はじめに
チョコやクッキーのように日常的にマシュマロを食べる人はどれくらいいるのでしょうか。ふわふわと丸くて愛らしいフォルム。見た目から受ける印象より、もっちりとした食感。それでいて口に入れると甘く溶けていく儚さ。
マシュマロはもっと市民権を得られるポテンシャルを持っていると感じるのですが、いまいちメジャーになりきれないお菓子ですよね。
日本では脇役的な扱いを受けることの多いマシュマロですが、アメリカやフランスではとても愛されています。そのまま食べるよりも、ちょっと手を加えて食べるのが欧米流。「こんなレシピもあるのか」と驚く食べ方もあります。
そこで、ホワイトデーのお返しでもらったマシュマロを持て余している人へ、マシュマロの魅力を引き出す4つのレシピをご紹介します。基本的にマシュマロのアレンジレシピはとてもかんたんで、気軽に試せるものばかりです。ぜひ試してくださいね。
ココアに入れる
もっともスタンダードなアレンジレシピといえば、マシュマロを乗せたホットココアでしょう。アメリカでは、あらかじめマシュマロが入れられたココア粉末が市販されているほど人気です。ココアとマシュマロはとても相性がよく、万人受けします。
マシュマロを乗せるととても甘くなるので、砂糖を含まない「純ココア」に入れるのがおすすめです。ココアの熱でマシュマロはホイップクリームのように溶けだします。マシュマロを乗せるだけで贅沢なティータイムが楽しめます。
ココアに限らずカフェオレや抹茶ラテ、ミルクティーやホットミルクに浮かべても美味しく飲めます。クラッシュアーモンドやオレオをトッピングすれば、朝食代わりにもなりますよ。
スモア
2017年に発売された、羽田・成田空港土産の「タルトスモア」の人気が高まっています。「スモア」とは焼いたマシュマロのこと。キャンプやBBQなどでマシュマロを串に刺し、直火で炙るのはアメリカやカナダで定番の食べ方です。
正確には、焼きマシュマロをサンドイッチのようにクラッカーに挟んだものをスモアと呼びます。マシュマロはちょっと焦げ目がつくくらいまで焼き、チョコレートソースやキャラメルソースをかけて食べれば、至福の時間が過ごせるでしょう。
日本では屋内で直火を使うのは難しいので、トースターを使います。バターを塗ったアルミホイルを敷き、トースターで数分焼くだけ。マシュマロの甘い匂いにほっこりと癒されることうけあいですよ。
マシュマロ入りブラウニー
チョコレート製品との相性が抜群にいいマシュマロ。マシュマロブラウニーはとても簡単に作れるので、普段お菓子作りをしない人にもおすすめです。
ブラウニーの作り方は実はとても簡単で、オーブンがなくてもレンジさえあれば上手に焼けます。小麦粉もちょっとくらいダマになっていても大丈夫。アメリカの家庭料理は誰でも気軽に作れるのが特徴です。以下に2人分のマシュマロブラウニーのレシピを掲載します。
材料(2人分)
小麦粉30g
卵1個
板チョコ1枚
ココアパウダー大さじ1
生クリーム大さじ1
バター20g
マシュマロ適量
パウンドケーキ型(500ml牛乳の空きパックでも代用可)
作り方
1.ケーキ型にクッキングシートを敷くか、薄くバターを塗っておく
2.バターと適当に割った板チョコをレンジに20秒ほどかける
3.小麦粉、生クリーム、ココアパウダー、卵を入れ、全体になじむまでかき混ぜる
4.生地をケーキ型に流し、ちぎったマシュマロを適当に散らしてレンジに7-8分かける
このとき1~2分ごとにレンジを止めて、様子を見ながら温めるのがポイント。湯気がが出て膨らみ、竹串で刺しても生地がつかなくなれば出来上がりです。お好みでドライフルーツやくるみ、ブロックチョコを入れてもおいしいですよ。
マシュマロヨーグルト
「マシュマロヨーグルト」も簡単なのでおすすめです。作り方はマシュマロをあけたボウルの中に無糖ヨーグルトを入れ、ラップをかけて冷蔵庫で1晩置くだけ。
朝にはババロアやムースのような食感のデザートに変身しています。シンプルな味わいでペロッといけちゃう、食べ過ぎ注意の1品です。
まとめ
他にもマシュマロとバターを溶かしてシリアルを混ぜて作るシリアルバーや、アイスクリームを包んだマシュマロの表面を焼いて食べるフローズンスモアなど、マシュマロを使ったレシピはたくさんあるのでぜひ試してみてくださいね。