髪型
アレンジが難しいのなら髪型を変えることで対処しましょう。ここでは髪が多い人に似合う髪型をご紹介します。
前下がりショートボブ
2018年春シーズンに大流行中のボブカット。その中でも人気の「前下がりショートボブ」は髪が多い人のためにあるような髪型です。顔の形を問わないのもポイントが高いです。カットのラインを揃えるとすっきりして見えます。
ベリーショート
軽やかに見えるのはベリーショートです。直毛すぎるとボーイッシュなイメージが強くなるので、パーマをかけるか、くせっ毛の人におススメです。
ストレートロング
ボリュームの多さを逆手にとって、ストレートのロングに挑戦するのもありです。キューティクルを維持できれば、大人の女性を演出できます。
ボリュームを減らしたいからといって梳きすぎるとかえって広がってしまいます。目標の髪型を美容師さんに見せて相談してみましょう。
髪が多い人がすべきこと
髪は傷むと広がってボリュームが増えてしまいます。日常生活でできる対処をご紹介します。
風呂あがりはすぐに乾かす
髪は濡れたまま放置すると傷んでしまいます。お風呂から上がったらすぐに乾かすようにしましょう。タオルを使ってある程度水分をとり、ドライヤーは上から下にむかってかけてください。髪の根本の水分をきちんと乾かすことが重要です。
髪を保湿する
髪に十分な水分がいきわたっていると広がることはありません。髪質ごとにヘアケアができるシャンプーやコンディショナーが販売されていますので、保湿効果の高いものを選びましょう。また週に2~3回程度トリートメントを行うのも効果的です。
ボリュームを減らすブラシを使う
ブラシにも色々ありますが髪のボリュームを減らせるブラシも販売されています。プラスチック製のブラシは静電気が発生するのでNGです。つげ櫛もおすすめです。
まとめ
髪のボリュームが多くて困っている人は、髪型を変えて、毎日のヘアケアに気を使ってみてください。きっと見違えるように髪が言うことをきくようになると思いますよ。