爪水虫が発覚したら行くのは薬局?病院?
通常の水虫と違い、かゆみや痛みなどの初期症状のない爪水虫。ふと足を見たら白や黄色に変色していたら、びっくりしてしまいますよね。
見た目がどんどん悪くなっていく事が特徴的なのが爪水虫なので、一刻も早く治したいですし医師であっても見せるのは躊躇ってしまいますよね。
自分で治したい…と市販薬に頼ってしまいがちですが、普通の水虫と違って爪水虫は市販薬では治しにくいといわれています。
一刻も早く確実に治したい!という人の為に、市販薬の効果や薬の種類、塗り薬の塗り方などご紹介していきます!
爪水虫の場合、市販薬は効果ナシ!?
爪水虫になったら、まず市販薬に頼りたいですよね。ですが、薬局に売っている水虫薬の効果を見ると大抵足の裏に使用する液体やクリームタイプばかり。
本当に効くの?と思いながらも「普通の水虫も爪水虫も同じ水虫だから変わらない!」と思い購入して使ってしまっている人ってとっても多いんです。
しかし、同じ水虫でも普通の水虫と爪水虫は似て非なるもの。有効成分も全く違ってくるので、実は効果がないと言われています。
病院が休みの日や忙しい人の場合使ってみたくなりますが、効果が出ないまま悪化してしまったり、よくなっても薬を長期間使い続けないとぶり返してしまったりするので、やはり病院に行くのがベストです。
しかし、どうしても忙しくてしばらく病院に行けない…という人は、市販薬ではなく通販で売っている爪水虫用の塗り薬を使用するようにしましょう!
しかし継続的にそれだけで治す、というのは初期の段階でなければ難しく、その判断も自己判断では難しいので、あくまで非常用として使用するようにしてくださいね。
爪水虫を治す為に使われる薬はどんな薬?
患部の状態や悪化の度合いにもよりますが、基本的に病院で処方される薬は外用薬と内服薬です。
爪水虫は通常の水虫と違い、外用薬だけでは完治しづらいと言われている為外用薬と内服薬の併用で治療していきます。
外用薬だけで完治した人は今まで20%未満と非常に少なかったのですが、爪に浸透しやすい新薬「クレナフィン爪外用液」によって、外用薬のみでの治療ができるようになってきました。
爪水虫初期の段階の場合ではこの外用薬のみを処方される事もあり、更に爪水虫の治療は爪が生え変わるまで続けなければならなかったのですが、このクレナフィンによって半年で完治する人もおり、非常に期待が持てますよね!
しかしこのクレナフィンは薬価が非常に高く、一本6000円程度するんです。
人や爪水虫に感染している指の本数にもよりますが大体平均的に月1本~2本程度の使用なので、医師や症状と相談してみましょう。
爪水虫の治療薬の副作用とは?
外用薬と内服薬の併用で治療していく爪水虫ですが、気になるのはその副作用。内服薬を服用する場合は副作用について特に注意が必要です。
爪水虫の治療において服用するのは「抗真菌剤」。
内服薬は外用薬では果たせない真菌の死滅を担ってくれる働きがあり、この抗真菌剤は有効成分が長い間体内に留まってくれる事により効果を発揮します。
素晴らしいお薬ではあるのですが、この抗真菌剤は服用する事で頭痛や胃腸の不調、更に肝機能の低下などの肝障害、白血球の減少などの副作用が発生する為、服用している間は定期的に血液検査をする必要があります。
この血液検査は平均月に1回~2回程度となっていますが、保険が適用される検査なので金銭的な大きな負担になる事はありません。
また外用薬は、新薬のクレナフィンも含め塗った部分が水膨れなどの皮膚炎を起こす副作用がありますが、この副作用は正しく使わなかった場合に起こる事が多いようなので用法をしっかり守っていれば問題ありません。
新薬のクレナフィンはエタノールが添加物として入っている為、著しく皮膚が敏感な人に皮膚炎の症状が出る場合があります。
医師に予め伝えておく事で他の外用薬にする事もできるので、処方される際はしっかり皮膚が弱い事を伝えておきましょう!
爪水虫の外用薬の塗り方
通販で販売されている爪水虫薬を使う場合も、病院で処方された外用薬を使う場合も用法容量をしっかり守って使わなければせっかくお金を払っても台無しです。
より効果的かつ確実に爪水虫を治す為に、正しい外用薬の塗り方をご紹介します。
まず、外用薬は必ず1日1回、入浴後の清潔な状態の足に塗るようにしましょう!入浴後あちこち歩き回ってからでは汚れてしまうので、お風呂からあがったらなるべく早く塗る事を心がけてくださいね。
塗る順番は、爪全体→爪の両脇→爪の先端の順番が一番塗り残しも少なく済みますが、塗り残しがなければどの部位から塗っても問題ありません。
そして塗り終わったら必ず余分な薬を綿棒やコットン、ティッシュなどでふき取りましょう。このふき取りをしない場合、皮膚炎になる可能性があります。
少なすぎてもいけませんが、塗る量を多くしても治る早さは変わりません。爪水虫の外用薬は結構値段が高い薬なので自然に出てくる程度の量で問題ありません。
病院から処方される外用薬使用期限は1ヶ月とされているので、1ヶ月以内に必ず使いきるようにしましょう!
まとめ
いかがでしたか?
残念ながら薬局に売っている水虫薬は爪水虫にはあまり効果がなく、病院で治療する必要がありますが、病院が連日休みの年末やお盆の時期は通販で購入できる爪水虫専用のお薬を使えば悪化を防ぐ事ができるのでぜひ購入してみてくださいね。
万が一症状が改善されても、爪水虫は患部の爪が完全に生え変わるまで治療をしなければ再発してしまうものなので、安心せず必ず医師に相談しましょう。
冬の時期などは足の爪を見せる機会も夏程多くはありませんが、温泉などに入る機会があり、躊躇ってしまったり罪悪感を感じる事も少なくありません。
見せなくても足の爪はキレイな方がいいですよね。しっかり治療すれば治るのが爪水虫。早い段階で治して自信の持てる足になっちゃいましょう!