今年も辛い季節がやってきた!
冬はどこに行っても寒いので出不精になりがち。しかし、2月頃から徐々に気温も上がり始め、アウター無しで出掛ける事もできるようになってきますね。
春の晴れた日は絶好のお出かけ日和!でも、そんな清々しい気分を一転させてしまう存在、花粉。花粉症に著しく悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか?
今や日本人の3人に1人が花粉症に悩んでいるという結果があり、その花粉症の中でも群を抜いて多いのがスギ花粉です。
もはや身近でスギ花粉症でない人を探す方が難しい程です。
今回はそんな気になる2017年のスギ花粉飛散量と飛散時期から、スギ花粉症の人が多い理由・スギ花粉症の対策まで詳しくご紹介していきます!
2017年のスギ花粉の飛散時期・飛散量は?
目や喉が痒くなったりくしゃみが出るといよいよ花粉の時期を感じますね。
2017年のスギ花粉飛散時期や量はどのようになっているのでしょうか?
まずは花粉飛散予測からご紹介していきます。
地域別!スギ花粉の飛散量
今年の花粉飛散量は、昨年に比べ少ない傾向にあるようです。
これは2016年の夏は例年より気温が高い日が多く、雨が少なかった事が理由として挙げられています。
しかし西日本以南は例年に比べ多い傾向にあるので、全国的に少ないわけではなさそうですね。
日本気象協会の最新予想情報(第4報)によると各地方ではスギ花粉飛散量はこのようになっています。
北海道 非常に少ない(地方平均値の30%)※ただし北海道は白樺花粉のみ
東北地方 やや少ない(地方平均値の70%)
関東・甲信越地方 やや少ない(地方平均値の80%)
北陸地方 例年並み(地方平均値の90%)
東海地方 やや多い(地方平均値の140%)
近畿地方 やや多い(地方平均値の110%)
中国地方 例年並み(地方平均値の100%)
四国地方 やや多い(地方平均値の110%)
九州地方 やや多い(地方平均値の110%)
関東から北上していくにつれてスギ花粉は少なくなっていきそうです。
逆に関西になるにつれて花粉飛散量は例年よりやや多くなっているようなので、花粉症の人は対策をしてくださいね。
スギ花粉の飛散ピーク時期は?
地域の飛散量は関西が例年に比べて多い傾向にありますが、飛散量はシーズンで常に一定ではありません。
一番気を付けるべきなのは花粉量がピークに達する時期です。
よりしっかり対策する為にも、ピークの時期を知っておきましょう!
東北地方 2月下旬~4月下旬
関東・甲信越地方 2月上旬~4月下旬
東海地方 2月下旬~3月中旬
北陸地方 2月下旬~4月中旬
関西地方 2月中旬~3月下旬
中国地方 2月中旬~3月下旬
四国地方 2月中旬~3月中旬
九州地方 2月中旬~3月中旬
花粉飛散量がピークに達する時期が最も長いのは関東・甲信越地方です。
飛散時期はほぼ例年並みと言われていますが、花粉の対策をする際にはピーク時期前にするようにしましょう!
どうして日本人はスギ花粉症の人が多いの?
実はスギ花粉症は、日本人特有のものだというのをご存知でしょうか?
海外でも花粉症は存在していますが、その原因となっている花粉は場所によって大きく異なります。
日本人を悩ませるのは圧倒的にスギ花粉が多いと言われていますが、どうして日本はスギ花粉症の人が多いのでしょうか?
その理由は、戦後に日本人が大量にスギの木を植えた事が原因と言われています。
スギの木が成長するに従って勿論花粉の量も増えていきます。
毎年スギ花粉患者が増え続けているのは、この木の成長が一因とされているんですね。
北海道と沖縄にはスギ花粉がないって本当!?
日本人の国民病とも言われているスギ花粉ですが、実は北海道と沖縄にはスギ花粉症が存在しないんです!
元々北海道と沖縄にはスギの自生がなく、植林するという文化がないのでスギの木そのものがほとんど存在しません。
ですが北海道には白樺がたくさん存在するので、スギ花粉と同じような諸症状をスギ花粉と同じ時期に感じる事があります。
沖縄にも日本人が花粉症を発症する原因の花粉である「ヒノキ」が存在しますが、沖縄にあるヒノキはコウヨウザンというもので、花粉症を引き起こす種類のものではないので花粉症に悩まされる事はないそうです。
実際東京で辛い花粉症に悩んでいた人が沖縄に引っ越した事で花粉症の諸症状が出なくなったという人もいるので、花粉症の人にとって北海道と沖縄はまさに天国の地ですね!
スギ花粉症は正しく対策しましょう!
スギ花粉症の辛い諸症状に悩んでいる人の中には病院に通っている人も少なくないかと思います。
そしてその通院している花粉症患者さんのほとんどの人が花粉飛散のピーク時期から薬を飲み始める事が多いようです。
ですが、花粉症の辛い諸症状を抑えるには初期治療が重要と言われています。
初期治療とは、花粉が最も飛散する時期よりも前から薬を飲み始めるというものです。
大体飛散ピーク時期の2週間前から服用し始める事が理想的だと言われており、これをする事によって抗アレルギーの十分な効果を得られるとされています。
なるべく早く病院に行って薬を服用するようにすると、例年に比べて諸症状が軽減したり発症を遅らせる事ができます。
花粉シーズンになるといつも耳鼻咽喉科も混雑しがちなので、早めの通院で混雑も割けられて一石二鳥ですね!
まとめ
スギ花粉って北海道と沖縄にはないんですね!日本全国でスギ花粉が飛んでいると思っていた人も多いのではないでしょうか?
やはり花粉症だけでなく、辛い症治療が重要だという事がわかりました。
今年は例年よりも花粉飛散量が少ない地域もありますが、例年の辛い症状をできるだけ緩和できるようにしっかり対策をしましょう!