自転車で公共交通機関の三密を回避
新型コロナウイルス対策として、3つの密(三密)こと「密集」「密閉」「密接」をできる限り避けることが重要視されています。そのため在宅勤務(リモートワーク)や時差出勤が急速に普及しました。
しかしコロナ禍以前と同じように出勤しなくてはいけない職業や立場にある人も大勢います。感染リスクが高まることを承知の上で、混雑した電車やバスに乗らざるを得ない場合、とてつもなくストレスが溜まりますよね。
東京都心部に自宅や勤務先がある人にオススメなのが、「東京自転車シェアリング」を利用した自転車通勤です。人混みを避けられるだけでなく、運動不足の解消やダイエットもできます。おまけに運が良ければ通勤時間を短縮できるかもしれません。
自転車シェアリングとは?
自転車シェアリング(シェアサイクル、バイクシェアサービス)とは、共有の自転車を使いたいときだけお金を払って借りられるサービスです。コミュニティサイクルと呼ばれることもあります。都心部では「東京自転車シェアリング」のカバーエリアが拡大していて、特徴的な赤い自転車を見かけるのは珍しいことではなくなりました。
任意のポート(自転車置き場)で返却できる
自転車シェアリングの特徴は、貸出・返却の自由度の高さです。
借りられていない自転車は「サイクルポート(ポート)」と呼ばれる自転車置き場で待機状態になっています。利用者はポートで自転車を借りて、ポートへ返却するという仕組みです。返却するポートは借りたポートでなくてもいい、というのがポイントです。
「東京自転車シェアリング」のサイクルポートの数は2020年3月末の時点で、780にも及びます。運がよければ自宅と勤務先両方の近くにポートがあるかもしれません。そうでなくても駅間を電車に乗らず自転車で走破することは可能です。
ミニベロの電動アシスト付き自転車
登録されているシェアサイクルはすべて、ミニベロタイプの電動アシスト付き自転車です。車輪の小さいミニベロはいわゆるママチャリよりも加速力があります。さらに電動アシストのおかげで漕ぎだしが楽で、坂道も平坦と同程度のパワーでスピードを維持できます。
身体に負担をかけることなく、汗だくになることもなく、ママチャリよりも長距離を走ることが可能です。筆者がはじめて自転車シェアリングを利用したときは、アップダウンもある4.5km程度の距離を約15分で走破できました。慣れればもっと速くなります。
料金プランが3種類
東京自転車シェアリングの料金プランは、「1回会員」「月額会員」「1日パス」の3種類です。通勤にオススメなのは、1回会員と月額会員です。
1回会員 | 基本料0円 最初の30分:150円 30分ごとに+100円 |
月額会員 | 基本料2,000円/月 最初の30分:0円 30分ごとに+100円 |
1回会員は利用したいときだけ時間単位で借りられるプラン、月額会員は月額利用料を払う代わりに利用しはじめ30分は無料で借りられるプランです。利用回数が多い人は月額会員がオススメですが、片道だけ利用したい人やその日の天気・気温によって通勤方法を変えたい人は1回会員で十分です。
自転車シェアリングがオススメの理由
自転車通勤する際、自分で自転車を買うのではなく自転車シェアリングを利用するメリットをご紹介します。
利用料が安い
1回会員の場合、利用料は最初の30分が150円で以降30分を過ぎるごとに100円ずつ加算されます。自転車通勤にかけられる現実的な時間は30分以内なので、事実上片道150円(税抜)と考えていいと思います。
一方、電動アシスト付き自転車は一台10万円以上が当たり前の高級品です。毎日乗るわけではないのなら、自分で購入するより借りるほうが断然お得です。しかも自前の自転車を利用する場合は駐輪場代も負担しなくてはならないので、なおさらです。
自分で充電・メンテナンスする必要がない
当たり前のことですが、電動アシストの恩恵を受けるためには定期的な充電が必要です。乗っている最中に充電が切れてしまうと、車体が重いので大変な目にあうと思います。
借家住まいの人が充電するには、自室に自転車を持ち込まなくてはいけません。マンションの上階に住んでいる場合や玄関が狭い場合、充電は非情に面倒な作業になるでしょう。
また電動アシストの機構がついている分、メンテナンスは念入りに行わなくてはいけません。自転車シェアリングを利用すれば、日々の手入れや自転車店への定期的な持ち込みから解放されます。
保険が完備されている
自転車に乗る以上、転んだり、歩行者をはねてしまったり、何かにぶつかって傷つけてしまったりといった事故を想定しなくてはなりません。そのため自転車購入と同時に自賠責保険に入る必要があります。
自転車シェアリングは運営が一括で保険に加入しているので、利用者が個々に保険の心配をしなくても大丈夫です。
サイクルポート情報はアプリで確認!
任意のポートで借りて返却できるというシステム上、最寄りのポートに待機自転車が1台もない場合があります。あるいは電動アシストの充電が不足している可能性もあります。
そういった不測の事態を未然に防ぐために便利なのが、スマートフォンアプリの「ドコモ・バイクシェア」です。アプリからポートにある自転車の台数状況がリアルタイムで確認でき、さらに利用予約もできます。
上のスクリーンショットは渋谷駅付近のサイクルポートの自転車数(左)と、サイクルポートの詳細画面(右)です。もし目当てのポートに自転車がなくても、すぐに別のポートへ移動できます。ポートへ行く前に利用予約をしておけば、貸出作業もスムーズに進みます。
ドコモが提供しているサービスですが、auやソフトバンクの人も利用できますのでご安心ください!
まとめ:気候が良い時期は自転車通勤に挑戦してみよう
10月に入って空気がすっかり秋めいてきました。暑くも寒くもなくて、過ごしやすですね。熱中症や汗の処理が気になる夏、手や耳がかじかむ冬と違って自転車に乗りやすい季節です。
新型コロナが気になって運動不足になっている方も多いと思います。人混みを避けるついでに自転車通勤で身体を動かしてみてはいかがでしょうか。