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知っておきたい!制汗スプレーの効果と害を紹介します!

はじめに

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日本で最も一般的な制汗剤といえば、やはりスプレータイプです。

海外の方に比べ、日本人は元々体臭が少ない方が殆どなせいか、手軽さと価格の安さの両面からもマイルドなスプレータイプが大きな支持を受けています。

しかし一方、あるデータによれば日本人でも10人に1人はワキガ体質とも言われています。10人に1人であれば確かに少数派ですが、それでも日本人全体で見たらかなりの人数です。

単一民族だからと簡単にくくってしまえない状況ですね。さて、それでは巷に溢れる制汗剤。どんな場合に何を使うべきか?そして注意点は?ここでは特にスプレータイプに絞ってお伝えします。

制汗スプレーはどんな時に効果的?

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まず、市販のスプレータイプの制汗剤が向くのは、あまり大汗をかかず、体臭もあまり深刻でなく、軽い汗臭さを改善したい場合に向いています。

そして、使い方のポイントとしては、くれぐれも汗を拭きとったあとの清潔な肌に使うこと。そうでないと、制汗力のある製品ですら、汗で流れてしまいます。

また、自分が必要なのは制汗力なのか、消臭力なのか、またはリフレッシュ感なのかでTPOに応じて使い分けるのも良いです。製品によって、特徴がそれぞれあります。

どちらにしても、出先や時間のないときには、自分の肌に合った汗拭きシートと併用することをおススメします。

その上で、大多数の日本人にはスプレータイプで問題なしとされていますが、いわゆるワキガタイプの人には向きません。

制汗スプレーが逆効果なケースもあります。

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制汗スプレーが逆効果となるのは2種類のケースで考えられます。まず第一に、大汗をかいたとき。そして第二が、いわゆるワキガタイプの方です。

大汗をかいたときに制汗スプレーを使うと、一瞬ヒンヤリして汗臭さも消えたような気分になるのですが、何故逆効果なのでしょう?

まず、どのような制汗剤も汗をかく前に、清潔な肌に塗ったりスプレーしたりしないと、汗で流れてしまいます。そして、沢山汗をかいたからと言って、とにかく消臭力のある制汗スプレーをかけまくると、20~30分位は誤魔化せるかもしれませんが、汗で流される薬剤の量も重ね付けするほどに増え、その結果関係ないところの肌が痒くなったり、合わない場合はカブレることもあります。

更にはその薬剤が原因で、衣類のシミを作る原因にもなることがあります。

また、沢山汗をかいて、ただでさえ汗臭くなっているところに、何度も制汗スプレーをかけることで、汗のニオイと制汗スプレーの香料が混ざって、ニオイがさらにパワーアップしてしまうケースもあり、「一応対処している」と納得している本人以外はとても息苦しいというような状況を作ることもあります。

そしてワキガである場合は、清潔な肌に使用したところで、元々消臭スプレーは向きません。参考までに以下に挙げるのは、自分がワキガタイプかどうかの判断方法で一番一般的なものが耳垢の状態で見極めるというものです。

耳垢が乾いていれば非ワキガ・ちょっと湿っていれば軽度~中度のワキガ・粘り気のある茶褐色の耳垢が付くようなら重度のワキガ

…と、言われています。

この場合、特にスプレータイプの制汗剤は効果は望めず、むしろ逆効果とも言われています。ワキガの方はスプレーでなく、ワキガクリームを試しましょう。

気を付けて!制汗スプレーが黄ばみの原因になることも!

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普段制汗剤を使用しない人のTシャツの脇が黄ばんでいたら、それはワキガの可能性が高いです。

これはアポクリン腺から出る特有のベトベトした汗によるものです。脇の黄ばみの強さとワキガのレベルは比例するとも言われています。あまり、ワキガが強いようであれば、専門医にかかることも視野に入れるといいでしょう。
根本的な解決を望む場合は最も推奨される手段です。

また、ワキガでない方の場合でも、エクリン汗腺からの汗由来のぼんやりした輪郭の汗ジミが残ってしまうこともあります。これは、汗をかいた衣服を洗濯まで、ちょっと長く置き過ぎたことによるものです。洗濯をこまめな頻度にすることで解決されます。

そしてもう一つの黄ばみの原因が、制汗剤由来のものです。全ての制汗剤が黄ばみを作るわけではなく、製品ごとに違いがあるようです。

制汗剤由来の黄ばみかどうかを見分ける為には、暫く制汗剤の使用を止めて、黄ばみが解消するか、様子をみます。当該の制汗剤使用を止めることで黄ばみが解消するようであれば、その制汗剤が黄ばみの原因ということですから、別の制汗剤を試しましょう。

知っておきたい!制汗スプレーの害と危険性

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何事も使い過ぎで褒められるような薬剤はないと思いましょう。制汗剤も同様です。

汗の出を抑えたいときに、制汗力が称賛される製品を使うのであれば、使用目的自体は果たされますが、それだけ毛穴を塞ぐ力があるということです。毛穴が塞がれれば汗や皮脂の分泌に支障が出ますので、いろいろな肌トラブルは考えられます。

更に制汗剤には殺菌剤も入っているので、肌にいる常在菌も死滅します。ですのであまり体臭が強くないのに、制汗剤を使いすぎたりすれば、肌を守る役目を持つ常在菌が死んで、肌のトラブルの元にもなり得ます。

更に制汗剤に含まれる化学物質の中には、汗と化学反応して塩酸を作り出すものも含まれることがあります。これは痒みのもととなるので、安易に制汗剤を使うということ自体が危険なことだとも言えるのです。

これらを合わせ考えれば、敏感肌な人や、肌への影響を気にする場合は、オーガニック製品も視野に入れて考えることをおススメします。

まとめ

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どんなものでも上手に使えば薬になり、間違った使い方をすれば毒にもなり得ます。

ここでご紹介した内容を参考にしていただき、更にご自分にとって必要な情報が何なのかをしっかり分析して、よりご自分に適応させたデオドラントケアを見つけていただければと思います。

また、制汗スプレーの威力や効果に不満な方は、海外製の製品を試すということもありますが、外国製の製品は香料が強くて、嗅覚的に合わないケースやもありますので、気を付けましょう。

もしもスプレータイプに不満がある場合は、クリームやローションタイプなど、いろいろあります。特に軽度~中度のワキガである場合は、市販のクリームで評価の高いものもあるようですので、試してみるのもいいでしょう。