人に見せられない足なんてイヤ!
お手入れに忙しい女性。できる事なら足から髪まで常に綺麗でいたいですよね。
ですが、毎日綺麗にしているのに、ある日爪が変色・変形している事に気づいて大ショック!なんて経験をしている女性って、意外と多いんです。
その症状、もしかして爪水虫に感染してしまっているかもしれません!
水虫は10人に1人が感染していると言われているかなりメジャーな病気。言わないだけで、結構みんな悩んでいたりするんです。
水虫は不潔にしているからなる病気、と思われがちですが強ちそうとも言えません。
誰がなってもおかしくない病気なのです。ですが、やっぱり恥ずかしくて病院にも行きたくない…というのが本音ですよね。
今回は爪水虫の治療はセルフでできるのか、病院での治療方法、費用などをご紹介していきます!
爪水虫は病院治療じゃないと治らない!?
爪水虫かも…と思ったら、まず薬局へ駆け込む人は少なくありません。しかし、実は水虫薬は爪水虫に効きづらいと言われています。
足水虫と爪水虫は種類が違い、足水虫に効果的な薬でも爪水虫に効果がない場合があるのです。
足の皮膚だけが感染した状態なら塗り薬などで治療する事は可能ですが、セルフで判別する方法はありません。
基本的に爪水虫は飲み薬と塗り薬の併用で治していくもので、処方される薬も個人によって違ってくるので、きちんと治すには病院がオススメです。
爪水虫の治療法はどんなものがあるの?
爪水虫の治療法は基本的に3種類あります。
・外用薬の使用
・内服薬の使用
・レーザー治療
ですが、この中の1つの方法だけで治療するという事は少なく、外用薬と内服薬の併用、それに加えてレーザー治療をするケースが非常に多いです。
最も多いのがやはり外用薬+内服薬での治療になります。
爪水虫は通常の水虫と違い、爪の外側から薬を塗っても中に浸透する事が難しく、悪さをしている菌の除去ができない事から塗り薬だけでは治療が難しいといわれています。
現在は、約半数の患者さんが効いたという実績のある爪まで浸透しやすい抗真菌薬が出ているそうなので、飲み薬を服用しなくても治療できる可能性もあります。
より早く確実に治したい!という人にはレーザー治療も手段の一つではありますが、この治療法はまだ日本で認可されているものではなく、現在では保険が利かない治療法になってしまいます。
ですが、レーザーを当てる事にとって爪水虫の菌を殺菌する事が出来、更に治療時間は10~20分と非常に短時間で治療できます。更にこのレーザー治療は特に痛みなども感じず、副作用もありません。
1回から数回程度の治療で完治する事が多く、ペースも1か月に1回程度の通院で大丈夫なので忙しい人でも安心ですね!
自費での治療になりますが、1回指1本あたり5000~6000円程度が目安です。
爪水虫の治療に使う内服薬には注意を
重度の爪水虫でも真菌を死滅させて完全に治す事ができるメリットがある内服薬。薬の成分が体内に留まってくれるので、効果が持続するのも魅力です。
実際外用薬と併用して使われる事の多い内服薬ですが、飲む際には注意が必要です。
爪水虫を治療のする時には≪ラミシール錠≫と≪イトリゾール錠≫という内服薬が使われています。
爪水虫に対する効果はどちらも9割以上に及び、外用薬では死滅させられなかった奥の真菌をも死滅させてくれる非常に効果が高い薬です。
しかし、この薬は肝臓に負担をかけてしまうというデメリットも存在します。
肝臓の機能が低下すると、黄疸が出たり体のだるさ、脱力感、体重減少や身体のかゆみだけでなくお酒に著しく弱くなったり足がむくんだりする症状が出ます。
そうならない為にも医師の指導を守り、定期的に血液検査をしながら治療する必要があります。
服用期間は一般的に3ヶ月から半年程度なので、何度も繰り返し血液検査をするというわけではありません。安心してくださいね。
完治するには一番的確な方法で、医師の指導に従って服用していれば問題ありません。
治療を終えるまでどれくらいの期間がかかるの?
病院での治療をしていても、通常の水虫と違い爪水虫の治療には長い治療期間を要します。というのも、除菌しながら感染している爪が生え変わらなければ完治できないからなんです。
爪水虫に感染している爪を無くして、綺麗な状態になるまでが爪水虫の治療期間です。
足の親指の爪が生え変わるまでだいたい半年以上、小指の爪が生え変わるまでは1年以上と言われているので、部位によりますが爪水虫の完治には半年~1年かかります。
「綺麗になってきたから」「もう大丈夫」と自己判断で中止してしまうと、すべてが水の泡になってしまうので根気強く治療していく事が重要です。
爪水虫は再発しやすく、自分以外にも感染するのでしっかり治したいですね!
爪水虫の治療費用はどれくらい?
病院や爪水虫の状態によって大きく前後する場合がありますが、おおよその治療費はこのようになっています。
・外用薬+診察代=5000円/1ヶ月
・内服薬+血液検査=2200円/1ヶ月
・レーザー治療=10000円/1ヶ月(治療部位が2本の場合)
病院や症状の度合い・治療本数によって変わるので、参考値と思ってくださいね。外用薬と内服薬の併用の場合は月額7000円以上かかりますが、そこまで高額ではありません。
外用薬のみでの治療の場合、完治率は20%以下と低い数値ではありますが、内服薬の服用によって80%以上が完治しているので、病院に通うなら外用薬との併用がベストです。
まとめ
爪水虫は女性にとって大事件ですよね。足元のおしゃれをする事の多い女性にとっては長期間の治療は辛いものだと思います。
爪水虫の治療にはお金と根気、時間が必要です。
しかし、爪に浸透しやすい外用薬も出て半数が効果があったという結果もあるので、今後は内服薬なしでも治療ができるようになるかもしれません。
再発してしまったり、大事な家族などに感染してしまうと大変です。悪化させないためにも、自己判断で市販の外用薬を使う事はオススメできません。
水虫に悩んでいる女性は実はとてもたくさんいるので、一度専門医に相談してみましょう!
早く治して、自信の持てる足になってくださいね!