はじめに
ニキビができる原因は、人によってもそれぞれ。生活習慣や、体質、また環境の変化などでもできると言われています。そんなさまざまな原因の中で、ニキビができやすいとされている食べ物について、ご紹介した後、ニキビケアに効果が期待できる食べ物についても見ていくことにしましょう。
そもそも、ニキビができる原因って?
私たちが普段、呼吸をするように肌も呼吸をしています。毛穴からは「皮脂」が排出され、肌そのものをバリアする役目も持っています。
これが正常に保たれている場合は、ニキビのない肌でいられますが、何らかの原因で、この皮脂が過剰に分泌され、毛穴を詰まらせてしまうことがあります。
この「詰まり」がニキビなのです。ニキビには、いろんな種類があり、できる場所もそれぞれありますが、ニキビができるメカニズムは同じです。
ニキビを防ぐには「皮脂の分泌を正常に保つこと」「ターンオーバーを正常なサイクルにすること」
ニキビを防ぐためには、「皮脂の分泌を正常に保ち、毛穴を詰まらせないこと」そして「肌のターンオーバーを正常なサイクルに促すこと」がとても重要です。
肌のターンオーバーが活発に行われるということは、それだけ新陳代謝がされているということ。それでは、この2点をクリアするためにはどうすれば良いのでしょう?
日頃のスキンケアなどももちろん大切ですが、ここではニキビケアに最適な「食べ物」に関して、いくつかご紹介していきます。
ニキビケアにはビタミンの摂取が不可欠!
ニキビケアには、「皮脂の分泌をし過ぎないこと」「肌のターンオーバーを正常に保つこと」が大切と説明しましたが、これはそのまま食生活にもあてはまります。この2点をサポートしてくれるのが、
ビタミンB群と、ビタミンC、ビタミンAです。
特にビタミンBは、ニキビケアの強い味方!中でもニキビケアに大切なのはビタミンB2とB6の栄養素だと言われています。ビタミンB2は納豆・卵・乳製品・うなぎ・レバーなどに含まれています。主に、「脂質を分解してくれる」栄養素で、皮脂の分泌を抑制する働きも持っています。
これに対し、ビタミンB6は、豚肉・まぐろ・ささみ・にんにくなどに含まれ、主に「肌の新陳代謝を促してくれる」栄養素です。また、ビタミンB2と同様、皮脂の分泌を抑えてくれる効果もあります。
ビタミンCの摂取も忘れずに!足りない分はサプリメント等で補っても◎
ビタミンB群を摂る場合には、忘れずにビタミンCも摂取するようにしましょう。ビタミンCはアセロラやレモン、柿といった果実をはじめ、ピーマンなどの緑黄色野菜にも多く含まれています。ピーマンは野菜炒めにして、加熱して摂るとさらに◎。
またビタミンCは肌のさまざまな代謝を促してくれるばかりか、抗炎症作用でにきびそのものを防いでくれる効果もあります。ただし、ビタミンCは、体内で吸収しきれない分は尿と一緒に排出されてしまいます。そのため、こまめにビタミンCを摂取することが必要と言えます。
忙しい現代社会で、野菜やその他の食材で毎食栄養素を摂取するのはなかなか大変なもの。足りない栄養素はサプリメントなどで補うなどして、ニキビケアにつとめましょう!
バランスの良い食生活が必須!
ただし、ニキビケアをしたいからといって、これらの食材ばかりを食べるのはNG。食生活の偏りは健康上のバランスも崩す恐れがあります。栄養素のとりすぎにも注意しましょう。
ニキビを悪化させる特定の食べ物があるわけではありませんが、摂り過ぎに気を付けたいのは、「糖分」。これは、ニキビの「エサ」となる皮脂をつくってしまう原因です。
炭水化物や、アルコール類、またお菓子などあらゆるものに糖分は含まれており、知らず知らずのうちに摂取しすぎている場合もあります。「糖分を摂り過ぎたかも?」と思った場合にはビタミンB,ビタミンCの摂取も行うようにしましょう。
さらには、油脂が多い揚げ物やファストフード、辛い食べ物などもニキビには悪影響だと言われています。これらの食べ物を摂取するのも、控えたほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ニキビケアに必要な食べ物、またニキビを悪化させる食べ物についてご紹介しました。
「体は食べ物からつくられる」という言葉があるように、ニキビを体内からケアするのも、とても大切なことです。洋食中心の食生活から、おかずをひとつ和食にするだけでも、食生活は変えられます。できることから徐々に始めていくようにしましょう。