はじめに
花粉症で何の対策もしないで過していると、鼻水やくしゃみが本当に1日止まらないことってありますよね。おかげで鼻の頭も周囲も真っ赤になってしまうし、常に赤くてトナカイみたい。おまけに目までかゆくて、鼻が詰ったりして散々な思いをしますよね。
花粉症で鼻水がダラダラな時って、頭も重く感じてしまいますよね。鼻の通りがスッキリしないから不快感も満載で、首から上の重い感じは花粉症患者なら誰でも感じるでしょう。この鼻水や鼻の不快感が原因で、花粉症でも熱が出ることがあるんです。
あまり熱が出ることは、花粉症では騒がれないので風邪引いたかな?と思う人が多くいます。私も実際によく風邪と勘違いすることがあります。今回は、花粉症によって熱が出る時の対処法などをご紹介します。
どうして花粉症で熱が出るの?
面倒な事に花粉症の症状と風邪って、似ていることが多いのでハッキリ区別が付かない時ってありますよね。風邪なの?花粉症なの?とわからなくなってしまった時には、鼻水の状態で状態を認識するようにしましょう。サラサラとした水のような鼻水の場合には花粉症ですが、粘っこい感じのベタベタ下鼻水が出れば、間違いなく風邪の症状です。
花粉症で熱が出る時は、この鼻の炎症が原因なんです。花粉そのものが熱を出させているわけではありません。鼻がグチャグチャ詰ったり、鼻水がスルスル流れ出たりする鼻の炎症が原因で、十分な量の酸素が脳に送られなくなってしまうために、熱が出たり頭痛がしたりするんです。
ちょっと特徴的なのが、空気清浄拭きをフル稼働させている室内では何の問題もないのに、外へ出たら頭が重い上に、微熱程度の熱が出ちゃったりします。しかも花粉症の時期は毎日のように繰り返すので、正直イライラしてしまいます。
花粉症って意外に体力を消耗します。このおかげで体の免疫力が落ちてしまい、通常ならば問題ないのに弱っているせいでウイルスに感染してしまう人が多くいます。そのために風邪を引いて花粉症と同時に熱が出るということもあるんです。
花粉症のせいで熱が出る場合は、インフルエンザのような高熱ではなく微熱程度の37℃前半までがほとんどです。37.6℃以下であれば花粉症の熱ですが、これを超える熱の場合は風邪と言われています。
花粉症で熱が出た時の対処法は?
花粉症の症状で鼻水や鼻詰まりの症状と共に、微熱が出てしまう場合の対処法としていくつか手軽にできる方法をご紹介しましょう。自分に合った対処法で乗り切ってくださいね。
免疫力をアップさせる
花粉症の熱が出る、そもそもの原因は体の免疫力が落ちているためです。食生活を改善したり、睡眠時間をしっかり確保して生活環境を整えることによって、規則正しい生活を送るようにすれば自然と体の免疫力を高めることができます。免疫力を高めて、花粉症の症状を最低限に抑えるようにしましょう。
花粉を体内に入れないようにする
免疫力を高めることももちろんですが、花粉症の原因である花粉自体を体内に入れないように努力することも対処法になります。外出時にはマスクや眼鏡、ゴーグルなどで花粉を吸いこんだり粘膜に吸着させる量を減らすようにしましょう。室内では花粉症の時期には空気清浄機や加湿器を24時間フル稼働させるようにしましょう。
可能な限り外出しない
花粉症の時期には、花粉を体内に取り込んでしまうようなことは極力避けるのがおすすめです。
日常的にウォーキングやマラソンなどをしている人は、花粉症の時期だけでも室内でできるスポーツに切り替えるのも対処のひとつです。ストレッチやヨガでは運動した気になれない!という人には水泳もおすすめです。
花粉症で熱が出て頭痛もする場合
花粉症の人で、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりなどの症状と共に頭痛もする人が多いのではないでしょうか。特に鼻水や鼻詰まりの酷い人には頭痛は切り離せないものでもありますよね。
とにかく鼻詰まりなどの鼻の症状によって、酸素が脳へ行かなくなってしまうので酸素不足で頭痛が起こるんです。鼻の粘膜が花粉が付着してアレルギー症状を起こして腫れてしまうのが原因です。鼻から吸い込む酸素が不足しちゃってるんです。
夜中に鼻詰まりを起こして眠れない日が続くのも、頭痛の原因になります。寝不足な時とか穏やかに安眠できない時って花粉症じゃなくても頭痛がしますよね。
加えてくしゃみの連発なんかで筋肉が緊張しちゃって、首とか肩凝りになってしまいますが、これも頭痛の原因と言われています。
確かに花粉症でくしゃみする時は両手で口を覆い隠すし、鼻をかむ時の姿勢や仕草でも首や肩の筋肉を酷使しますよね。常に酸欠のような状態なので、花粉症の時期は慢性的に頭痛がするのが悩みですね。
強力なミントキャンディーや鼻詰まりに効果のある香りを嗅ぐことでも、脳に酸素を送り込む事が出来て気分転換にもなってスッキリしますよ。
花粉症で熱と共に寒気がする場合
花粉症で鼻詰まりによって微熱が出ている場合に、寒気もすることってありますよね。ゾクゾクとした寒さが背中を駆け上がって来る気味悪さと言ったら表現のしようがありません。
これは体が花粉を異物とみなして体外になんとか追い出してやろうとする防御反応が原因なんです。ゾクゾクする寒気を体が感じ取ることによって、防御反応で体温を高くしなくては!と体温調節を行っているのです。
花粉症で熱があって寒気もする!という場合には、あなたの体がしっかりと守られている証拠なんですよ。この防御反応を手助けできるのは、自分自身しかいません。ゆっくり体を休め、可能な限り早く寝て体温を上げるようにしましょう。
風邪じゃないのに寒気がする時って、体内に入り込んだ花粉をウイルスと勘違いしちゃっているんだそうです。体の防御反応って面白いですね。
花粉症で熱が出た時の薬は?
花粉症には風邪薬が効かないのはご存知ですよね。花粉症と風邪ではウイルスかアレルギーかの違いなので、間違えて飲んでも全く効果はありません。
ヴィックスヴェポラップなどの塗り薬を、使用して鼻の通りをよくするだけでも、鼻の症状が改善されて熱が引く場合があるのでおすすめです。
何よりスーッとした香りが炎症を起こしている鼻をノックアウトしてくれる感じで気分が良いことこの上ありません。中には気休めにしかならないという人もいますが、病は気からという諺だってありますからね。
花粉症で熱が出ている場合には、風邪ではないので飲み薬を使うならばアレルギー反応を全般的に抑える薬がおすすめです。
風邪薬では効果がありませんが、市販の解熱鎮痛薬は効果があります。飲む時には胃腸などが荒れることがないように成分をよく調べてから飲むようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
花粉症で熱まで出るのかと腹立たしくなってしまいますよね。体の免疫力が高く鼻の症状も大したことがなければ問題ないのですが、風邪と違って短期間で症状が回復することがなく花粉症状は貯金のように体内で蓄積されていくので、食生活や生活環境を改善して花粉症自体を軽減できるように努めることもおすすめです。